ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

よもやま話

書きたいことが溜まっているのに、なかなか上手に文章にできません。
でもやっぱり書きたいと思ったことは書きたいな!ということで、ちょっと前の出来事から。
ちょっと前にツイッターで関西の友人のSちゃんが「南円堂納経所横の売店で扱っている、興福寺の限定1000冊の宝相華朱印帳」がほしいという話をしていたの見て、一緒になって「いいなあ、わたしもほしいなあ」と話していたら、たまたま奈良へ行くという別の友人が、ご親切にわたしたちの分も買ってきてくださいました。

これです。
このご朱印帳は、国宝阿修羅立像の衣装に施されている宝相華文をモチーフにしたオリジナルの手ぬぐい生地を使ったものなのだそうで、とても上品でかわいらしいです。
わたしのご朱印帳は今2冊目で、これは昨年天川神社で買ったものなのですが、あと2つでいっぱいになります。
次はどこのにしようかなぁ?なんて思っているところだったので、とってもタイムリーですぐに乗っからせていただいたのですが、やっぱりこういうものはご縁なんだろうなぁと思います。
こうして埼玉県民のわたしが友人のご好意でもう奈良のものを手にしているしあわせ。
Aさん、わざわざ寄り道してこれを手に入れてくださって、本当にありがとうございました。
後発で追いかけてきているオットと共に、すっかり神社仏閣巡りが趣味になってしまいましたし(笑)次のご朱印帳はどこのご朱印で埋まるのか、どれくらいでいっぱいになるのか、とっても楽しみです。
そうそう、グッズでご朱印帳とか作ってもらえたら、お寺周りもすっごく楽しくなるのにね〜なんて話にもなりました。
さらにご朱印帳といえば・・・次のshamanipponのグッズなんかでいかがかしらん。
ご本人もうれしいだろうし、わたしたちだってどうかすると「ご本人とお揃い!」な〜んてことになるわけです!これってスゴくないですか!?(笑)
ついでにご朱印帳カバーを作ってもらってもうれしいし、お賽銭用の小さめ(ここ大事)がま口の小銭入れとか。
ああ、なにげにあるといいなぁと思うのがお寺や神社でもらうパンフレットなんかを入れる、派手過ぎない、去年のしゃましょい柄みたいなクリアファイルとか?
・・・となると、やっぱり一人一人、自分でアレンジがきくしゃましょいのような「布」って言うのは究極のグッズだったかも!?とか・・・
おっといつの間にか、ご朱印帳からはグッズ話になっているではありませんか!!(笑)
いつか新しいご朱印帳を持って奈良に行けたらいいなぁ〜なんて春の気配と共にどんどん頭の中が奈良化している今日この頃です。折しも「縁を結いて」の発車ベルが1年間延長になったのだそうで、これは前回の奈良で聞き納めだと思っていたのでとってもうれしいニュースでした・・・ってまだ行けるとは決まってないけど(笑)
きっと行く・・・行けるに違いない・・・行けるんじゃないかな・・・ああ誰かさんの歌みたいになってきた(笑)がんばります。
そうそう。
話は変わりますが、少し前、1月のおしまい頃にショコラ嬢と日本橋三越本店で開かれた平山郁夫展に行ってきました。
前回東京国立博物館で平山氏の展覧会があった時にも一緒に出かけていて、その時もとても感動しました。
前回いっぱい感想を書いたので今回はあまり詳細には触れませんが、どんな方?どう思った?とお思いの方はこちらの日記をお読みいただければと思います。
今回の展覧会は佐川美術館所蔵ということで、あの時には見れなかった絵やスケッチもたくさんあって、デパートの一角の小さな展覧会を予想していたわたしたちの予想をいい意味で裏切られる、とても見ごたえがある展示物の数々でした。
平山氏はなんと言ってもとても膨大なスケッチを書かれた方で、たとえば同じバーミアンの石仏を同じ角度から書いたスケッチが時期を違えて何枚もあったりもしました。
素人考えでは、同じ素材を何度も何度も、それもスケッチという形で書くという発想があまりなかったので、最初ちょっと不思議に思ったのですが、たとえば音楽だって同じ楽譜を何度も何度もさらうことは珍しいことじゃないし、同じものでも勉強するたびに違う発見があったり、違う感想を持ったりもするので、スケッチもまた同じことかもなんて思いながら見ました。
ましてや彼の地は戦火を浴び、いたましく破壊されたり、周りの景色も激変したりしているわけで、もちろんその時々のその場所を切り取って絵に残したいという気持ちもあるのでしょうけれども、そのたくさんのスケッチに込められた思いが伝わってくるようで、とても心打たれました。
今回の展覧会はもう終わってしまいましたが、どんな感じで、どんな絵があったかはこちらのサイトに詳しく書かれています。
展覧会の副題に「大唐西域画への道」とあって、あの薬師寺の壁画の絵の元になった絵たちもありました。
ちなみにわたしが一番心に残った絵はというと、1966年に描かれた「天堂苑樹」という絵。リンク先のサイトにも載っています。
お釈迦さまが森の中でたくさんの菩薩たちを相手に教えを説いている様子がぼんやりとシルエットで浮かびあがっている絵です。
バックの美しい樹木は別のサイトで見たところによれば「菩提樹」で、この樹木は生命力を象徴しているのですって。
下の方に一頭の白い象がいるのですが、それはお釈迦さまの実のお母様、マーヤの消印として描かれていると音声モニターで解説を聞いたのですが、この白い象の顔がもうびっくりするほどやさしくて、ぎゅーぎゅー心を持っていかれました。
この絵の前で立ち止まって、黙ってかなり長いこと眺めていたのですが、あとでランチをしながらどの絵がよかった?と話していたら、お互いやっぱりこの絵に一番心惹かれていたことがわかり、なんだかとっても共感しました。
いつかこの展覧会で展示されてた絵を所蔵している大元の滋賀県にある佐川美術館にも行ってみたいです。
そして、展覧会と言えば・・・この間から行きたくてたまらないのが東京国立博物館140周年 特別展「飛騨の円空―千光寺とその周辺の足跡―」です。
みうらじゅん氏と共にわたしを仏像や神社仏閣の世界へいざなってくださった、いとうせいこうさんも行かれてすごくよかったとつぶやかれておりました。
また、糸井重里さんもほぼ日でぜひぜひ行ってみたいとおっしゃってました。
ただ今のところ、行ってみたいものの筆頭です。
うまく機会があるといいなぁと思ってます。
PS:このテーマとは直接関係はありませんが、今思い出したことがあって急遽日記に足しておきます。
ショコラ嬢と日本橋へ行ったこの日、もうひとつ、すごく印象的な場所へ行ったのでした。
それは「にんべん」のお出汁のお店日本橋だし場」です。
ビルの中に入ったらお出汁のいい匂いがして、ランチの前に勢いで寄ったのですが、ここはお出汁を飲ませてくれるお店です。
スタンドみたいになっていて、とってもお手軽な感じなのに、それはそれはいい匂い・・・ということでどうしても素通りできませんでした(笑)
ショコラ嬢がかつお出汁、わたしはかつおこんぶ出汁。それぞれ100円で紙コップに入れて出してくれます。
空きっ腹だったせいもあるかもですが、このお出汁の味がすご〜くすご〜く美味しかったのですよ。
ほんとにお出汁だけで、とってもシンプル。調味料が置いてあって、自分で味付けもできます。
関東の人間なので、普段ほとんど丁寧に出汁を取ったりはしないのですが、お出汁って美味しいんだなぁと実感しました。しあわせの味でした。100円でしあわせを味わえるなんて!!
わたしもたまにはちゃんとだしをとろう。
三越からも奈良まほろば館から徒歩1分くらいのところにありますので、こちらも併せてオススメしておきます。