ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 PVを見ました。

 スペースシャワーで剛紫さんの「空〜美しい我の空」のPVが流れました。
 ぎりぎりまでアネの会社の愚痴を聞いていて、もうちょっとで忘れるところでした。アブナイアブナイ(笑)
 見始めるまではガタガタしていたのですが、始まった途端にみるみる引き込まれて気持ちが「しん」と静かになるのがわかりました。とてもとても静かで美しいPVです。
 奈良の風景とか平城宮跡とかお寺とか、鹿とか桜とか、しとしと降りしきる雨とかいろいろな表情を見せるたくさんの空とか…日本人ならだれしもどこか郷愁を誘われる風景がこれでもかこれでもかと流れて、しかもつよしさんの歌声も東儀さんの笙やひちりきの音色も、あまりにも綺麗でせつなくて、ただただ目を見開いて耳を澄まして画面にくぎ付けでした。
 風景はストーリー性がある感じではなくて、ポポロの連載「命音」を次々めくっているようなそんなイメージで、まさしくつよしさんワールド。
 なんだか自分が今いるところとは違う世界に心をさらわれてしまいそうな、終始痛いくらい郷愁を誘われる、そんな気がするPVでした。
 つよしさん自身もPVの中に登場していますが、アイドルちっくな登場のし方ではなくて、普通の人っぽくさりげなく画面に映り込んでくる感じで出てきます。素の彼を出したかったんだろうなぁというのがよくわかります。
 演技をしているのではなくて、風景の一部になって写り込んでいるかのように自然に登場するのですが、ある瞬間、鹿を撫でながらふ〜っと一瞬だけとってもいい笑顔になって、その心からのにっこりしている顔が心に残りました。「なんていい笑顔!」とひゃーっとなって喜びつつ、笑顔を見ているのに心がぎゅーっと掴まれるようなせつない感じもあって、自分の心がうまく説明できません(笑)なんだろ!?
 全体を通して思い出してみると、自分の中にかつてあった、いえいえ本当は今もちゃんとあるのにすっかり忘れていた何かを思い出したような…そんな気持ちになる不思議なPVでした。
 最後の最後、音楽が消えてからもしばらく画面はそのままで一見静止画に見えますが、ちょっとずつ画面が動いていて、小さく小さく遠くの方から小鳥のさえずりが聞こえていました。そんなところまでも丁寧に作ってあるのもつよしさんらしいなぁと思いました。
 2番の歌詞も早く歌詞カードを見ながら聴きたいです。 
 さて、PV話はここでおしまいで、続きは個人的な話です。
 実は4月9日のなら百年会館のライブに参加します。
 またまた超強運なショコラ嬢が当選を引き当ててくれたのです。
 今回は申込時に同行者まではっきりと書かなくてはならないし、ファンクラブの会員ナンバーも書くので、ふたりで本当に一枚こっきりだし、当たるはずがないとふたりとも思っていたので、ホテルも何ももちろん押さえていませんでした。
 たまたま発表された日の夕方、ショコラ嬢にメールを送ったのですが、それは二日前に見た夢の話で、ふたりでコロコロを引きながら奈良の町を歩いている夢でした。
 「残念ながら夢がいつのことなんだかヒントがまるっきりなくて、夢の中でも一生懸命探してたんだけど、過去なんだか未来なんだかちっともわからない夢だったのよね〜はずれても、絶対にいつかまた行こうね!」と送ったら、5分後に自分の名前の入った当選メールが転送されてきたというわけです。
 そもそも多分メールが来るのは慣例に従って夜10時過ぎくらいだろうと思っていたので、そんなふざけたメールを送ったわけですが、転送メールを見た瞬間、それはもうひっくり返りそうにびっくりしました。
 翌日旅行会社に行って慌ててホテルを予約しようと思ったのですが、もちろんほとんどいっぱいで、取れそうにもありません。そんな中おねえさんが散々探してくれて、空いていたホテルはたったのふたつ。
 その中に昨年2度泊まったホテルがあったので迷わず奈良ホテルにしたら(もちろん5万円の部屋ではないです。往復の新幹線を入れても五万にはとうてい届きようもないツアー用のお部屋です、笑)翌々日のしんどいでつよしさんたちが奈良ホテルに泊まったという…驚きすぎて…黙りこんでしまいました(笑)
 カッコ悪い話や失敗した話は笑いの種になるし、はりきって更新するのですが、ここまでミラクルな偶然が重なってしまうとあわあわしちゃって、だんだん申し訳ないみたいな気持になってしまい、なかなかこのことを日記に書けませんでした。ごめんなさい。
 入るからにはちょっとでも日記で雰囲気が伝えられるようにがんばります。いつものとおり、つたない文章になってしまうことと思いますが、もしよかったら読んでやってください。