ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 奈良 漫遊記 4月9日編 その2 薬師寺編

食事を終えたわたしたちは、ゆっくりならまちから歩いて奈良ホテルに戻ったのですが、その途中でお友達が紅白まんじゅうを買いました。もちろん翌日に控えたつよしさんのお誕生日記念!このおまんじゅうの画像を後々見せてもらったのですが、まんまるでかわいらしい紅白まんじゅう!買えばよかったなぁとちょっと後悔。
 ちなみにわたしたちは…前の日記でご存じとは思いますが、ケーキでした。どのくらいの方がこっそりお祝いしたのかしら?!そういうのを考えるとちょっと楽しいです(笑)
 さて、次なる行先は薬師寺で、途中西大寺で別のお友達と待ち合わせのことりさんとさよならをして、薬師寺に到着しました。ショコラさんとわたしにとっては2度目の薬師寺ですが、日光月光菩薩さまにお会いするのは上野の薬師寺展をいれると3度目です。奈良に行くとどうしてもまたそのお姿を見たいと思ってしまいます。
 まん中の薬師如来さまにも手を合わせてから横手に回り、法話を伺います。
 薬師寺法話もまた楽しみで、面白おかしくためになることを話してくださるので、毎回座ってちゃんと聞いてしまいます。
 「しんどい」でもその部分が流れましたが「薬師如来さまはお医者さま、日光・月光菩薩さまはそれぞれ日勤、夜勤の看護師さんで、24時間わたくしたちを守っていらっしゃる」というお話、何回聞いてもやっぱりまた聞いてしまいます(笑)
 それにしても日光月光さまのあの美しい腰のカーヴ。なんて美しいんだろうと思います。ついでに言うとわたしは月光さまが特に好き。かなり長い時間、ただただ眺めてしまいます(笑)
 医学の進歩はめざましいものがありますが、一方でわたしの周りにはいまだ治療法が確立していない病気と闘っている人がたくさんいて、いつもこの人たちのことをどうぞ頼みます!お守りください!と如来さまや菩薩さまたちに手を合わせずにはいられません。

 ちなみに画像の左側が薬師如来さまや日光月光さまがいらっしゃる金堂で、右側が今度修復工事が入ると聞いたかつてアーネスト・フェノロサが、その美しさを「凍れる音楽」と讃えたという東塔です。
 修復工事に入ってしまうと10年間は姿が見えないと聞いていますが、今のうちにじっくりとその姿を見ることができてよかったです。
 東塔のてっぺん部分は昨年の上野で見てきたのですが、実はとてもとても大きかったよね〜なんて話をしながら見上げたりしました。
 実はショコラさんとわたしは、翌日もまだまだ見足りない気持ちがあって、また薬師寺に出かけて行ったのですが(笑)そこで作業着の方とすれ違ったのですが、もしかして宮大工の小川氏じゃなかった!?なんてしばし大興奮。
 以前に宮大工の西岡棟梁の話や著作の話は日記に書いたことがありますが、その西岡氏のお弟子さんの小川さん…!?ではないかと思ったのです。
 今にして思えば話かけてみればよかったとか思ったりもしたのですが、あとのまつりです。たとえ話しかけたとして、あわあわしてしまいそうですが(笑)
 そうそう、いつもふぇるまーたを訪れてくださるまきさんが大好きだとおっしゃっていた聖観音菩薩さまにも忘れずに会ってきましたよ。静かで穏やかなそのお顔を見ているととても癒されます。
 それから二日目には玄奘三蔵院伽藍・大唐西域壁画殿も。平山郁夫画伯の描かれた壁画を見るのは2回目ですが、絵心のないわたしでも、その壮大な壁画にはいつも長々見入ってしまいます。
 ここのところ朱印帳に朱印集めすることにもはまっているのですが、ここで昨年もらった「不東」という朱印、とてもとても好きで時々めくっては指でなぞったりしています(笑)
 こうやってお寺に詣でて仏像のそのお姿を隅々まで愛で(ガン見)心癒されて朱印(サイン)をもらい、ハガキやお守りや数珠(グッズ)を買い…ほらっ!どっかで覚えたノウハウがこんなところで生かされているというわけです(笑)
 どこへ行こうがやってることは同じだ…な〜んて言ったら叱られそうですが(笑)とりあえず入口を入らないことにはね(笑)この新しいマイブームはたとえ70歳になっても80歳になっても楽しめそうだし(笑)ゆっくりじっくりいろいろなことを知っていきたいです。
 薬師寺を出たわたしたちは唐招提寺にも行ったのですが、ここの見どころの数々は、奈良国立博物館の方で展示されていたり、金堂の修復工事が続いていて見ることができなかったりもしたので、早足で1周した後は駐車場脇のおみやげ屋さんに寄りました。
 そして次は桜が満開でとても美しい平城宮跡に向かいます。