ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ごほうび!

 今度小学校2年生になるはりきり娘のMちゃんが、今日勢いよくレッスン室に入ってきて、「せんせー、1年間よくがんばりました。だから〜Mからごほうびをあげま〜す!」と言いました(笑)
 そのごほうびがこれです。

かわいい封筒にお手紙と一緒になぜかえんぴつが一本入っていて、こんな小さい子にもらえないわ…とも思ったのですが、彼女が至って真面目に本気でわたしに「あげよう」と思っているのが明らかだったので、とりあえず神妙にもらっておきました。あとでおかあさまにそっとお返しすればいいかなっと(笑)
 お手紙の中身の半分くらいを紹介すると…
「ピアノをおしえてくれてありがとう。これからもいっぱいおしえてね。Mはいつも水よう日ピアノがさわれてうれしいよ。だからいっぱいれんしゅうするよ。えんぴつはだいじにつかってね。」
 この子は本当に今まで見てきただれよりも練習熱心ですが、実はおうちで持っているのは小さいキーボードだけ。中学校まで続いたらピアノを買ってもらえることになっているのだそう。
 うちに来てピアノに触るということが、この子にとっては本当に楽しみなことなんだなぁというのは、彼女の言動から痛いほど伝わってきます。彼女のおかあさんいわく「本当にMったら、いつもピアノのことで頭がいっぱいなんですよ」って…ピアノの先生としてはとっても光栄です。
 ノートにト音記号を100個くらい自主的にひたすら書いてきてみせてくれたこともあったし、この間は一度でとってもうまく弾けたので、丸をつけて次へ行こうとしたら「もっかいだけ『ピアノで』これ弾いてもいい!?」と言われて「どうぞどうぞ!」と言いながらあまりの健気さにキュンとしました。
 いくつになっても「ごほうび」はうれしいです。たとえ相手が小さい子であっても「よくがんばったね」と言われたのは更にうれしいです(笑)
 ここのところ、朝と言わず夜と言わず、一日中レッスンに追われてくたくたなのですが、ほめてもらっちゃったしね…これからは「疲れた〜」なんて文句を言わずにがんばろっと(笑)