ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 夕陽の中の見守り隊


 画像は近所に新しくできたスーパーに行った帰り道で撮りました。
 このぼんやりした画像ではイマイチ伝わりにくいですが、どこまでも果てしなく続くかのように長く伸びた道の先に、今まさしく沈もうとしている夕陽。
 山だらけの山口県で10年も過ごしたので、東京に越してきたときに山がどこにもないことがとってもびっくりでした。いえいえ。たまに遠くの方にうっすらと富士山が見えることがあったのですが、あまりにも遠くて本物の山には思えなかったのです。
 いまだになんだか山に囲まれてないと調子が出ないと思ったりもするのですが、わたしが今住んでいるところは本当に高低が少なくて、果てしなく大地が広がっています。
 地元ではただいま長きに渡る道路工事の真っ最中で、画像を撮った場所はまだ車は通れません。人は通れますが先に行くとまだつながっていないので、子どもたちがサッカーをやったりキャッチボールをしたり、格好の遊び場になっています。
 まっすぐに続くひとすじの道の先に存在感のある大きな太陽。太陽は山の向こうに沈んでいくのではなくて、かなり低い位置までそのまま姿を見せていて、家々の向こう側に沈んで行くのです。
 そして、ここには写っていませんがいつの間にか静かにじっと空に浮かぶ月。
 しばし自転車を止めて眺めていたら、すごく大切な人たちの顔が次々浮かんできて、30円の大根やら15こで198円のじゃがいもやらを持っている人にふさわしくない気持ちになりました(笑)
 横で同じように自転車を止めて眺めているママチャリの親子3人がいて、自転車に大きな「見守り隊」のステッカー。
 地元の子ども会やPTAでは自転車の後ろに「子ども見守り隊」というステッカーを貼るという運動をしています。
 とてもたくさんの自転車がこのステッカーを貼って走っていて「街の子どもたちはいつもたくさんの大人の目に見守られてます!」と主張しています。
 子どもたちが安全に安心して暮らせるようにという願いと、犯罪予備軍に対する抑止効果を狙ったアピールでもあるのです。
 今の世の中時々忘れかけていますが、大人の大切な役割の一つに「子どもたちや若い世代を温かく見守り支える」ということがあるんじゃないかと思います。自分のことで精いっぱいにならないで、ちゃんとまわりにも目を向けなければ。
 そこで、思い出された歌が↓のこれ。
 玉置浩二さんのPRESENTというアルバムの中に入っている曲です。この曲を聴いていると、大切な人(ちょっと深読みすると環境とか地球とか、そういうものにもつなげて考えていけるような…)を守りたいと思う心の尊さみたいなものが思い出されます。
 ちょっとだけ歌詞を紹介すると

君の行くその道が ならだらかな道であるように
心ふさぐ雨の日にも おだやかな気持ちでいますように
中略
吹きすさぶ風の中にも ひたむきに歩いていけるように

こんな感じです。
 わが子たちや生徒たちはもちろん、最近とっても更新が頻繁なわれらがラブファイターくんにもわたし的「見守りたい(たいの意味がちょっと違って「would like to」ですけどね、笑)」の意味をこめて、この歌をエールにして捧げたいと思います。
 つよしさんがいつも道の一番先を、怖がらないで突き進んでいくその姿を見ていると、本当に勇気があるなあと思います。
 障害もいっぱいあるだろうし、雨がざあざあ降って心がぽっきり折れる日もあるかもしれませんが、どうぞ負けずにがんばって!といつもこっそりエールを送ってます。
 超個人的なことを置いておいても、大した力にはならないにしても、次世代を担う子どもたちや若い世代を温かく見守り、本当に困った時にはちゃんと手を差し伸べられる「信じるに足るオトナ」にならなきゃいけないんじゃないかと思うこの頃です。