ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 来年の目標

 先ほどインフルエンザの予防接種を受けて帰ってきました。ひとりの生徒の妹がインフルエンザにかかったとの知らせを受けたので、もう1日の猶予もならないと思ったので。
 この季節以降、インフルエンザが流行り始めると、小さいレッスン室にふたりきりなわけで、すぐにうつされてしまうのでかなり注意が必要です。あと1回追加を受けようかどうしようか迷い中です。
 さて、今日ひとり目のおチビちゃんが先ほど帰りました。
 「もうすぐ今年が終わるね!」と言ったら、「もう習い始めてずいぶん経つのに、まだピアノを買ってもらえなかった〜」と言うのでくすくす。
 この間、おかあさまがお迎えに来られたとき「中学までピアノが続いたら、今のクラビノーバから本物のピアノを買ってあげようと思うんです。」「わーい、がんばる!」という話をしたばかりだったのです。
 まだ彼女は1年生。中学生まではまだまだ間があります。
 4月からレッスンを始めたので、わたしからしたら「まだ習いたて」という認識なのですが、本人的にはもうずいぶん経ったつもりらしいです。どうも、子どもたちとわたしたち大人の時間軸が違うような気がします。わたしたちの1年は本当に短いのだけれど、彼女たちの1年は果てしなく長いらしく、早く誕生日が来ないかなあ、早くクリスマスにならないかなあ。早く2年生になりたいなあといつもそんなことを言っています。
 そんな彼女はものすごく練習熱心で、一日たりとも練習シールが欠けていないので、かなり有望な生徒のひとり。6年後には無事ピアノを手に入れていてほしいです(笑)
 その彼女Mちゃんが、「せんせー。年賀状かいていい!?」とうれしいことを言ってくれたので、「来年の目標とか書くの?」となにげなく言ったら「それはもう決まってる!」と言ってそのまま目標話に突入しました。
 「あのね、来年こそ先生のおうちを全部見せてもらうよ。中2階も見たいし〜先生のベットも見てみたいし〜ワンちゃんがどんなところにいるのかも見たい見たい!トイレは入ったことあるけど〜お風呂とかも見たいし〜ざぶとんの色はなにいろ!?」と果てしない彼女の目標(笑)
…う〜ん、それが来年の目標なん!?…バカうけ(笑)そうじゃなくて、ピアノの目標を聞いたんだけど(笑)
 子どもって本当に不思議な生き物です。途方もないことを大まじめに考えているから毎日が楽しいです。