ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 「パパがね!」

 うちの教室一のはりきり娘、小学1年生のMちゃんが今日の最初の生徒でした。
 彼女はいつだってやる気満々で、1曲でいいところを5曲くらい弾いてきます。ピアノを習いはじめて11か月、今は両手でバンバン弾けることが楽しくて仕方ないらしいです。才能とコツコツ努力を惜しまないマメさの両方を持っている、将来有望な女の子です。
 彼女ったらここのところ変な癖がついてしまい、必ず30分レッスンの最後の方でトイレに行きたくなります(笑)「あのね。先生のうちでピアノを弾いてると、必ずウンチがしたくなるんだよね!!」なんて本人は至って無邪気です。
 その彼女が真顔で「パパがね〜この頃毎日出ないんだよなぁ〜って言うからね、あたし〜先生んちにピアノに行くといいよ!」って言ったの…と言うのです。ぎゃははははっ!!
 彼女のうちの人の良さそうなパパが、彼女と同じオレンジのバンビちゃんのバックを持ってピアノを習いに来て、トイレを借りて行く様子が頭の中にばっちり浮かんでしまい、言った本人はすぐに気持ちを切り替えてバイエルを熱心に弾いているのですが、一方の先生ってば、まったく気持ちが切り替わらず息も絶え絶え(笑)まだまだ修行が足りませぬ(笑)
 お願い、パパのトイレ…それは勘弁して!と思った水曜の午後(笑)