ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 情熱大陸 SPECIAL LIVE 8月7日 夢の島公園陸上競技場 その2

これは下のエントリーの続きです。
このエントリーはレイン的覚書で、あまり読んでもらうことを意識して書いてません。よってすっごく主観的で素人の感想ですし、わたしの書いた文章ですから恐ろしく長いです。
そのことをご了承いただいたうえで、それでも読んでみたいという方は続きを読むからどうぞ。
長いのでパソコン推奨です。
☆セットリストに沿って
(便宜上敬称略です)
実はこの前にもうひと組のアーチストがいらしたみたいなのですが、わたしたちはここからしか見れていないので、ここから書かせていただきます。

1.SING LIKE TALKING
竹善さんはものすごい歌唱力の方というイメージを持ってました。小田さんの「生まれ来る子どもたちのために」をカヴァーされていたのとかとっても印象に残っています。そんなわけで生声が聞けてとってもうれしかったです。
MCでびっくりしたのが、なんと同年生まれだったということ!!同い年であの声なんて素敵過ぎ!!と思いました。わたしもピアノがんばろ!!
昨年末のクリスマスの約束で聞いた「La La La」をやってくださってうれしかったです。


2.オルケスタ・デ・ラ・ルス
我が家にCDがあるのは、「オルケスタ・デ・ルス」なのか「オルケスタ・デラ・ソル」なのかずっと考えていたのですがわかりません。
スペイン語が堪能なbonyarihitsujiさんに「ルス」と「ソル」は「光」と「太陽」なんだよ!と教えていただいてなるほろ〜と思いましたのことよ。
家に帰って調べたら、このふたつのサルサバンドは姉妹バンドなのだそうです。
それにしてもサルサって、この超暑い空気にぴったり。陽気で底抜けに明るい感じが素敵でした。向かいのブロックで派手派手なスタイルの若いお嬢さんたちや、ぽちゃっとしたマダム群団が立ち上がって、ゆらゆらしながら聴いているのをすっごくしあわせな気分で眺めつつ気持ちよく楽しませていただきました。


3.Salyu
以前一度だけ、ジョンレノンスーパーライブでこの方の歌声は聴いたことがあります。
その時もすごくいい歌を歌う方だなあと思った覚えがあります。魂を持っていかれる系の歌声はちょっとつよしさんとも共通点があるような。
今回も気持ちよく聴いていたのですが、BankBandの「to U (with 葉加瀬太郎)」が始まったらバッキューン!!と撃ち抜かれました。とってもとってもよかったです。彼女の心の中にある風景がそのまま心に入ってくるような不思議な気持ちになりました。泣きたいようなすごくしあわせなような…心をさらわれてしまいました。


4.MY LITTLE LOVER
「Hello, Again 〜昔からある場所〜」
この曲は最近JUJUさんがカヴァーされてすごく色っぽく歌われているのが耳に残っていていたのですが、久しぶりにご本家の歌を聴いて、その歌い方のさわやかさに痺れました。
akkoさんの声の音色が変わらずかわいらしいこと。シュガーボイスとか、キャンディーボイスとかって表現される声はこういう声質のことを言うのかな?なんて思いながら聴きました。
akkoさんの声を聴くとJUJUさんの色っぽい歌い方も聴きたくなって、JUJUさんの方を聴くとさわやかなakkoさんバージョンも聴きたくなります。全然タイプが違う声の方が同じ曲を歌うのっていいなぁ…とも思いました。
葉加瀬さんとは娘の父母会つながりで、何度か顔を合わせてはいるものの、音楽のコラポは初めてだって言ってました。


5.SLUG&SALT
屋敷豪太さんと藤井尚之さんがいらっしゃるバンドです。
豪太さんのドラムスの音が最近とてもとても好きなので、大喜び。堂本兄弟やつよしさんのソロワークでもお馴染みの方ですが、今回ご自分のバンド以外にも、いろいろなシーンで豪太さんが活躍されていて、出てこられるたびに大喜びのわたしたち。
マシンガンみたいな超絶プレイもジャジーでアダルトな音も…どんな音色も自由自在な感じで惹きつけられました。
藤井尚之さんのサックスものびやかでとってもよかったです。


6.押尾コータロー
わたしたちのお目当てミュージシャンの一人で、もちろん出てこられた瞬間から立ち上がってノリノリ。
わたしの中ではこの方はやっぱり王子様的位置づけです(笑)
演奏されたのは、Landscape、あの夏の白い雲(with 葉加瀬太郎)、Big Blue Ocean
特に最後のBig Blue Oceanは昨年の逗子の音魂で波の音とのコラポで聴いた思い出の曲なのですが、灼熱地獄の中で聴いた今年のバージョンもまた素敵でした(笑)一瞬海からの涼しい風が吹いてきた気がしましたよん。


7.藤澤ノリマサ
出てこられた瞬間は、誰だろう?「音楽と人」で見たことない?なんて冷静に話しながら実は通路を歩いておりました。かき氷の列に並んでいたのです(笑)
ところが聞こえてくる歌声は声量がものすごくて大迫力!!顔が見えるところまで早く行きたくてうずうずしながら、一方で冷静に「かき氷はさわやかそうなレモンにしよう」なんて思ってました。ふふっ。
ダッタン人の踊り」はCMソングかなんかになってたような?聴いたことがありました。「主よ人の望みの喜びを」をアレンジした「Prayer」っていう曲もあって、オペラとポップスを合わせたような感じです。
お顔は声と全然歌のイメージが違ってわりと童顔で笑顔が素敵な方でした。
音楽雑誌にURLとか貼ってあって、登場アーチスト全部の歌声がちらっとでもいいから聴けたりしたらいいのにな〜なんて思いました。
そうしたら絶対に先入観なくもっとたくさんの音楽ファンの耳に止まる音楽がたくさんあるのにな〜と思うのです。わたし自身のごひいきさん(言うまでもなくですけど、笑)も含めて。


8.ASKA
アーチストの登場順的なものは一応簡単に入口近くに貼られてましたが、たいしてちゃんと見ておらず。
かき氷を手に、にこにこしながら座って食べ始めたところで、ASKAさんが出てこられて、不謹慎にもかき氷を片手に持ったまま立ち上がってノリノリのわたしたち。
今年散々聴いているアルバムの中から2曲やってくださってうれしいことこの上なかったです。
セットリストは「LOVE SONG」「201号」「はじまりはいつも雨」。特に「はじまりは〜」が聴けたのは感激でした。イントロが葉加瀬さんの生バイオリンで始まりこの音色や生ストリングスがナイスなサポートをされてました。
つよしさんもそうですが、ASKAさんもマイクからの距離が遠いこと遠いこと。それでも声量の豊かさと声の自由自在なコントロールにはなんだかぽかーんするほど心を持って行かれました。すごいです。
ピッチがものすごく正確な方だと伺ってましたがまさしくその通りで、野外でも寸分たがわぬ音程の確かさに脱帽。
「201号」では確か竹善さんがコーラスで参加されてなんて贅沢なコラポなんだろうと思いました。
わたしたちが大好きな押尾くんともコラポされて、これまた感動!!
印象的なMCはと言うと、押尾くんがギターを志したきっかけのひとつに、高校時代ASKAさんのラジオを聴いていたことがあるんですって。当時ASKAさんがコピーしたギターの音を押尾さんが更にコピーしていたとか。
ASKAさんもびっくりされていて、「あれ真似してたの?オレのコピーなんて間違いだらけだぞ!」なんて謙遜しておっしゃってました(笑)好きなアーチストの方がこれまた好きなアーチストの方に影響されてスターになる…なんて素敵な図式!!



9.植村花菜
この方も名前だけではぜんぜんピンとこなかったのですが、「トイレの神様」を歌い初めてああ、この曲!!と気がつきました。
のびやかで人を惹きつけるとてもきれいな声の方でした。またまた押尾コータロー氏が出てこられて、この曲にはCDの時からかかわってらしたとか。
歌に関してはヘンな先入観があって「感動の歌」とか「号泣の歌」とか言われているのがあまのじゃくなわたしにはちょっとダメな感じで(すみません)よく聴きもしないのに苦手意識を持っていたのですが、初めて最後まで聴いたらおばあちゃんとのせつない思い出話を歌った素敵な曲でした。そしてやっぱりお約束どおりとっても感動しました(笑)失礼しました。
歌詞のやさしい関西弁がする〜っと心に分け入ってきて、そんなところもとっても好きになりました。


10.KREVA
カリスマ的な人気がある方なんだなぁとあらためて思いました。
アーチストごとにタオルを売っているのですが、この方のタオルを持ってる人もいっぱいいました。
総立ちに近い感じの盛り上がりで、会場を熱狂の渦に巻き込んでました。とっても熱いソウルを持った方でした。
曲調が普段あまりなじみがない分野で大丈夫かなぁ?と思いましたが全然大丈夫。文句なく楽しかったです。
この方、MCもとてもなめらかでおもしろかったです。


11.森山良子
この時たまたまトイレに行ったりしてふらふらしていたのですが、突然彼女の声の力に惹きつけられて歩いていても上の空になっちゃいました。
会場も最初はなんとなくまったりムードだったのが、どんどん歌声に惹きつけられて立ち上がったりノリノリになったり熱狂的になっていくのがおもしろかったです。
なんといっても圧巻は子犬のワルツで、歌も超絶技巧な感じでフェイクをたくさん入れながら会場中を魅了して素晴らしかったです。
途中で息子の直太朗さんも出てらして、大盛り上がり。直太朗さんが「母がキャンキャン言ってるのをみるのは恥ずかしい」とおっしゃってました(笑)
親子プラス葉加瀬さんで「聖者の行進」を演奏されたのですが、ここでも圧巻のフェイク三昧。直太朗さんももちろん素敵でしたが、ここでは良子さんの母の凄さを見せつけられたような気持ちになったのでは?というくらい良子さんが凄かったです。



12.森山直太朗
このあたりからどんどん西日が当たるようになってすごい日ざしにくらくら。
お日さまがてっぺんにある時より、正面からの日ざしがキツかったです。
でもなんとか大丈夫だったのはこのあたりから涼やかな風が吹いてきたから。気持ちよかったです。
この方も生歌を聴くのは初めてです。そしてMCでは時々迷走気味?と思われるところもありましたが、そんなところもまたステキ(笑)やっぱりいい声だし表現力のある方だなあと思いました。
この方のファンもとってもいっぱいいて、彼仕様のピンクのタオルを持った人がいっぱい。男子のファンもいっぱいいましたよ。
一曲目が「トルコの人形」という曲で、歌詞がとても不思議な感じの曲なのですが妙に心に残りました。
「花鳥風月」はもともと気になる曲だったので、生で聴けてうれしかったです。
最後の「夜の公園で渡すつもりのない手紙を書いている」もとても印象的な歌声でした。


13.キマグレン
この方たちもわたしたちのお目当てだった中のひと組です。
生「Life」を聴けたのは昨年に引き続きでしたが、やっぱりノリノリで大好きです。このライブでは唯一みんながタオルを回してました。
KUREIくんの笑顔にはパワーをもらった気がしたし、ISEKIくんは近くで見てもやっぱりカッコよかったです。
わたしのタオルは残念ながらバックの中で取り出す暇もなく…ちょっと残念だったかも(笑)
最後の「リメンバー」はちょっと前に金スマで聴いて「なんていい曲」と思っていた曲なのですが、生唄はパワー倍増で心に迫ってきました。レンコン畑がまぶたの裏に浮かんでちょっとうるうる。
蛇足ですが、たまたまわたしたちが座っていた場所が関係者通路のすぐそばで、キマグレンさんは時々アーチストさんの歌をこの通路に聴きに来ていたので、とっても近いところから静かにガン見しちゃいました。
おふたりとも時々ファンの握手依頼に応じつつもライブそのものをとても楽しんでらっしゃるのがうかがわれてなんだかしあわせな気持ちになりましたよ。


14.斉藤和義
斉藤氏が出てこられた瞬間に「わぁ〜っ!!」というものすごい大歓声。ゆる〜いトークと正反対のものすご〜くカッコイイ歌声やギターの音色。最後のギターの一音も聞き洩らすまいと思うくらいメロメロになりましたよ。
特に今回はセットリストが神でした(笑)
「ずっと好きだった」「歩いて帰ろう」「歌うたいのバラッド」「映画監督」全部好きな曲でした。
子どもたちが小さい頃ポンキッキーズで毎日のようにかかっていた「歩いて帰ろう」が生で聴けたのは感動でした。育児疲れを癒してもらった思い出の1曲です。
そしてそして「歌うたいのバラッド
もともとこの曲は大好きなのですが生唄のパワーは半端なくて、思わず胸の前で両手をクロスして、目を閉じて聴き入ってしまいました(笑)大好き。
家に帰ってからもずっと頭の中で鳴り続けていたくらいものすご〜くよくて、わたし的にはこの日一番の感動曲でした。
この方が「情熱大陸の番組収録時に言いまくった下ネタがほとんどカットされて心外だった!!」と直前におっしゃったのと同じ方だとは(笑)このギャップがまたたまらない(笑)
そして思い出しました。この曲もわたしが大好きな方にぜひぜひカヴァーしてほしい曲なのでした。いつか聴けたらいいなぁ。
ついでにふたりの共演を見てみたいです。
先日、つよしさんつながりのお友達から斉藤氏のライブのお誘いがあって、わたしたちは即効で「行きます!」と言ってしまいました。
というわけで生斉藤氏にまた会えることになりました。うれしいな、うれしいな!!
Nさん、ほんとお誘いいただきまして、ありがとうございます!


15.藤井フミヤ
この方のあたりで一番星発見。急に照明があざやかに迫ってきました。歌っている間に夜になりました。
つよしさんもしんどいで歌ってた「TRUE LOVE」が葉加瀬さんとのコラポバージョンで聴けました。この方もわたしと同級生。変わらないです。
「罪滅星」という曲は斉藤和義さんとのコラポで。これもとっても素敵でした。
「BLUE MOON STONEは弟の 藤井尚之さんとコラポされたのですが、彼は出番がかなり早かったのでこの時点で結構できあがってたみたいでにこにこへらへら。
それを慌てて「オマっ!!ちゃんとやれよ。」「僕がちゃんとやらせます。」なんてコメントするフミヤ氏があたりまえですが責任感がある長男な感じで、普通にお兄ちゃんしてておもしろかったです。
同じDNAを持ったふたり…とフミヤさん。それってすごいことだなぁと星を見ながら思いました。


16.鈴木雅之 Special Guest 村上てつや酒井雄二
鈴木氏がスーツで出て来られてちょっと不思議な感じ。ご自分で「もっとも夏フェスが似合わない男」と言ってらして笑いました。
ゴスペラーズから村上氏と酒井氏が助っ人でいらしてて「ゴスペラッツ」と名乗ってらっしゃいました。
この方の歌声も大好きです。最近小田さんの番組で見ることが多くて、借りてきた猫みたいな雰囲気でしたが(ふふっ)この日は本領発揮です。
葉加瀬氏とのコラポ曲「ガラス越しに消えた夏」もとても素敵でした。
意外なことに…と言ったら叱られるかもですが、この方ミュージシャンの方には珍しく(これまた失礼発言ですが、笑)MCがとってもなめらかで上手でした。
この後ラッツ&スターの桑野氏と佐藤氏が現れて、びっくりしているうちに「め組のひと」「ハリケーン」と立て続けに往年の大ヒットナンバーが!!最近のヒット曲は全然覚えられないのに、この時代のなつかしの曲はファンだったということでもないのに、全部完璧に歌える不思議(笑)フリまで覚えてるなんてありえない(笑)桑マン氏のトランペット、久しぶりに聴きました。
最後に葉加瀬氏も黄色いシャツ姿になって列に加わって「ランナウエイ」を熱唱。ゴスペラッツカンパニーですって。ふふふっ。
笑って笑って楽しくて楽しくて、ふと向かい側のブロックを見ると、絶対にラッツ世代じゃない若い子たちもみんな大喜びで大盛り上がり。こういう感じってとってもいいな。あったかくてしあわせな景色だなあと思いました。


17.中 孝介
この方の歌はほとんどなじみがなくて最初は静かに聴いていたのですが有名な曲「花」が始まってみるみる惹きつけられていきました。独特な声と表現力ですが、会場をあっという間に惹きつけて味方にして、曲の終わりには鳴りやまない拍手の祝福が。
この方もまだまだ引き出しがいっぱいありそうでしたが「君のカケラ」という曲もとても好きでした。


18.葉加瀬太郎
葉加瀬氏の曲の中では、わたしは「情熱大陸」よりもむしろ「エトピリカ」がとても好きです。
弦の持つのびやかさと温かい響き。そしてちょっと郷愁をそそられる感じ。
この曲と「A Letter From The Island〜英雄ポロネーズより〜」がとっても印象に残りました。
葉加瀬ファンらしき方々が愛あふれる突っ込みをしつつ葉加瀬氏のパフォーマンスやMCを楽しんでらしてそんな姿がとってもおもしろかったです。
一曲ごとに着替えたりノリノリだったりガハハハと笑ったり、見ていて飽きない方でした(笑)