ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 2009 7月10日 堂本剛薬師寺ライブ 感想その3

また空いちゃいました。夏休みに入る前に書きあげるべきだったと後悔しています。細切れで本当に申し訳ないです。
 Hさま。拍手コメントありがとうございます。
 「一緒に旅してライブに参加したような」気持ちになって読んでくださってありがとうございます。Hさんの想像の翼を広げるお役にたてたなら、心からうれしいです。
 書きたい気持ちはいっぱいあるのですが、夏休みはやることもいっぱいあるし…こうやって励ましていただくとゆっくりでもちゃんと完走を目指そうと改めて思います。いつもかまってくださるみなさま方、どうもありがとうございます。
 感想その2をアップした日の拍手は33コでした。これまたその前の日の24に続きつよしさんつながり〜っ!!とひとりで喜んでしまいました。
 こんな風になにげない日常の中で出会う数字にかこつけてhappyになれる瞬間って結構ころがっていて、そのたび小さなしあわせを感じてます。
 さて、というわけで続きを読むからどうぞ。
 もう前を忘れちゃったよ!という方にはおせっかいですが、その1その2へのリンクも一応貼っておきますね。
TALK TO MYSELF
 実はアコギ一本のこの曲は、最も野外という場所の中で映える曲のひとつだと思いました。
 アコースティックギターはつよしさんの手にとっても馴染んでいて、身体の一部みたいに自由自在に気持ちが載って、すごーく素敵に聞こえました。一方歌声が伸びやかでまっすぐで、この方の本質的な声の音色の美しさを存分に発揮している気がします。
 そして、ギターと声がお互いにお互いを引き立て合っているように感じステキったらないのです。
 わたしはそもそもこの歌の曲調とか展開とかアレンジとかが大好きなのですが、詩の方も最近のつよしさんの言動とか行動とかを聴いていると、いろいろな気持ちを整理する過程において、通過点としてとっても大切な曲なんじゃないかと…そんなことを思いながら聞いてました。
 アコギの自然な音色と飾らない歌声が奈良の空に吸い込まれていくような気がして、何度も空を見上げてしまった1曲でした。


☆ORIGINAL COLOR
最初イントロが始まったとき、何の曲だかわかりませんでした。今までに聞いたことがないアレンジと印象的なドラムの音。一瞬マイナーコードのダークなギターが入って、何!?何!?新曲?とすら思ったのです(笑)
 そのアレンジバージョンのメロディーはもちろん、特徴さえ絶対に覚えて帰れないと思ったので、携帯が使えるようになった直後にお友達への連絡よりも先にとりあえず入力しておいたのが、「ずずたず ずずたず」「まいなーから」とひらがなのなぐり入力(笑)メモでした。(その話はあとで)
 それが聴いていくにつれ「ORIGINAL COLOR!!」と気がつきます。この瞬間の驚きと言ったら、ちょっと筆舌尽くしがたい感じです。そこら中で歓声とも悲鳴ともわからない声が上がり、瞬間的に泣き崩れている人もいました。気持はわかります。
 彼は潔く、本当に潔く、以前の殻をどんどん脱いで先へ先へと走って行きますが、どうかするとファンはまだまだ以前の曲にしがみついていたりもするのですよね(笑)新しいものが受け入れられないのではなくて、それとは別にもっともっと聞きたいのです。そんな曲が実はいくつもいくつもたまってきているのですよね。
 なんとなく今回は「いろいろなアルバムのいろいろな曲が混ざるんだろうな〜」とは思っていたのですが、E☆Eより前に遡るとは、そしてその1曲目がこの曲だったのがとってもとってもうれしかったのです。何が来ても喜ぶのでしょうけれど(笑)
 わたしは一瞬にして「ホームドラマ!」のいしだあゆみさんや田村高廣さんの笑顔とか、井上真央ちゃんやユースケさんとか、子役の子たちとか、もちろんつよしさんも含めて、老いも若きもみんな揃って同じ苦痛を乗り越えてそれでも元気ににっこり笑って写真を撮ったシーンが目の裏に浮かんでしまい、なんだか心をぎゅっとつかまれてしまいました。
 あのドラマの中でもテーマは「愛」でしたが、恋愛の愛というより人類愛的な大きな愛をイメージするこの歌は、今のつよしさんにも薬師寺さんにもぴったりの選曲だなあと思いました。
 今回の薬師寺ライブでは、お寺さんのフレンドリーなムード、どんな曲が来ても大喜びのファン、繰り返し感謝の気持ちを述べるつよしさん…とどこを取っても前向きで温かい空気に満ちていて、リリースされたオンタイムの時よりも、ずっとずっとドラマチックにこの歌が胸に迫ってきた気がします。
 胸がいっぱいになって聴いていたら、確かサビで突然いっせいに照明が灯ってびっくり。そういえば少しずつ夜の帳が下りていたのに、歌に夢中になって全然気づかずにいたのでした。
 カラフルな照明がとってもキレイで、レーザーが真ん中から左右に向って走っていったり、びっくりするほど豪華なので驚きました(笑)
 歌の力で突然単色だった世界に色がついたような錯覚にとらわれてぎゅぎゅーっと掴まれてしまったのですが、書きながらちょっと恥ずかしくなったりして…まあなんて乙女(笑)
 ちなみに最初の方に書いたメモ書きの「ズズタズ ズズタズ」はエイトビートで「タ」の部分にアクセント。確かこの曲のイントロはドラムで、屋敷さんの重たい音が意外にスパイシーに鳴っていたのでした。そこに絡んでいたのが多分名越さんのギターの音で、ちょっとマイナーでギュイーンな感じで、一見とてもその後に「オリカラ」は来そうになかったのです(笑)
 聞いているうちにそのアレンジにも慣れて、違和感はなかったのですが、DVDになったらアレンジも含め、もう一度ちゃんと聴きたいなぁ。20代のころだったら脳内録音、脳内再生もできたやもしれませんが、今のポンコツ頭では「いつもと違った」ということを断言するのがやっとで、詳細を伝えるのはとってもムリでありましたのことよ。がっくし(笑)
 ちなみに歌詞はサビの部分が全部

こぼした砂をかき集めるような 繊細な仕草が
多くいるんだけど 愛はやっぱいい

になってました。「愛」をテーマにしていたのだし、言わんとすることはなんとなくわかったのですが、「海の碧から〜♪…緑が好きだって〜♪」のところも大好きなので、今後いつかフルで聴けたらうれしいなぁ。


空が泣くから
 この曲の時は、とにかく空ばっかり見ていました。暗くなった空に白い雲がたくさん浮かんでいて、しかも流れが速くて速くて、追いかけきれないくらいだったのです。
 この日の中では、一番今にも降り出しそうに思えたのがこの曲の時だったような気がします。なんとなく龍神さま、特に堂本さん違いの「堂本印象氏」が京都の東福寺の天井画として描いた「蒼龍図」という作品(昨年月刊京都という雑誌にこの方の作品が載ってました!)のことなんかに思いを馳せたりしていました。
 この歌はもちろん奈良やお寺にぴったりだし、特に雨を歌う歌だし、もちろんつよしさんが歌うこの曲にはとっても力があるし…そんなこんなで歌の世界そのものにかなり引き込まれていたのだと思います。
 それで風や空や思い出やら龍やら…いろいろなことで小さなすぎる脳みそを使い過ぎた結果(笑)最も大事な記憶がありません。今回この曲に東儀さんは参加されていたのでしょうか!?いなかったのかしら!?いやん、とっても大切なポイントだったのに〜
 「空が泣くから」はお台場のイベントの時につよしさんが東儀さんと初コラポされた大切な思い出があって、全部の感想をあとから書こうと思っているのですが、そこでかなり核となるはずの事柄だったのに(泣)ああ、人の記憶って本当にあてになりません。
 もし東儀さんがこの曲に参加されていたのかどうか覚えていらっしゃる方がいらしたら、コメントでも拍手コメントでもいいですから、教えていただけたらうれしいです。


というわけで、ますます感想色が強くなってきてしまい、そもそも最初からですが、ますますレポなどというものからはかけ離れてきています。すみません。
 『とりあえずここはブログじゃないですから。日記ですから…』と先日通りすがりのはてなダイアリーで書いてあるのを見つけて自分が書いた文章みたいだと思いました(笑)開き直り、および書き逃げですみません(礼)