ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

「I and 愛」244 ENDLI-x LIVE TOUR'08 赤坂BLITZ 5月24日 感想ーその2

 さて、ここからがライブ本編です。

 最初のマイクを探す小芝居はこの日もやっていたのですが、マイクが見つかった時の謝り方が、ちょっと高めの声でボソボソ言っていて、今やっている朝ドラの西田敏行氏扮する「じいちゃん」が甘えた声を出す時みたいでゲラゲラ(見ている人にしかわからないたとえでごめんなさい! 笑)
「あっ!ここにはいってました」とか「ごめんなさい」と何度も裏声気味にあやまる姿に、会場は「か〜わいい〜♪」の声が満ちていたのですが、わたしはどうしても「西やん」を想像してしまい、「おじいちゃんみたい!」と思ったことはナイショです(笑)
 とにかくこの日は、おなかを抱えて笑う瞬間がたくさんあって、このあたりですでに苦しい〜と思っていたわけですが、実はまだまだほんの序の口でした(笑)
 わたしのいつもの紫の手帳のぐちゃぐちゃメモには大きく「OK牧場」と書いてあります。なんでこんなに大きく書いたのか不明です(笑)怪しい記憶を辿って想像するに、この小芝居後、ブルーベリースタートの準備ができた時、言ったのではと思いますが、そうだったかしら!?
 「大うけ」な感じではなかったですが、わたし的にはなんだかきっとツボだったに違いないです。この文字の大きさからして・・・(笑)

 スティーヴ、レナード兄弟が揃っていたので、「傷の上には赤いBLOOD」がもう楽しくて楽しくて、どうしてくれよう!?な感じになっていました。
 イントロでこの曲とわかり、おふたりが前に進み出たときから、期待ですでにドキドキが止まらない雰囲気です。まわりの皆さんも一緒だったみたいで、「いくぞ〜!」という感じ。
 レナードさんはもちろんですが、お兄さんのスティーヴさんのうれしそうなこと!!こんなにうれしそうな顔は初めて見た気がしましたよ。兄弟でこうやってステージに立って、こんなに素敵なコラポができるってきっとしあわせなんだろうな〜と思います。
 ちなみにレナードさんは和の楽器ですが、他の皆さんはこれまた個性的な鳴り物揃いで、一見しただけではこれらがとても合うとは思えません。
 ところが実際に聞いてみると、これらが全く喧嘩せずにうまく混在しているのが不思議でなりませんでした。しょうこさんも入ってリズム隊が考えられないくらい充実すると、歌がまた一段と映えて、音楽全体が格段に生き生きしてくるのがわかります。
 それにしてもやたらリズムに偏った編成ですが、バンドとしてちっとも違和感がないことが一番びっくりしたポイントです(笑)
 そして、忘れてはならないのが、相乗効果でますます艶っぽく冴え渡る244さんのボーカル。
 身体をリズミカルに動かしながら、会場を煽り、会場に煽られ、みずからも楽しそうで楽しそうで・・・こうやっていろいろなことが影響しあってその日のグルーブが出来上がっていくんだなあと思いながら見てました。

この日を通して思い出すと、バンドがあまりにも個性的な日だったので、なんとなく忘れがちですが、244さんのボーカルが、びっくりするほど伸びていて、どこまで伸びて行くんだろうと思いました。時折音が伸び上がっていくところで一緒になって背伸びしたくなります。多分ノドの調子が絶好調だったのでは?!と思いました。高音も冴え渡っていたし、低音もキレイに安定していて、スローテンポな曲たちが神懸かりに聞こえました。
どんなに盛り上がっていても、興奮状態が極限にあっても、聞かせる曲になると「シーン」と静まり返って、瞬時にして歌声に集中させてしまう彼はやっぱりすごいです。ぐいぐい引っ張り込まれて思わず息をするのも忘れるくらい、それはそれはものすごい吸引力で痺れました(笑)

前日、どこかで見たレポに、「244さんが顔でベースを弾いたよ!!」というのがあり、なんだそりゃ!?と思っていたのですが、この日体感できました(笑)べースの音を鳴らしながら、音にあわせて百面相をするのです(笑)
口をゆがめたり、目を細めたり開放したり・・・これが相当面白くて笑い転げていると、ウエケンさんがわざわざ回りこんできて、大喜びでのぞいてました。他の皆さんもやはり見たいらしくて、乗り出す!乗り出す!!
 その姿は、参観日なのに友達がやっている面白いことがどうしても見たくて、立ち歩いてしまった子どもみたい!!かわいかったです(笑)またやっている244さんが本当に表情豊かで、役者ドウモトツヨシの表現力の片鱗を見せられた気がしましたよ(笑)

赤坂では、「ファンカジー」がわたし的鳥肌ものの1曲になっていて、特に「ねぇどこまでいこうか」が好き!ここが来るのをわくわくしながら待ち構えていて、わかっているのに毎回「バキュン!」とハートを撃ち抜かれるお決まりのリアクションのわたくし(笑)
(まだまだ長いので、続きはその3へ続きます。)