ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 櫻木神社

お盆周辺に茨城の義母のところにお坊さんがいらして、お盆のお参りをするのが恒例になっています。
今年はそれが13日の午前中でした。
お坊さんは義母が教生で行った先の元教え子という方で、当時お住まいも大阪の義母の家の近くだったのかな?
今は全員が関東に住んでいるわけですが、お盆の行事の間はここは関西?という別世界です(笑)
一連の恒例行事が終わって雑談モードになるとお坊さんは義母を「ねえちゃん」と呼び、立場が逆転して義母の方が断然強くなります(笑)
なんでねえちゃんなんだろう?これは関西弁的親しみの表現なのだろうか?なんて勝手に思っているのですが(ちなみに故人のことは「にいさん」と言います。なぜ?と聞いてみたことはありません、笑)そんなこともなんだか不思議おもしろいです(笑)
義母と義兄の家族とうちの家族が勢ぞろいしてお経を読んでいただき、お焼香をしてお説教を聞きます。
年に一度の恒例行事です。
今回はお坊さんの都合で朝が早かったので、あっという間にまだどうかすると朝?という時間帯に終了しました。
圧倒的多数が大阪弁(義母やオットたちはもちろん、お坊さんも、義姉も)という環境になるので、なんとなくイントネーションがヘンになって帰ってくるのもいつものこと(笑)
「今、君たちがあるのは、父と母がいるからで、その父と母は亡くなったおじいちゃんがいてこそで、そのまたおじいちゃんは…ひとりでも欠けたら君たちはいません。」という恒例のお話も伺いました。
「このお話、何度聞いてもつよしさんのMCとかぶるなぁ」と思ったのも恒例(笑)
次の家に行かなくてはならないから…とお坊さんが駆け足で去って行かれるのも恒例(笑)
そのあとはお義母さん、お義兄さんやお義姉さんたちとひとしきりおしゃべり。
「お義母さん、わたしこの頃おなかまわりがそうとうヤバイんです!」と訴えたら、いきなりシャツの中に上から手が入ってきて」「ほんまや〜」と義母(笑)
お義姉さんが「わたしなんか、肩口のすぐ下にカーテンみたいなヒラヒラあるで!これ気持ちいいのよ。」と言い「わたしもあります!」とはりきって言ったら、義母が「まだまだやな。ここ触ってみなさい。」と腕まくりをして腕をヒラヒラさせながら貫録のひとこと(笑)
こんな会話をしている我が家なのです。えへへ。
それにしても多分5歳以上は年上と思われるお義姉さんの相変わらず美しいこと。
お義姉さんとわたしの名前はまったく字までそっくり同じなので、お嫁に来て完全な同姓同名になってしまったのですが、神戸生まれのお義姉さんはいつだって品があって美しく、なのに性格はあっさりさっぱり、時として男前で、多分わたしが男子として出会っていたら、好きになっちゃってたかも(笑)という感じ。
そんな話に花を咲かせつつ、お昼過ぎには解散となりました。
さて…ここからがこの日記の本題です。(前段が長いから…!)
まだレッスンの時間にはずいぶん間があったので、ちょっと前にいつも読ませていただいているブログの方が取り寄せていらした、素敵なご朱印袋が有名だという千葉県野田市櫻木神社というところに行ってみることになりました。
ここは義母のところからの帰り道にほど近いところ、前によく行っていた野田ジャスコのそばにあります。


鳥居をくぐるとうっそうとした、でも手入れが行き届いた感じの鎮守の森が広がっていて、うちの方では今年極端に少ない蝉の声がしました。
とても気持ちのいいところです。
この神社は大化の改新で活躍した藤原鎌足の子孫の冬嗣の三男嗣良が不毛な争いを避けて、都から東国に活路を見出したのだそうです。
ということは、遠く奈良から千葉に来られたということ、当時ありえないくらい遠路はるばるだったのだろうな〜ということが伺われます。
宗祀は851年だそうです。
847年ごろまでは朝廷の庭には梅が植えられるのが常だったそうなのですが、この頃朝廷では中国文化から日本文化への転換期の時代で、宮廷の梅も桜へ変わったのだそうです。
その(奈良の)宮廷を思い出す桜の木のもとに、五穀豊穣、一族と土地の繁栄を願い小さな祠が建てられたのが始まりだそうです。
…というようなことが神社のパンフレットに書いてあったのですが、これが少女漫画になってるパンフレットで度肝を抜かれました。
こういうパンフレット的なものの製作に関わることもあるアネもこれにはとってもびっくり(笑)
今あるきれいな社殿は平成7年に建立されたとのこと。駐車場もちゃんと整備され、とっても小奇麗なところでした。
また、ガラス越しにお祓いの様子が見えるようになっていて、「今なら予約なしでお祓いを受けられます。」とも書いてありました。
ゆっくりお参りをしてからおみくじを引いたら大吉。
この大吉を分け合いたい人がまわりにいっぱいい過ぎるくらいいるので、みんなの分、みんなの分と思いながらお財布に入れました(笑)
あまりにも気温の高い土曜日の昼過ぎだったので、あんまり人は多くなかったですが、桜の頃にはたくさんの参拝者が来られるのではないかしら。
そして、お目当てのご朱印帳袋はこれです。

そして御朱印はこれ。

桜の花びらの印が押してあります。となりに写っている栞も一緒にいただきました。
御朱印帳の方はとってもしっかりした生地で作られているので、まんまご朱印帳を入れて持ち歩こうと思います。
ちなみに子どもたちとオットはお守りをいただいて帰ってきました。