ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 堂本剛 平安神宮公演 2012 9月14日 その1(追記あり)

朝8時過ぎの新幹線のぞみに乗って静岡あたりで一旦土砂降りになりました。
行きの新幹線は前回の旅と同じくbonyarihitsuji嬢と。
彼女はとっても交友関係が広くて、聡明な方なのでとたんにおまかせモードになっちゃう根性なしなわたし。その節は大変ご迷惑をお掛けいたしました(笑)
帰りは途中合流の予定のショコラ嬢と3人で夜行バスという強行軍スケジュールです。
さしずめこのメンバーではわたしは三女という感じなので、お気楽過ぎて大変失礼しました。
静岡をすぎたあたりで「うっわ〜っ!!雨だ〜っ!!土砂降り!」「でも通り雨じゃない?」
なんて言いながらしばらく行くと、晴れたり曇ったり雨になったり・・・なんとなく荒天の予感がビシバシとする中、10時半すぎに京都駅に到着しました。
奈良と大阪から出てきてくださった友人たちとうれしい再会をして、途中観光しながら数名のファン友達と合流しつつ、降ったりやんだり、大阪は雨らしい。奈良も降ったらしい。京都も局地的に降っているらしい・・・とやっぱり一番の関心事はお天気のままライブの時間を迎えました。
このあたりのライブ前のお話は別途書きます。
ここからはライブの感想です。
前の日記でも触れたとおり、なんいっても知らない曲が多かった上に一度しか聴いてないわけで、かなり記憶があやしいところもありますが、そんなことを言っていたらきっと仕上がらないので、構わず書きます(笑)
そんなこんなで、間違いを見つけられた方は遠慮なくご指摘ください!喜びます。
みなさまと作り上げるためのたたき台を作っている・・・くらいの気持ちで書きますので、わたしと同じように曖昧でも「ここはこうじゃなかったかなぁ?」というご指摘は大歓迎。
わたしのつたない感想によりみなさんの記憶を呼び起こし、お力をお借りして、より正確な記録になれば幸いです。
4時ちょっと前に一度会場にお参り&見学に行った時は最初雨は降っていませんでした。
椅子はほとんど設営が終わっていましたが、端っこの方はお参り時間が終わるまで座席が重ねられておりました。
ステージの上ではマイクのテストなどが行われていて、時々音が鳴っていましたが、鳴らしているのはスタッフさんでした。
お参りのためにステージの方へ近づいて行くと、「くにのうた」のPVの灯篭が目に入りました。
「っていうことは『くにのうた』はやるね!」と喜ぶわたしたち。
ほかに大太鼓を見つけて「ああっ!きっとレナードさんがいるんだ!!」とさらに喜んだわたしたち。
しかし、実際に会場入りした頃には、だんだんに雨が本格的になってきました。
多分オープニングの頃が一番雨がたくさん降っていたのではないかしら。
席についてしばらくはびしょ濡れの椅子を拭いたり、ゴミ袋に荷物をしまったり、いるものを出したり、合羽を着たり・・・それはそれは忙しくバタバタしていると、宮司さんがステージに登られて、恒例の御祓いをしてくださいました。
はじめはステージの方に向かって。そして客席側に向かって。
昨年はこの瞬間を見られなかったので、今年はその場にいられてうれしかったです。横でショコラさんが「こういうの、うれしいなぁ〜」とひとこと。うんうん。ほんとにね。
そういえば、参拝した時は楽器にビニールのカバーがしてあったのに、本番の時にはカバーは外されていて、楽器は大丈夫かな??とよけいな心配をしました(笑)
舞台の真ん中あたりに、四方に縄が張り巡らされた場所が作ってあって、その縄からところどころに白い紙の神社でよく見る御幣が下がっていました。
まるで中央部分だけが結界になっているみたい。
結界の中央にまだ記憶に新しい赤いシャママイクスタンドがあって、ああ、つよしさんの立ち位置はここなのか・・・とわかります。
そしてわたしたちは彼からまっすぐに降りてきて、ほぼ正面だということがわかり、ムダにドキドキしてきました(笑)
というわけで、ここからは1曲1曲、順番に書いていきます。

1.意志人間力(インスト&舞い)
バンドのみなさんが自然と入ってらして、まだつよしさんはいませんが、インスト曲が鳴り始めました。
「ちょっとアレンジは違うけどどこかで聴いたインスト??」とずっと思っていて、でもその瞬間にはなんという曲かは思い出せず。
翌朝帰ってからあちこちネットを見ていたら、どうやらその曲がshamanipponのアルバムのインスト集の方の1曲目「人間力」だということがわかりました。
☆追記:何人かの方に声をかけていただいて、この1曲目が「意思」じゃないかと教えていただきました。
そのあとわたしも何度も聴いてみましたが、間違いないと思いました。
移動ドで言うと「ラミソレミソラミソ ラミソレミソラミソ」
この音で確かにスタートしてました。ひょうひょうとしたイメージのものすごく印象的なフレーズですもん。
そのフレーズにベストマッチの舞でした。なんだか捉えどころのない、捕まえようとすると逃げてしまう風のような・・・
でも、タイトルが「意志」だということを考えるとこの平安神宮ライブでどんなことを伝えたかったかの一端が類推できるような気もします。
うっわ〜っ。みなさんのご協力の元、どんどん芋づる式に出てきます。楽しいです。
こうやって誰かの記憶によって引っ張りだされる記憶のからくりの不思議さがおもしろくなってきました。
コメントで教えてくださったPataさん、ツイッターでご指摘くださったYさま。Sさま。心よりの感謝をこめて。
さて。
本文に戻ります。
音楽が始まると緑のレーザー光線がまっすぐに客席に向かって走っているのが見えて、その光の中でたくさんの雨粒がキラキラと光ってそれはそれは幻想的な光景でした。
雨もまた舞台演出みたい。感動です。
曲の途中でなぜか急にキャーッという絶叫が後ろから(笑)
なんだか若いお嬢さん増えたなぁ。確実に年齢が若返ってるなんて思いながらもその騒ぎの元のヒトを見つけられないわたしたち。
ほどなくショコラさんが彼女にしてはすごい力で、わたしの身体ごと引っ張って「こっち」「こっから見てみて」と教えてくれました。
そしたら人の頭と頭の間から前の方へ踊りながら出てくるつよしさんを発見!!
そりゃあキャーっだわ(笑)
彼は黄金のお面を被っていて、下は着物をアレンジしたような赤い衣装。確か上下に別れていて、下は同じキレのパンツです。
袖口や襟のところが黒で赤と黒の模様が入っていて、下に白のTシャツだと思います。
お面なので髪型はまだわからず(笑)
その動きはダンスというよりも、踊りというよりも舞という感じ。
手の動きが日本の舞踊っぽいような感じで、でもとてもとても雄弁でした。
そしていつものダンスとは全然違うのに、顔が見えなくてもちゃんとつよしさんとわかる「しるし」がついていて(笑)顔がなくてもやっぱり好き(はあと)と思ってしまいました。
言っとけ〜(笑)
音楽に合わせて自在に舞うさまは、歌舞伎役者のようでもあり、能の役者さんのようでもあり、巧い俳優さんのパントマイムのようでもあり、サーカスで心を惹きつけてやまないピエロのようでもありました。ここだけで映画かPVの1シーンみたい。これみたら堤さん、なんて思うかなぁ?なんてことが浮かびました。
それからなぜか東大寺展で見た「伎楽」「猿楽」のお面が思い出され、確かかの伝統芸能にも舞もあったような?と適当なんだか不適当なんだかわからないたとえを思いついたのですが、後で調べてみたらこれがなかなかにビンゴな感じ。(彼が意図したものと同じかどうかは別として)
試しに伎楽のWikipediaのページ、あるいは猿楽のページに飛んでいただいてご覧になってみてください。
伎楽は「演技はすべて仮面をつけておこなわれ、無言のパントマイムと舞で構成される。また管楽器や打楽器による伴奏がつく。」と書かれているし、猿楽のところには「平安時代に神社仏閣などで舞われ、演じられたもので、時として手品、軽業などの芸も含む。」と書かれています。
さらに発展した「田楽」になると神道行事の一貫として、五穀豊穣を祈るという側面も出てくるそうです。
な〜んてことを徒然に考えて、おぉ共通点がいっぱい。平安神宮で行われるライブのオープニングにぴったり。すごい!!とひとり楽しんでしまいました(笑)こういうのって彼のファンは好きですよね〜。もちろん半分妄想入ってますから、本気にしないでてきとーに聞き流していただいて結構です(笑)
さて。
その話は置いておいて・・・
度肝を抜かれた1曲目が終わり・・・
2.くにのうた
ステージの手前に炎がぼーーっと上がりました。
そしてその人が白いギターを手に、仮面がすっと取られたら・・・美しいまっすぐな髪の毛のつよしさんが現れて、後ろからまたキャーっ!!の絶叫が。
はいはい、わかりますとも。
あちこちからかわいい!!と囁く声がさざなみのように聞こえてきました。
少しほっそりしたかな?髪の毛もちょっと短くなって、魅惑の(笑)小さな耳が見えてました。
始まったのは「くにのうた」。
もちろん場内はあっという間に沸騰していきます。やっぱりこの曲はあがります。
ところがところが・・・ここでわたくし、最大の不覚。メモ帳とペンを雨よけのゴミ袋の中にしっかりとしまってしまったではないですか!!うっわ〜っ!
まっいっかとも思ったのですが、そうはいきません。
というわけで、座り込んでまずはメモ帳を引っ張りだしましたがペンがない!!
暗がりでどうしても見つけられなくて座り込んで途方に暮れていたら、年下なのにいつだっておねえさんキャラのショコラ嬢が「どうしたの?」って冷静に。そして自分のゴミの袋の中からごそごそっとボールペンを探して貸してくださいました。
この文章が書けるのもショコラ嬢のおかげです。すみません。ありがとう。
ああ、ショコラさんの大事な大事なライブの時間を泥棒してしまいました。ほんとにごめんなさい。
ペコペコするわたしに「大丈夫ですから!」とさらに冷静にショコラさん。不出来な妹キャラですみませぬ。
この曲ではまず、いつもより何割か増しで音が重いことに気がついて、ドラムを見たらやっぱり。存在感抜群の緑の髪のDUTTCHさんでした。
わたしは自分的ラストshipの時にお目にかかりました。
更に、髪を切ったキュートな女性はもしや平岡さん?あれ?トランペットはわたしの知らない方だ。あっ!名越さん。竹ちゃん秋っぽくてステキ!あっ!滋賀のヤンキーの多聞さん。やっぱり衛藤兄弟がいる!!と次々確認していく作業も楽しくて。
その間にもつよしさんを見ては「きゃーっ!」「はぁ〜っ」とため息。
雨も一切構わず濡れたままギターを弾いているのですが、髪の毛がストレートで茶髪がちょっと濃くなったというだけで、カッコイイからかわいいに猛烈シフト。
まるで別人のようでした。
どっちもステキだけど、ものすごく新鮮に感じましたのことよ。
音までもが若干若返ったように感じたのはきっと気のせいでしょうけど(あっ!でも奏者が全体的に若かったかも?)つくづく飽きない人だなぁと思いましたのことよ。
そしてあっという間に2曲目が終了。
ここで一旦切ります。