ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 奈良旅日記 7月11日編  その2 石舞台へ

 さて、続きです。
ここからは特に画像が多いので、やっぱりパソコン推奨です。
橘寺を出て元来た広い道に出ると、そこから石舞台までの道はちゃんと記憶に残っていたので、すんなりとライブが行われた場所まで行くことができました。
前回はこの辺まできたら人人人だったね〜とか、交通整理の方がものすごく多くいたね〜なんて話ながら自転車を駐輪場に止めたのですが、何もイベントがない時に行ったその場所はとてもとても静かでした。
まっさきに確認したのはもちろんライブ会場になっていた場所で…
 
とりあえず遠目から携帯でパチリ。
ちらっと見たらその緑があまりにも青々としていることに一番びっくりしました。そして空気がとってもおいしいです。
果てしなく広がる広々とした緑の中に、転々とシロツメクサがたくさん咲いていて、なんて美しいところだったんだろうと息を飲みました!!
右の画像は前回のライブの時にわたしたちがはまりそうになった「溝」画像(笑)
会場の中に、暗がりだとこんな風にトラップみたいさえ思える「溝」がいくつかあった気がします。
星空のライブも捨てがたいですが、昼間のライブもよかったなぁなんて思ったり。
晴れた暖かい日なら芝生の上にレジャーシートで、草の匂いを感じながらのライブもよかったなぁ…とか。
そういえば前回来た時はすでに薄暮の時間帯だったし猛烈に寒かったしで、まるで冬枯れの荒涼とした場所に行ったかのような感覚だったのですよね。
それが今回はというと断続的に降る雨もあってとても蒸し蒸ししていて、夏の空気です。
気がつけば天気はちょっとマシになってきて、とりあえず合羽はいらなくなってました。
ライブ会場だった場所も気になりますが、やっぱり石舞台に来たのだから「最初に石舞台を見なくては」ということで、石舞台古墳の方を見に行きました。
 
一応裏側とおもて側。反対側からも撮ってみました。この石の大きさにはそばで見ると度肝を抜かれます。重さが想像できない感じの大きさです。

これが石舞台の入り口です。
 
中はこんな風になっていて、わたしたちは『BARFOUT!でつよしさんがいた場所だーっ!!』と大喜び。
この日はつよしさんはいませんが(あたりまえじゃ、笑)とても感じの良いボランティアの方がいて、この古墳のことをいろいろと楽しく話してくださいました。
椅子があるのは、このボランティアの方が座っていた場所です。
その方は、ここは蘇我馬子のお墓にほぼ間違いないだろうとおっしゃってました。
巨石でできた石室はひんやりとしていて、思ったよりも広々としていました。天井の巨石と巨石の隙間から光が差し込んでいて、怖い感じではなかったです。
ボランティアの方が昭和の初期の頃のこの場所の写真を見せてくださったのですが、巨石の上に遠足の生徒たちが座ってお弁当を食べている写真があり、時代を感じたりもしたのですが(今はもちろん「そのようなことは禁止です」と書いてあります、笑)逆にこの石舞台古墳が造られた時代の7世紀はあまりにも遠い昔過ぎて、実感がわかない感じでした。
石舞台を見学した後は、1時過ぎてパワーが枯渇してきたので、アイスクリーム休憩をしました。
不思議とふたりともちゃんとご飯を食べたいとは思っておらず、十分にアイスで満足して、次はもうちょっとライブ会場に近づいてみることにしました。
 
ここがつよしさんたちが演奏したり歌ったりしていたステージ。良く見えなかったのも仕方ないと納得です。だって、地面と同じ高さなのですから(笑)
奥は意外と広々としていて、また雨が降ってきたので、地元の子どもたちが普通に雨をしのぎつつパパとサッカーボールを蹴ってました。身体を動かして遊ぶにも十分な広さです。
他にもちらほらと感慨深げにこの場所を眺めて画像を撮っているグループが何組がいて、きっとお仲間だと思いました。
  
これらの画像はつよしさん側から見た遠くの景色です。
こんな景色を見ながら歌っていたのかなぁ?なんて。
もちろん景色の手前にはすし詰めの人人人…だったわけですが(笑)

そして、こんな石の階段を登ったよね!?という思い出の石段。(一応載せておきます。)
わたしたちの場所はこの辺だった?見た景色はこんなだった気がする。こんな広かったっけ?などと会話しながら、客席側だった場所へ行ったり、ステージだった場所へ行ったり、ひとしきりライブの余韻に浸ってました。
その後、隣にある売店に立ち寄ったら、たくさんの野菜やおみやげを売っていて、ショコラさんがお野菜をレジへ。いいなぁ…と横目で見つつ、でもだらしないのでつぶさずに持って帰る自信がないし…なんて思っていたら、帰りの新幹線でその袋を取り出してふたつに分けて「これ、どうぞ。」とショコラさん。
せっかく苦労してきれいに持って帰って来たものをいただくなんて申し訳ないと思いつつ、その気持ちがうれしくて恐縮しつついただいてしまいました。
それがこれ。
 
トマトとひもとうがらしというシシトウに近いような甘とうがらしです。
翌日トマトはそのまま、ひもとうがらしは胡麻油で炒めていただいたのですが、これがびっくりするほどおいしくて、4等分して家族でちょっとずつ食べたのですが、誰のお皿もすぐにからっぽになってしまいました(笑)
ショコラさん、その節は貴重なものをごちそうさまでした。