ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

2009 Dream Power ジョン・レノン スーパー・ライヴ

先に、忌野清志郎さんの部分だけ書いたこの日記の続きというか、全体の感想です。
今回は昨年に続き2回目の参加です。
 このライブを見に来られる方はほとんどがジョンレノンのファンだったり、ビートルズの音楽が好きだったりすると思うのですが、わたしはほとんど予備知識がなくて、それでも十分楽しめるライブではあるのですが、今回はちょっとでも知ってから行こうと思ったので、先に本を読みました。
 図書館に行くと、ジョンレノンやビートルズに関するたくさんの本があるのですが、むずかしい本を読むのは苦手なので、まっすぐに子どものコーナーに行って、いつも見る音楽の偉人伝の棚に行くと…ありました!ありました!
 というわけで、予習用に借りたのがこれです。

 なんせ子ども用なので、伝えたいことのエッセンスがちゃんとまとまっているし、書き手の主観やゴシップ的な不必要な情報が入ってくることなく楽しく読めました。
 もちろん1冊読んだからといって何ということもないのですが、この方の曲が生まれる背景が少しだけわかって、今後もっと深く彼の曲にふれた時に出てくる感想にちょっと変化が出てくるかも!?…と思いました。
 さて。
 ライブの基本的な情報や主旨などについては公式サイトを参照していただくとして、感想を書いていきます。
 一緒にライブに入った友人たちは、ジョンレノンの曲やビートルズの曲をたくさん聞きこんでいるファンです。
 bonyarihitsujiさんはすでにいち早く感想をあげられていて、彼女のは「ジョンレノン好きの方のちゃんとした感想」になってますので、リンクを張らせていただくことにしました。こちらです。彼女のところからさらにリンクされているページも必見です。合わせてご覧くださいね。
 今回は昨年ご一緒させていただいた方が来られなかったので、ふたりで参加される予定だったbonyarihitsujiさんとショコラさんに急遽混ぜていただいて見てきました。
 一方でわたしは、多分まわりの音楽好きの人たちがビートルズやジョンレノンの音楽を一生懸命聞いていた頃は、クラシックを必死で勉強していた頃だったので、彼の音楽を自分から求めていって聴いた覚えがないのですが、それでも曲を聞いたら「知ってた!」と思う曲がたくさんありました。
 どこかで聴いたことがある!?と思う曲が多いことには、いつもとってもびっくりさせられます。
 このライブに参加される方は、各アーチストの歌をきいて、もともとの音源と比較して「こう思う」「ああ思う」という感想がたくさん出てくるのでしょうけれども、わたしは逆で、ライブで聴いたもののタイトルを見て、あらためてオリジナルの音源を探してその曲を聞いてみる…という作業にしばらく夢中になっておりました。
 順番は逆ですが、それはそれでとても楽しい作業で、これからもたくさんオリジナル、カヴァーに限らずジョンレノンの曲をたくさん聞いてみたいです。
 そんなわけで原曲と比べてどうとか全然書けないし、一風変わった素人感想になってしまうかもですが、自分用の覚え書きとして書いておきます。
 とはいえもちろん素人耳にも、歌ってらっしゃるご本人たちが、いかに思い入れを持ってジョンレノンの曲、ビートルズの曲を歌ってるかは十分に伝わりました。
 先に言っておきますが、長くなるので、携帯からだと厳しいかも!?(笑)パソコン推奨です。
 尚、曲目等はよくわからないので、音楽ニュースサイトなどから拾ってきました。そんなわけで間違っているところがあったら指摘してくださるとありがたいです。
興味が沸いたところ、特別に惹きつけられたところは、かなり詳しく。それ以外のところはさらっと流れを中心に書きました。

・オープニング・メドレー
奥田民生/吉井和哉: Revolution 9〜#9 Dream〜One After 909
 最初からいきなり、吉井和哉さんと奥田民生さんがステージに立って豪華に和やかに始まりました。


松本素生(GOING UNDER GROUND):Don't Let Me Down (Just Like)Starting Over
独特の癖のあるいい声。惹きつけられるパフォーマンスでした。

 
Leyona「Mother」「You Really Got A Hold On Me」
この方の歌を聴いたのは初めてです。アカペラでまっすぐな歌声。とっても素敵でした。


Bonnie Pink :「Nobody Told Me」「I Want To Hold Your Hand」
このメンバーの中にあって、赤いドレスを着てひらひらとリズムに乗って歌うボニーピンクさんはとってもキュートでかわいらしかったです。
歌もノリノリで2曲。すごく楽しそう。歌うことがしあわせという風に。つられて笑顔になりながら手拍子をしつつ聴きました。



松山ケンイチ:詞の朗読「LOVE」
かなり長い暗転があって、明るくなったら椅子がひとつ。いきなり黄色い「キャーっ!!」という声がたくさん飛んで、松山くんが現れました。
とても清潔感のあるスタイルで、テレビで知っている姿よりもずっと初々しくてステキでした。
最初、KYにどんどん飛んでくる掛声に戸惑いを隠せない感じでしたが、朗読に入るとすーっと詩の世界観の中に入っていき、ノリノリだった会場を静寂の世界へ引きずり込みました。
 あまりの観客の多さにドキドキしてたのだと思うのですが、くるくるとよく動く瞳が印象的でした。でも、一か所たりとも噛むこともなく「いい声だなぁ」とうっとり。テレビよりずっと素敵でしたよん。


・ROCK'A'TRENCH:「Lucy In The Sky With Diamonds」「Woman」
ボーカルの人の声がさっぱりはっきりした明るい、健全な?いい声だなあと思いました。
彼らの名前を聞いたのは絶対初めてだと思うのですが、どこかで聴いたことがあるような…と思ったら「メイちゃんの執事」の主題歌の方々でした。
 ドラマは実は見てなかったのですが、曲はよく知ってます。わたしはもともと大好きな曲だからなのかもですが、特に彼らが歌う「Woman」がとっても心に残りました。
 去り際のひとことも素直でまっすぐで素敵でした。


山崎直子さん:ナレーション
今まで、アジア・アフリカの子どもたちのために、22カ国85校の学校建設の支援をしたことが実際の学校の映像と共にナレーションで伝えられます。
 そして、今年も10校の建設が進められているという話がありました。
 ナレーションの山崎さんはとっても素敵ないい声でした。昨年は箭内さんが出て紹介してらしたコーナーです。


LOVE PSYCHEDELICO:「Dear Yoko」「Jealous Guy」
歌のパワーがとにかくスゴくて昨年に引き続き、ものすごく心を持っていかれつつ聴いてました。
あんなにスゴイのにもかかわらず、ご本人たちはおふたりともほのぼの系で、にこやかでなごやかな雰囲気を醸し出してらっしゃいます。顔だけ見ていたらあの歌やプレーは出てこない感じなのが不思議です。
「Dear Yoko」は多分去年もありましたが、彼女の声に合っている気がします。もう1曲はカントリー調なイメージでした。


浅井健一:「Love」「Day Tripper」
出て来るなり会場の声援が半端じゃなくてびっくりしました。
どこで名前を見ていたんだろう!?と思っていたら、友達が「『音楽と人』じゃない!?」と言い、おお、なるほど。そう!そう!「音楽と人」の常連の方だ〜と気がつきました。
そのパフォーマンスに、男性も女性も大興奮している方々がたくさんたくさんいたのですが、その場ではイマイチそのすごさはわかりませんでした。
 ただ、強烈に惹きつけられる何かを持っていて、カリスマっぽいオーラがあり、その後も全員で出てきたときも、あんなに人気者なのにどこか居心地が悪そうで、気になって仕方がなかったので家に帰ってまっさきに調べたのがこの方です。  
椎名林檎さんの「そしたらベンジー あたしをグレッチで殴(ぶ)って!!」の歌詞はこの方のことだったんだ!というのを知り、なるほろ〜と思いました。 やっぱりカリスマ!!
更に驚いたのは浅井氏が同世代だということ!!すごく少年っぽいイメージで見ていたのでびっくりでした(笑)
その一瞬の、とっつきのあまりよくなさそうな感じとか、少年っぽさとか、なんとなくみんなと違う匂いをさせていて「わかるヤツだけわかればいい」的なムードはなんだかとっても既視感があって(笑)興味津々です!
 帰ってきてからいくつかライブの音源や映像を見ました。
 ジョンレノンのではなくて、ご本人の歌を聴いたらその人気の秘密がちょっとだけ理解できたような。もっと聞いてみたいです。そしてどこかのライブでリベンジさせていただきたいなぁ(笑)


山崎努:ナレーション
10歳くらいの子供からの手紙が読まれ映像が流れました。彼は小さいころからゴミを集める仕事をしていて、家族の生活をを支えています。
 この子どもたちは学ぶことができないし、そもそも必要としているのに学校がありません。
 こういう子どもたちは世界中にいて、彼らにも学びの場を…というのが、このチャリティーの目的だそうです。


Cocco :「Out The Blue」
彼女が生で歌うのを聴いたのも初めてです。
歌い出すまでに結構長くトークしていらっしゃいました。実際にボランティアとして参加され、現地のみなさんと交流した時の話をとつとつと語ってました。
彼女の言葉はちょっとなまりがあって、ゆっくりゆっくりと不器用に言葉を紡ぐ感じで話されるのですが、なぜか惹きつけられます。この方も「表現者」として生まれついたような人だと思いました。
ところがトークが終わり、一旦歌を歌い出すと、ここからが本当の意味での本領発揮。水を得た魚のように自由自在にステージの海を泳ぎ始めます。表情も一転して表現力のある伸びやかな歌声は、まだまだ聴き足りませんでした。
 しゃべっている時とはうってかわって、自信に満ちてピカピカ輝いていて、とっても素敵でした。
 ああ、この方のいるべきところは絶対にステージの上なんだなぁ。歌うために生まれてきた選ばれた人なんだ…と思わされる歌声でした。
Mステーションでよくつよしさんと一緒になるので、テレビでのおどおどした印象が強いのですが、生のステージの上にいるCoccoさんはもっと圧倒的に自由でカッコよくてとびきりかわいい人でした。
その印象は最後にみんなでステージに上がってからもさほど変わらず、赤いスカートをひらひらっとさせながら客席を煽り、その場を明るくする素敵なシンガーという印象が残りました。


奥田民生:「I'm So Tired」「Polythene Pam」
奥田民生さんというと、わたしの場合その太くて意志の強い感じがする歌声の印象が強いのですが、今回はギターもたすっごくうまいんだなぁ@@とつくづく思いました。素晴らしいギタープレイに聴き惚れました。
どこにいても誰といても、マイペースで自然体なところがこの方の魅力です。それは一人のステージにおいても、オノヨーコさんが隣にいても一緒。その飾らないところがとてもよかったです。


忌野清志郎 :「IMAGINE」
ここは前の日記でたくさん書いたので今回は割愛します。


泉谷しげる:「Working Class Hero」「You've Got A Hide Your Love Away」
圧倒的な清志郎さんのコーナーが終わり、この後に出てくる方は気の毒…と思っていたら。
出てらっしゃいました。泉谷さん!!
いきなり「清志郎!生きてるじゃね〜か!!」なんて絶叫されながら、悪態をつきながらのご登場です。
一気に我に返り、ステージのその人に惹きつけられる会場。別の意味ですごいオーラです。
デリコさんたちを従えて、1曲目の「 Working Class Hero」に日本語の歌詞をつけて熱唱されてました。
「ワーキングクラスヒーローになるのは… たいへんだぜっ!!」
的な歌詞が延々と続くその歌はフォーク調で、完全に泉谷節になっているのがスゴイと思いました。日本語の歌詞も違和感がなかったです。
 家に帰ってから原曲をきいて、よくこんな風に自分流にうまくアレンジして歌ってたなぁと思いました。元歌大好きな方にはどんな風に写ったのでしょうか?音楽って面白い。
デリコさんたちがこんなに重くて力強い泉谷さんの歌にとっても素敵に花を添えてらして、ステキでした。
 続く「You've Got To Hide Your Love Away」は8分の6拍子なのですが、お客さんを愛ある悪態をつきつつ、うまく乗せて面白かったです。
「この曲はある意味ワルツだからよ〜間違っても拍手なんかすんじゃねーぞ!!演歌になっちまうからよ〜」の一言で爆笑。確かに!確かに!
 お客さんを一生懸命に乗せようとすればするほどするするスベり気味になっているのにもくすくす。泉谷さん、いい人です。
泉谷さん自身が、身体を右に左にちょこちょとゆすりつつ、8分の6拍子を小さく取っているのがとってもかわいくて痺れました(笑)
がんばりすぎて、間奏後に自分が入れなくなったりして、2度ほどやり直したのも楽しい、お得、うれしい(笑)
最後の最後に、ステージの上で腕立て伏せまでしてなんて自由なお方でしょ!!てくてく帰って行かれました。
 歌声にはとっても強さがあって、ぐいぐい自分の側にお客さんを引き寄せる素晴らしいパフォーマンスだったと思います。そしてこの方は最後まで気配りの方で、あっちこっちに気を使って!?悪態をついたりちょっかいを出したり忙しそうでありました(笑)


松山ケンイチ:朗読「IMAGINE」
泉谷さんの桁はずれに熱いステージが終わり、この後出てくる人はかわいそうと思っていたら、こう来たか!な松山くんふたたび。
一度目の時よりもずっと落ち着いてました。
出てきた瞬間、会場をあっと言う間に自分色に染め直してました。スバラシイ!!
朗読そのものも2回目は全く客席に左右されず、堂々としてました。ひとり舞台を見ているかのような素敵な緊張感でドキドキしつつ魅了されましたよ。


・オノヨーコ
オノ・ヨーコ:「Your Hands」「Give Peace A Chanceのダンス・リミックス・バージョン」
最初に声量のスゴさに圧倒されました。迫力満点です!!
そのよく通る声で、黒い衣装でひらひらと右に左に大きくステップを踏みながら踊ってらっしゃいました。そのパワフルさに感服し、ただただ圧倒されているうちに歌が終わった気がします。
内に秘めたエネルギーは半端なくて、こういう方だからこそ様々なプロジェクトをリーダーシップを取ってぐいぐい引っ張って行けるのだと思いました。
ジョンレノンの奥さんだからということではなくて、オノヨーコその人だから、みんながついて行くのだろうなあと思いました。


吉井和哉:「I'm Losing You」「Yer Blues」「Help! 」
この日のラストを飾られた吉井さんのステージは、昨年も思いましたが本当に素敵でした。特に彼の歌うのびやかな高音が大好きです。
伸びやかでとっても色気がある声も(声に色気がある人がたまらなく好きです!)シャイでステージの上はなんとなく居心地が悪そうなところも含めてとっても魅力的なお方です。
同世代に近いところにこういう方がいらっしゃるのがうれしいです。
確か2曲目の「Yer Blues」という曲は日本語訳をされて歌っていたと思うのですが、日本語がうまくはまっていて言葉の力にも惹きつけられました。


BONNIE PINKよる全参加アーティストの紹介
昨年は確か夏木マリさんが先生みたいな力強い声でこの紹介をしていらっしゃいました。
今年は春みたいにほわんとしたやさしい雰囲気になって、また昨年との違いを楽しんだ感じです。

・オノコード:
配布されたペンライトみたいなもので、モールス信号の様に皆でピカピカして、「I Love You」を伝え合います。
ライトを一度チカっとして「I」二度チカチカっとして「LOVE」三度チカチカチカっとして「YOU」
舞台のアーチストの皆さんから客席へ。客席からアーチストへ。アリーナからスタンドへ。スタンドからアリーナへ。
無言で淡々と行われるのですが、毎回じんわりきます。単純明快なメッセージですが、会場にいるととても心に響きます。

・ALLCASTで:「Happy Xmas(War Is Over)」メドレー「Power To The People〜Give Peace A Chance」「Imagine」
個性的な面々が大集合です。わりとみなさん自由で、思い思いに音楽に乗って身体をゆすってました。
歌われる曲たちが、やっぱりいい曲だなぁと毎度思います。わたしのようにファンというわけでもなかった人間でもほとんど知ってます。
客席の上の方からアリーナまで、点滅するオノコードの光がお星様みたいにとてもキレイでした。
泉谷さんが時々気を使ってるな〜という感じのお茶目な行動をされてましたが、オノさんに近づこうとすると、吉井さんが阻止して泉谷さんの手を払いのけるマネをしたりして笑いを誘ってました(笑)

・その他の感想
バックバンドの方々がなにげにすごいと思いました。
あたりまえですが、若干の方々をのぞいてほとんどの方の演奏をこのバンドが一挙に引き受けています。
すごいなあと思ったのは、アーチストごとのカラーがちゃんと理解され、演奏し分けられていること。
各アーチストさんの個性を上手に引き出しながらアレンジされているのを感じました。

・おじさん
昨年参加した赤坂ブリッツの「ギターパラダイス」の時に、50代くらいの超ノリノリのおじさんがわたしたちのちょっと前にいました。
ほんのちょっとのビールでとってもご陽気になっていて、楽しそうなことと言ったら…ということで最初はウザかったのですが、だんだんに微笑ましい気持ちになったおじさん。
 そのあまりにも印象的なおじさんはその後ジョンレノンスーパーライブ2008でもお見かけし、それはそれは驚いたのでした。
 ところがです。
 今年もまたアリーナの真ん中よりちょっと前に同じおじさんがいらっしゃいました(笑)ショコラさんが見つけたのです。
「みて!おじさん!」のひとことで彼女の指さす方向を見たら…いました!いました!踊りやらそのノリノリ加減やら、手拍子のダイナミックさですぐにわかります。
 そしてわたしはすぐに左を向いてbonyarihitsujiさんに「おじさん発見だよ!」と伝えたら、これまたツーカーで「ホントだ〜っ!!すごーい!!」と盛り上がるわたしたち。
 同じおじさんに3度も会いました。来年もし行けたら、またおじさんに会えるのかしら!?一回目にお会いした時は、ちょっとウザ!?とも思いましたが、その年齢にも負けない元気さ、その独自のスタイルのノリノリ加減、おじさん万歳です!またおあいできますように。

・IMAGINE
「想像してごらん!」
結局この言葉にすべてが集約される気がします。
ジョンレノンの気持ち、オノヨーコさんの気持ち。自分の気持ちだけじゃなくて、隣にいる誰かの気持ち。異国の人たちの気持ち。
人間には「想像することができる」という強みがあるはずなのに、想像力の欠如がいろいろな深刻な危機を助長している気がしてなりません。
ジョンレノンスーパーライブに行くと、いつも自然とそのことを思い出します。

・小石の話
オノヨーコさんが「ひとりの力はちっぽけだからどうせ何も変わらない」なんて思わないで…という話の流れの中で
「ある科学者が、『小石1個でも、誰かが水の中に投げ込むと世界中の海に影響が出るということを証明したのよ!』」とおっしゃっていました。
「ひとりひとりが小石族になって、ちょっとずつ世の中をよい方向に変えましょう」とおっしゃっていたのが印象に残りました。

・メガネの話
オノヨーコさんはいつも鼻の上にちょこんとメガネを乗せていらっしゃいますが、このメガネについて話していらっしゃいました。
メガネはジョンレノンが亡くなる数日前に「ヨーコはこれがとても似合うから掛けなさい」とすすめられたものなのだそうです。
それからほどなくジョンが亡くなって、泣きぬれた顔を隠すためにずっとメガネをかけるようになったのだそうです。
今にして思えば、ジョンはもうすぐ亡くなることを知っていて、オノヨーコさんにメガネをすすめたのだろうか?と言うような話を。
この話をなさるとき、ちょっとだけ声を詰まらせてらっしゃるように見えたのですが、ROCK'A'TRENCHさんのブログによれば、多分この話を聞きながら泉谷さんも涙ぐんでらしたそうです。
 今でも夫への愛情をそのまま抱き続けているヨーコさんも、素敵な話にうるうるされている泉谷さんもとても素敵です。

・しのはらさんと鈴木杏ちゃんがふっつーにいたそうです。
わたしは見なかったのですが、特にしのはらさんが、顔がちっちゃくてとってもかわいらしかったと友達が言ってました。

・最後に
来年もぜひぜひ見たいです。
感想がとてつもなく難産になったのは、わたし自身が勉強不足で自信を持って書けることが少なかったからです。長いわりに中身がなくなってしまったのはそういうわけです(笑)
音楽の楽しさは無条件に感じたし、ここに出ていらっしゃるアーチストさんにはどこか共通点があるとも思いました。そこのところはわかりそうで、うまく言葉にできません。来年への宿題ということで。
来年行くことができるならば、今年伝記を読んで予習したように、来年こそもっともっとジョンレノンの音楽の方を予習してから行きたいと思いました。