ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

『Endless SHOCK』 


 土曜日の『Endless SHOCK』昼の部を見てきました。
今年は自力でチケットが取れなかったので、友達に声を掛けてもらいました。友達には心からの感謝を!
例によって頭の中で「in the cemetery」と「夜の海」が交互にエンドレスリピート状態になって、そうなるのも風物詩という感じ。
毎年「墓場」のシーンがきてから「うわぁまたこの歌がループになる!」と思い出して一瞬身を固くしてしまいます(笑)あまりにも強烈なんですもん。対になってるのが「夜の海」なので、うるうるしたりゾッとしたりとっても忙しいことになります。
 さて、毎年言ってる気がしますが…今年の舞台は確かに今までで最もわかりやすかった気がしました。
わたしがぽーっとしているのもありますが、最初の数年は筋を上手に追えなかったり、なぜそこでこの曲が?とかこの芝居?とか思っていたことが、だんだんに謎が解けるようにわかってきました。
コウイチさんをはじめとして、この舞台に情熱を傾ける方々の力で、舞台そのものがどんどんわかりやすく進化しているのもあると思いますが、今回隅々まで楽しめて大満足。わたしの観劇は毎年一度きりですが、来年もまた見たいなぁと思いながらしあわせな気持ちで帝劇を去りました。
 コウイチさんは冬コンと比べるとすでに頬のお肉がちょっと減ってるように思いました。ハードなんだろうなぁとつくづく思いました。
でも生き生きしてて舞台に立っていることがとにかくとってもしあわせそうで、どんなにハードであっても、楽しんでもいるんだろうなぁというのがありありとわかり、彼らがしあわせそうにしてるとわたしもうれしくなってしまうので、とっても満足して帰ってきました。
わたしは年に一度くらいのペースなので、細かいセリフとかはちっとも覚えていなくて、聞いてから「そういえば毎年こんな流れだった!」とか、そういえばこの曲あったなぁ…というくらいのぽやーんとしすぎなファンなのですが、そんなわたしでも「新曲はこれだ!」というのははっきりわかりました。
新曲はかなりコウイチさんちっくな印象的な曲で、ダンサーさんたちを従えてガンガン踊る曲でした。黒っぽいスーツにハットをかぶってたのですが、この衣装もすごく好き。最近はKinKiコンではソロコーナーがないので「ザ、コウイチ」的なものが見聞きできてうれしかったです。
 衣装と言えば、今回とにかくラメがいっぱいついていて、キラキラキラキラして見えて、あえて表情があまりわからないしゅっとした顔ですっくと立っていると、ちょっと人間離れしていて(笑)めまいがするほどカッコイイと思いました。
もちろんいつだってかっこいいのですが、ふたりでいる時は「でへへへ〜っ」と笑っている顔が好きだし、こちら側にはおしりを向けて相方にまっすぐ向いていることが多いし、意外と正面からがっつり…な機会は少ない気がするのですよん(笑)
 また例年思っている気がしますが、ダンスシーンでは指先の隅々まで神経が行き届いていて流れるようになめらかな動きがとてもキレイでした。
 今年は主要キャストが去年と一緒で、個人的に昨年のキャストが今までで一番好きだったので、そのことがとてもうれしかったのですが、一年経ってさらに洗練され、みんなの息が合ってました。
リカちゃんのダンスやお芝居も更に上手になってましたし、屋良くんの芸の細かいダンスもよかったです。マイケルジャクソンが大好きと言ってましたが、なぜか小柄なのに手がとっても大きく見えて、そんなところもマイケル風味!?キレがあって素敵でした。
植草さんのことについては、去年も熱く語りましたが、彼のオーナー役は本当にいいなあと思います。
植草さんになる前までは、毎年SHOCKを見終わった後で、コウイチの孤独や最期が身にしみて、役柄とはいえものすご〜くさびしく悲しい気持ちになってとぼとぼと帰り途を辿る感じだったのが、今はあまりさびしくならなくなりました。
以前はひとりでカンパニーを引っ張る孤独なコウイチ的に思えた個所が、もう一段高いところから人生経験豊富なオーナーが暖かく包容力を持って見守ってくれてるのが常に感じられて、ちゃんとコウイチが理解されている、支えられている感じを意識して見ることができた気がします。
それはヤラにしてもリカにしても同じで、みんなが親世代のオーナーに見守られ時には叱ってもらったり支えてもらったりしながらものびのびとやっている感じがとてもよかったです。
演技的な部分でも、植草さんの酔っ払いの芝居とかへらっとしつつも芯がある感じがとっても好き。ソロ曲ものびやかないい声でよかったです。
アドリブ的な部分でも、コウイチが何度が素!?という感じで笑わされていて、その顔がめったに見せないとってもいい笑顔で、彼のこんな笑顔を引き出す人は他にはつよしさんとか長瀬くんとかしか知らない気がして、そういう意味でもとっても相性のいい方なんだなあと思いました。
きっと袖や舞台裏でも先輩といい関係でお仕事ができてるんだろうなぁというのがうかがわれる感じだったのです。
 途中でオーナーとリカのタップダンスのシーンがあるのですが、これが圧巻でした。リカのソロに勝手にオーナーが入ってきちゃうというシーンなのですが、タップの合間にほっぺたをひっぱたく芝居と効果音が合いの手のように入るのですが、このリズムといいタップとのバランスといい、芝居の面白さといい、もう一度見たいです(笑)
また、昨年見たときよりもリカのつっこみが鋭くなっていて笑える場面も増えていたし、コウイチさんもとってもやりやすそうにのびのびやってる印象でした。 
石川直さんとの太鼓のところは、友達は唯一眠くなるなんて言ってましたが、わたしは毎回ガン見です。以前に和太鼓を叩いたことがあって、単純そうに見えてその深みのある表現とか、いい音を出すことのむずかしさみたいまものを痛感したことがあるのですが、今年はヤラも加わってとても華やかでズシっとくる感じでよかったです。
いつか石川氏の本業の方のライブにも行ってみたいです。
個人的にはこの舞台の中の「和」のテイストがとっても好きで、印象に残るシーンも和絡みの部分が多いです。以前あって今ないシーンの中にも好きなシーンがたくさんあって、いつか集大成的に和全開の何かが見れたらいいのになぁ…なんて思ったりもしました。
 というわけで、すっごく素人的な感想ではありますが(笑)わたしが感じたままということで。
あとは土曜日の日中および、アフター観劇のあれやこれやも書きたいと思います。この日もとてもとても楽しい一日でした。
それが終わったら、今度はツヨシさん関係を。飛鳥の話や好きな1曲話など、春に向けてのあれやこれやについて、いろいろと書きたいと思います。