ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 堂本剛 平安神宮公演 2012 9月14日 その2(追記あり)

3日間無事終了しましたね。
2日目と3日目は家族と過ごしながらおうちから応援してましたけど、お天気もよくなったとのこと、本当によかったです。
空が晴れて星空も見えたそうだし、わたしがものすごく気に入った「かならず〜♪」の歌で未確認飛行物体?流れ星?とおぼしきものも見えたと聞きました。
吹き渡る風さえも味方につけた素晴らしいいいライブになったそうで・・・よかったなぁ。
「残りの二日間も見られたらよかったのに。」と言ってくださった方もいらしたのですが、意外と本人的にはそうでもないです。比較的席にも恵まれて満足感が高かったせいかな。一日目だけでも、一日限りでも十分HAPPYで、うんと満たされた気持ちで日常に戻っております。
なによりつよしさんが平安神宮の方に「すごくいいファンを持ちましたね」と褒められてご満悦だったそうなので、彼を喜ばせることができてよかったなぁとうれしい気持ちでいます。
さて。
2曲目までは前の日に書いたので、今日は3曲目からです。
そして次あたりからどんどん知らない曲が出てきます。
今までの曲の進化バージョンだと思っている曲に関しても、ほんとにそうなのか確証はありません。
単に似たテイストの曲の可能性もありますが、感じたままを書きました。
「え〜っ!?それ違うと思う」・・・というご意見も大歓迎でございます。遠慮なくどうぞ。
冒険はやめて確かなことだけを書くというのも手だと思うのですが、それではちょっとつまらない。
答え合わせはオリスタかな?楽しみ怖いですけれども、こういう機会は滅多にないので、楽しんでみようと思ってます。
というわけで、すべての文章の責任はレインにありますが、本当かどうかは不確かだ・・・という前提の元、それでもいいよという方は続きを読むからどうぞ。
3.にひ
shipと同じく「ひふみよ Yeah〜っ!!」のあと「チュっ!!」でスタート。
後ろのお嬢さんたち絶叫し過ぎ(笑)わたしは瞬間ヘンなふうに息を吸い込んで、そのまま息を止めて続きに聞き入ってほどなく息が苦しくなりました(馬鹿〜っ! 笑)
初めてここで彼の歌声を聴きました。声の調子は良さそうです。
この辺で一旦冷静になって、舞台の全体を眺めます。
結界のようになっている四角い部分には、つよしさん以外ほとんど立ち入らず、今回バンドさんたちは彼を取り囲むように半円状にぐるっと取り囲んでいますが、shipと比べてひとりひとりと十分に距離があります。
だから、今回のつよしさんはshipより、よりコンダクター的で「つよしさん 対 みなさん」という構図になっています。
衣装は多分羽織のリメイクなのですが、わたしのところから見るとゆったりとした赤と黒ヒョウ柄のローブのようでもあり・・・その中からのぞく顔や腕はとてもほっそりしてちょっと儚げでした。
それでもやっぱり腰のあたりのカーヴははっきりとわかって、ゆらゆらと腰をくねらせながら歌う姿はオトナの色気。ギターをつまびく姿はさらに5割増しで色っぽかったです。
無防備に雨に濡れていたのにあまり気に止めていないかのような表情で、濡れるに任せてましたが、いっぱい濡れてもくるくるにはなってなかったと思います。それで、やっぱりドライヤーでくるくるを伸ばしただけじゃなくて、ちゃんとパーマをかけ直したんだろうなぁと思いました。
首すじのあたりにも雨なんだか汗なんだかが流れていて、それが照明に照らし出されてひゃ〜っとなりました。色気5割増し(笑)
ビジュアル、ギターを弾く姿勢、歌声、いろいろと気になるところが多くて、見ているのが忙しかった1曲でした(笑)



4.時空(もしくは時空とコード進行が似ている曲)
「にひ」のあとキーボードのところに行って、座って音を鳴らし始めます。
この曲は、いろいろな書き方をしている方がいらっしゃいますが、わたしは「時空」なんじゃないかな?と思いました。
あるいは違うかもしれないですが、コード進行が時空ととってもよく似ていました。
白っぽい、あるいは淡いむらさきや水色の照明がとても涼しげで、時にその光は放射状に広がって光っていました。
灯篭にもライトが当たって、水色やうすむらさきに染まってとても美しかったです。
最初はつよしさんを中心に静かに音を鳴らします。
本格的にピアノを弾き始めてからそんなに時間が経っていないわりに、堂々とした迷いのないタッチですごいなぁ。
演奏も普通にさまになってます。やっぱりお客さんの前でいっぱい弾いているからかな。タッチが、指の運びが、手首が・・・ちょっと見ない間にまた成長してる!!と尊敬!そしてちょっとジェラシー。わたしも練習しよっ!!
彼が高々と手を上げるとバックのみなさんが一斉に音を鳴らし、緩急をつけます。
この前半の部分は総じて穏やかで宇宙、それこそ時空を漂うような神秘的な広がりのある音。
さて。
今回の曲が「時空」かどうかはっきりわからなかったのは、この静かで安らぐメロディーの次に「展開部」がやってきたからです。
展開部のあたりになると、急に照明の色も変わります。
赤や青の原色の光がステージを覆い、鳴っているコードが心を不安定にいざない、みなさんがtutti(全体)で速いパッセージを次々と繰り出します。
「混沌」という言葉が脳裏をよぎり、この中間部で鳴っている音には、宇宙で言えばブラックホールのようなイメージを持ちました。
ここ、ものすご〜くドラマチックでしたよ。しばらくテンポが速いフレーズをみんながめいめい鳴らしまくったり、不意にブレイクが入ったり。予測がつきにくいリズムやメロディーが次々と繰り出されたあとで・・・
また、嵐が去ったかのような静かな音が戻ってきて、証明もまた青、うすむらさき、白い世界へ。
ここからは、この日、髪の毛がボブでちょっとショートになって、よりキレイになった平岡さんの奄美大島っぽい歌声が響いて、またいいスパイスになってました。
この展開部を挟んでの変化がすごくおもしろくて、もしやいつぞやかの年始に奈良で初めて披露された時空が、またひとつ、新しい扉を開いて生まれ変わったんだろうか?なんてことを思って感慨深かったです。(全然違ったら笑えるけど、笑)
最近日本で生まれる楽曲たちはどんどん生まれては使い捨てられていく印象ですが、彼の曲たちはいつだってスタンバイOKになっていて、ちょっとずつ形を変え、少しずつ手を入れられ、進化しながら育っていく。
そういう感じがとっても好きだと思いました。
ところで。
また静かな時空のメロディーに戻ったところで、つよしさん曰くところの「ここを弾いていれば大丈夫〜」な音ってなんだろう?という疑問を思い立って、ある音とない音に耳を澄まして聴いてみたら、多分ない音はファとシ(移動ドで)なんじゃないかと思いました。そこが多分弾いちゃいけないNGポイント・・・かな?(違うかもしれないけど、笑)わたしにはそう聞こえました。
耳に聴こえた音を移動ドにしてランダムに抜き書きしてみたら・・・
ミレドラララ ミレド↑ソ↓ラララ  ラドレミソミレラドミレドレ・・・・・・と、こんな具合に。
と、その時たまたま鳴っていた音を聴いたとおりに書いてしまいましたが、確証はありません。
時空だったんだか、まったく新しい曲だったのかもわかりません。
どの曲に関してもまったく説明がなかったので、いつか本人に聴くしかないわけですが(笑)答え合わせがおもしろ怖いこの頃です。



5.つよしさんがベースを弾いたインスト曲
そして次なるは、つよしさんが黒いベースに持ち替えて・・・
アップテンポのエネルギッシュな音を鳴らしはじめました。
この曲は細部まできちんと決められているというよりは、より原石っぽい感じがして、すごく好きでした。
リズム隊がものすごくずしんずしんとくる音を鳴らしていて、これは多分DUTTCHさんとレナードさんが元を作ってらっしゃるのだと思ったのですが、おなかに響く重い音で曲がとっても締まりました。
衛藤兄弟の対決があったのはこれだったかな?太鼓に合わせて照明も点滅していて、なんとなく危険な危うい匂いもする、引っ掛かりのある曲でした。
ビブラフォンのような音や、ちょっとテクノっぽいピコピコ音も鳴っていた・・・とわたしメモ。細部まで覚えてないのが残念!
その中でつよしさんは気持ち良さそうに速いベースを弾いていて、わたしはその鳴らしている音を「ビュンビュン」と表現してました。飛ばしている感じがしたのかなぁ。
また「ベンベン」とも書いてあってちょっと三味線風味?
大きなベースを自在に操っているのに、まだまだあり余るエネルギーを持て余しているようなそんな感じもして、ものすごくかっこよかったです。
ここでもまた印象的なフレーズを殴り書きしてあって、あってるかどうかわかりませんが「ドドシシ↑ファファミミ・・・」チャッチャッチャラ チャッチャチャラ・・・ああ、そのあとが覚えきれない!と、泣き言まで書いてあるわたしメモ。わっはっは。

追記:仲良しさんのおひとり、Mさんがなんと続きを含め書き取ってらっしゃいました。
「ドドシシ↑ファファミミ ↓ララファファミミドド」
こんな印象的なちょっと和?なフレーズが何度も何度も演奏されてましたよね。
ここだけユニゾン(みんなが同じフレーズを弾く)で音の層が厚くなってめっちゃ印象的でした。


というわけで、続きは3で。