ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[音楽] 誰の思い出?!

Golden Best ~15th Anniversary~ (通常盤)

Golden Best ~15th Anniversary~ (通常盤)

 月曜日に妹に借りたアルバムです。ベスト版だけあって、好きな曲が後から後から出て来ます。思い出の曲がいっぱいあるなあと思いながら、ふと思ったのは、わたしの思い出であると同時に特にアネにまつわる思い出にとってもリンクするということ。ちょうど彼女が幼稚園に入学するあたりにZARDがデビューしているので、幼稚園の運動会のお遊戯ソングだったり、小学校の運動会の組体操のBGMだったり、彼女やオトートが大好きだったコナンの主題歌だったり、自分の思い出なんだか、子供たちの思い出なんだかよくわからない記憶があとからあとから手繰り寄せられるという不思議な経験をしました。
 坂井泉さんの声は、癖がなくてとってもさわやかです。どちらかというと、好き嫌いが分かれるくらいの個性的な声が好きなわたしにしては、ちょっと毛色が違う感じもしますが、ず〜っとずっと好きでよく聞いています。今回、15年分をこんな風にまとめてもらえて、わたしはとってもうれしいです。ほとんど知っている曲ばかりだし、本当にさわやかで飽きが来ない歌声です。
 子供たちの思い出は別として、自分のことで思い出すのは、マレーシアのクアラルンプールです。ドライブのお供によくZARDの曲を聞いていました。当時特に好きだった曲は「心開いて」とか「マイフレンド」とか「負けないで」とか、その辺りの曲たちで、応援歌のような曲がとりわけ好きだったのには、わけがあります。
 かの地でペーパードライバーを脱却するという暴挙に出たわたしとしては、命綱のような気持ちでさわやかな歌声に包まれつつ、スコールのため土砂降りで前もろくろく見えない午後のハイウェイをひた走っていたのでした。
 なんのために運転を余儀なくされたかというと、日本人学校でPTAの役員になったから。(またPTAかよ。と突っ込みたくなるでしょ!わたしもです。外国にまで行って、やってました、PTA、笑)
 当時は、今よりも更に大変な役回りをしていたので、どうかすると週3回くらいは往復1時間の道のりを行かねばならず、どうしても足がほしかったのです。タクシーも結構安全なので、道端で拾うという手もあったのですが、当時の(かれこれ、10年前)かの地のタクシーったらすごくて、英語が通じればいい方で、中国語やインドの言葉しかしゃべれない運転手さんとか、もちろんマレー語オンリーの人もいたりして、そのたびにボディーランゲージや筆談を総動員して大変だったし、何よりも電話したって来ない時は来ないのです。短気な日本人なものですから、30分も待たされたりするとイライラの極限に達してしまいます(来ればいい方で、へたすればすっぽかされたりもします、笑)それに比べれば、どんなに怪しい運転であろうとも(笑)自分で好きな時間に出て、待たずに帰れるマイカーでえいや〜っと出たくなるのは仕方がないと言うものです(笑)
 そんな運転にまつわる思い出は、今思えばとってもいい思い出であると同時に、怖いもの知らずな恐ろしい記憶であるとも言えますが、どんなに冷や冷やしながら運転している時も、さわやかにマイペースでおっとりと歌うZARDには、ずいぶんパワーをもらった気もするし、心を落ち着けてもらいました(笑)
 そんなわけで、わたしの運転の神様、ZARDの声に包まれつつ、久しぶりにドライブに行きたいなあなんて思ったりしています。もちろんクアラルンプールはムリですから(笑)せめて紅葉を見に行けたらいいのにな。
PS:ちなみに、わたしの高校時代の体育祭とか文化祭なんかのBGMと言えば・・・聖子ちゃんとかたのきんトリオでした。「青い珊瑚礁」とかをバックにリレーとか走りましたよ〜!オットはわたしより更に8年前だから何なんだろう?!途方もないのが出てきたりして(笑)聞いてみたいような、怖いような・・・まさか、舟木一夫氏とかじゃないよね?!案外吉田拓郎氏あたりかも?!