ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ごちゃまぜ日記で失礼します。

 なんとなく、朝から蒸し〜っとしているように感じたので、夏の香り、「CK-ONE サマー 2005」をひっぱり出してつけてみました。冬場はちょっと甘めの香りを好んでつけていたので、このさわやかさが新鮮です。
 「いい匂いね」。いつもこういうことには真っ先に気がついて、上手にほめてくれるSちゃんがにこにこしながらそう言ってくれました。彼女みたいな子がひとり身近にいると、ちょっとはきれいでいられそうな気がします(笑)世の男性の皆さん、オットさま。Sちゃんを見習っていただきたい!彼女はほめるタイミングを決して間違えないし、その褒め言葉もちゃんと的を射ていて、はずしたりなんかしません。睫がバサバサ音を立てるくらい長くて、こぼれおちそうな黒目がちな大きな目。5年生ですが、本領を発揮する年になったら、男の子たちを惹きつけちゃって離さないことでしょう(笑)なにげなく検索していたら、CK−ONEサマーの「2006」も出ているそうで、今度チェックしてみようかな。
 さて、うぜーよちゃんが振替レッスンにやって来て、「風のとおり道」がどうしても歌いたいというので、楽譜を引っ張り出して来ました。あの「トトロ」の挿入歌です。大人っぽくてむずかしい歌詞なので、どうかなあと思ったのですが、とっても上手に歌ってくれました。

森の奥で 生まれた風が 原っぱに ひとり立つ 楡(ニレ)の木
フワリ かすめ やって来た あれは 風のとおり道
(風のとおり道 作詞:宮崎駿 作曲:久石 譲)

こんな歌詞で始まります。情景が浮かぶような歌詞に、やさしいメロディー。和音がフレーズの終わりできちんと収まらないのが、かえって郷愁を誘います。彼女は1年生なのに、こんなにむずかしい曲を、「生まれてから聞いた曲の中で一番好きなの」と言っています。その感性がとってもいいなあと思います。大好きというだけあって、澄んだ声で、とっても素直に歌うので、危うく涙腺があやしかったです。
 レッスンの後はというと、金曜日に迫った玉置さんのライブのために、ずっと彼のCDを聞いていました。

PRESENT

PRESENT

 このアルバムは、とっても染みる曲が多いです。このところ凝りまくりサウンドのエンドリ漬けだった耳には、最初物足りないくらいシンプルな作りに聞こえたのですが(なんたって、音の数が違う感じがしたのです。バンド編成も多分こちらの方がかなりシンプルです。)そのあと、いじりすぎていないというか、美しいボーカルを生かす作りになっているんだなあと心底納得しました。
 シェルターという曲にエンドリでも確か弾かれていたベースの美久月千晴さんの名前を見つけて、おぉ〜っ!!と目をみはりました。第一線のプロのミュージシャンは、いろいろなアーチストのサポートに引っ張りだこで、現場ごとに求められている音は違うでしょうし、大変なんだろうなあと思います。参加するアーチストらしさも出さなければならないし、もちろん「自分らしさ」もかわれて呼ばれているのでしょうから、その辺のバランスもむずかしいのでしょうね。ひとつひとつの仕事に全力投球しつつも、どんなに楽しい現場でも、いつまでも終わった仕事を引きずってはいられないし、次の現場へ、即、気持ちを切り替えていかなくてはなりません。ある意味職人さん的でありながら、柔軟なプレイや頭が求められるすごいお仕事です。尊敬です。
 さて、話がそれましたが玉置さん。はじめ、レッスンノートの整理をしながら、あるいは家計簿の整理をしながら、ぼ〜っと耳を傾けていたわけですが、あっという間に手がお留守になりました。どうも、音楽に心が反応しやすくなっています。ライブが続いているせいでしょうか。繊細だけれど伸びやかで、声量たっぷりな包容力抜群のあのなつかしい歌声。これを聞いて、心が動かないはずがありません。またもや涙ぐみそうになっているわたし。金曜日、この人の声を生で聞いたらどうなるんだろう?!とちょっと心配になりました(笑)
 玉置さんの曲には「背中を押して元気をくれる歌」がたくさんあって、今回は「延長戦」や「ライオン」あたりがそういうテイスト。「よ〜し!がんばってやろうじゃないの!」という気持ちになりたいなら、絶対に玉置さん!ドライブのお供にはと〜ってもお勧めです。
 また、しっとりバラード「いつもどこかで」「夜想」「プレゼント」「やせっぽっちの星」。この辺りは、素敵すぎて心が痛くなるすばらしいボーカルです。コマーシャルソングの「虹のラララ」みたいなさらっとしたやさしい曲は、力まず自然体でありながら、ボーカルの巧さが光っていると思います。そういう曲たちと、疾走感あふれる「発散だー!!」みたいなかっちょいい曲、郷愁を誘われるミディアムテンポのちょっとさびし気な曲がうまくバランス良く配されていて、多彩な顔が楽しめます。
 こうやって、いい音楽やすばらしい歌声を聴く機会が集中すると、日ごろはものすごくズボラで物事に動じないわたしでさえ、どんどん心が音楽に反応しやすく繊細になってきます。相乗効果のようなものがきっとあるのでしょうか。こういう時は、調子にのって感情過多のしつこいレッスンをしないように気をつけよなければ(笑)
 玉置さんの場合、精神的にとってもつらそうな時期、この人、壊れてしまうんじゃないかしらん?と心配でたまらなかった時期もあったのですが、今は奥様ととってもしあわせに、落ち着いた日々を送っておられるようで、精神的にも安定して、いい状態でお仕事をされているのだろうなあとなんだかホッとします。音楽に年齢は関係ないとは思っていますが、わたしより少し上の方が時に少年のような顔で、時にパワフルに、油が乗り切って活動されているのを見ると、とっても励まされます。
 あ〜!この声をあさってには生で聞けるんだわと思うと、なんだかとってもしあわせを感じてしまいます。そして、6月の末にもう1回。楽しみでなりません。
 ただ、わたしにとって誤算だったのは、ここまで玉置さんのライブ期間とENDLICHERI☆ENDLICHERIのライブ期間がもろかぶりするとは思わなかったのです。ライブをどうしても生で聞きたいアーチストはこの2組とKinKi Kidsぐらいなのに、なぜ同時期なんでしょう。それが残念でなりません。ひとつひとつにもうちょっと集中したかったなあというのが本音です。6月の玉置さんは、ゆっくり聞けそうといえばそうですが、その頃にはエンドリのニューシングルもあるし。
 なんにせよ、応援している方々が、元気にガンガン活躍しているのを見られるのですから、文句を言ったらバチがあたりそうです。せいぜい堪能したいです!