ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 失言(笑)

今日はずっと雪が降っているので、ピアノがお休みでよかったです。
幸いにも今のところ積もってはいないようですが、明日起きたら積もってた!なんてことがありそうでドキドキです。
新聞を取りに行ったらご近所友達に会って、「オットさん、インド行ってる場合じゃないよね〜多分明日は雪かきだよ!」って。
ねえオット、こんなこと言われてますけど。
きのうは一番練習好きのMちゃんがインフルエンザでお休み。今年になってから4人目。やっぱり結構流行っているみたいです。
明日は今日の振替を含め4人来ることになっているのですが、車で来る方もいらっしゃるので、ちょっと心配しています。
さて。
数年前の失言が今となって…という話です。
現在中1のFちゃんの妹、Yちゃんがバイエルの後半部分の難曲にぶち当りました。イ長調のこの曲はきちんと正しい指使いで弾かないと速くは弾けません。
ところが何回弾いてもつっかえるので、おねえちゃんのお下がりの楽譜のある部分を指さして、「ここに『指づかい死守!』ってでかでかと書いてあるでしょ!?見ようよ、楽譜!」となにげなく言ったのです。
おねえちゃんの時も「指使いがへんてこで、だから弾けないんだよ!!」って…軽くイラっとしていたらしく結構大きな字で斜めに書いてあります。
もちろん4年前はたいして深い意味はなく、勢いのまま書いたのだと思います。
「ねえ先生『死守』ってなあに?」とYちゃん。
「絶対に守りなさいってこと」とわたし。
「そっか、死んでも守りなさいってことなんだね。」「死んでも守る」「だから死守なんだね。」「死んだとしても〜守らなきゃいけないの!?」「先生意外とカゲキ〜」な〜んていつまでも言い続けるYちゃん。
絶句するわたし…(失敗した〜、笑)
おねえちゃんはおとなしくて多少ヘンだなぁと思っても人にツッコミを入れるようなタイプではなかったし、「は〜い」といいお返事をしたあとは、翌週正しい指になってとっとと終わったこの曲ですが、なにかと手ごわい妹はそうはいきません(笑)
次の週になってもちっとも指使いが直らないYちゃん。「直ってないよ〜」と指摘すると
「そうだった死んでも守る!すぐに忘れちゃうんだよね〜死守だよね!先生。」と大きな瞳でわたしの目をのぞきこみながら言うではありませんか。
「ひぇ〜っまた言ってる。絶対これ書くんじゃなかった。でも4年前だよ!頼む!来週で合格してちょうだい!早くこのページ終わりたい!」(これはレイン心の声)
結局無事合格したのは翌々週で、やっと冷や汗をかきつつそのページとはさようなら。
最後に追い打ちをかけるようにYちゃんのひとことが…「せんせ、次の曲も指使い死守ね!」
お願いします。わたしが悪かったです。もう勘弁してください。こんなこと書くんじゃなかった。なんでもっとほかの言い方をしなかったかなぁ〜4年前に(笑)
どうか早く忘れてください…Yちゃ〜ん!
(と思ってはみたものの、絶対にしばらくは得意になって言い続けるに違いない…と思っている失言先生なのでありました、笑)