ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 すがすがしいお天気です。

 一夜明けてみたら、とても元気になっていました。エネルギーが満ちている感じがしているところを見ると、夕べの不調はやっぱり単なる疲れだったのかも。
 冷たい強風が吹いていて、外に出ると猛烈に寒いのですが、雲が吹き飛ばされて空が吸い込まれそうに青いです。こんな日は仕事もとってもはかどりそうな気がする・・・のですが、たいがい後になって考えると、この点だけは気のせい(笑)ぼけ〜っと空を眺めているだけで、時間だけがいたずらに過ぎて行きます。
 ところで先ほどいらした大人の生徒さんは、ご主人と一足先に春の気配を感じるある海沿いの場所に旅行に行かれたのだそうです。いつもご一緒に映画に行かれたり、観劇やコンサートの際にはご主人が駅まで送り迎えしてくれるエピソードを聞かせてくださる彼女とご主人は本当に仲良しです。わたしより一回り近く年上のご夫婦ですが、あんな風に仲良く年を取れたらしあわせだと思います。その彼女が、「先生、わたしたち夫婦ね、もしかしたら不倫カップルと間違えられたかも」なんて言うので、朝から大笑いしてしまいました。なんだか仲居さんの様子が変だったので、ご主人と二人、「わたしたちって絶対不倫旅行に見えたに違いない」と結論づけたんですって。二人とも自信を持って、そんなことを言うなんて、どれだけラブラブだったというのでしょう?!
 そんな彼女は「戦場のメリークリスマス」に挑戦中です。かなり簡単にしたバージョンなのですが、アレンジがとても良くて彼女のお気に入りだそうです。彼女が弾き始めてから、わたしも家にあった別の楽譜でこの曲を弾きはじめました。この曲自体はそんなに最近世に出たものではありませんが、以前に映画監督の堤氏が、この曲を弾けるようになりたいとおっしゃっていたのを耳にしたことがあるし、大人の方にファンが多い曲でもあるようです。
 ちょっと前にKinKi Kidsの「雪白の月」がこの曲に似ているとあちこちで書かれていました。練習してみると、確かにイントロあたりはすごく似ているかもしれません。調性も近くてだから余計に印象も似て聞こえるのかも。こういう繊細な表現の曲は大人にこそぴったりなんじゃないかと思います。テクニックだけだったら、もちろん10代や20代にはかなわないのだと思うのですが、どの曲にも弾くのに最適な年齢があるんじゃないかと・・・最近そんなことを思います。小さい子が弾くからこそ映える曲があるように、人生の年輪を積み重ねたからこそ表現できるものもあるような・・・。わたしの場合、最近は慢性的な練習不足なので、それ以前の問題が山積みですが(笑)今年こそは時間を見つけて、自分のレッスンに通いたい・・・と年の始めの今ですから、一応抱負を述べておこうかな!!