ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 辻井伸行さんのCDたち

 今日はヨガの日だったのですが、電車を降りてふと、びっくりするほどチャキチャキ歩いている自分に気がついてなんで!?と思ったら、頭の中でずっとリストのハンガリー狂詩曲が鳴っていたことに気がつきました。あの曲のテンポで歩いていたのです。一日あのテンポのまま暮らせたらいっぺんにいろいろなことが片付くかしらん!?(笑)
 なぜそんなことになっているかというと、特ダネで今時の人であるところの辻井伸行さんが生で演奏してらっしゃったのを聞いたのです。
 リストのハンガリー狂詩曲第2番はわたしの大好きな恩師の先生も得意とされている曲なので、元々大好きなのですが、あたりまえですが弾く人によって様々に個性が出て面白いなあと思いながら聞いていました。
 それにしてもあのまっすぐに伸びた小指。わたしが小さい頃ピアノを習っていた頃にあんな指で弾いたら、多分先生の手がパシッと飛んで来てこっぴどく叱られたに違いない形ですが、あの形でもいい音が鳴っているのは紛れもない事実で…多分弾き方というものは、その人の指の強さとか形とか長さとか、様々な個性によって何種類もあっていいのだろうなぁと思うのだけれども…やっぱり生徒たちにはきっとこれからも最初の一歩としてはやっぱりオーソドックスな方法で教えるんだろうなぁ…なんてことを思ったり。それにしてもあの1曲にかける集中力の素晴らしさにびっくりしたり。
 もう1曲生演奏された「ロックフェラーの天使の羽」は小学校の6年生の時に作曲されたそうですが、自分の6年生の時を思い出しても、こんなに繊細でせつない感じのメロディーを心の中に持っていたはずもなく(笑)ひたすらにすごいなあと思いながら聞いていました。
 クラシック音楽大好きの父と一緒に聞いてみるのもいいかなぁと思い、ヨガの帰りにCDショップに寄ったら売り切れてました。さすが時の人です。
 それで、amazonで探してみたら、ありました!ありました。

debut

debut

 曲目が好きな曲ばかりで、それを見ただけですでにうずうず。
 特にショパンスケルツォの第2番とか、リストのメフィスト・ワルツとか、ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌや水の戯れは本当に大好きな曲たちなので、手に入れずにはいられないだろうなぁ(笑)
 ちなみに後半部分は自作曲なのでしょうか。先に触れた「ロックフェラーの天使の羽」も含め、何曲か入っているみたいなので、ぜひぜひ聞いてみたいです。
 もう1枚あって、そちらはラフマニノフの2番でした。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(DVD付)

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(DVD付)

 この曲もとてもとても好きなのですよね〜。う〜ん。
 コンダクターやオケの様子が見えない方がコンチェルトを演奏するのは本当に大変なんだろうなあとは容易に想像できますが、今朝の特ダネでも電話出演なさり、辻井さんを全力で応援しているという気持ちがビシバシ伝わってきた指揮者の佐渡裕氏とタッグを組んで演奏されたコンチェルトだし、オケはベルリンフィルだし、やっぱり聞いてみたくなるんだろうなぁと思っています。
 ああ、節約モードなのに(笑)誘惑は果てしなく多いです。