ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 時代は変わりつつあるのかも・・・しれない。


昨日発売の、クロスステッチ3号を買いました。
で、この画像は先週末やっていた2号の完成形。
右端が欠けているのは、あとでここに重なるようにジャムの瓶が刺繍されるはずだからなのですが、果たしてジャムの瓶まで行き着くのか?(笑)
まだお試し中なので、お取り置きは頼んでおらず、本屋で3号だけ買ってきました。

今期はほんとにたくさんのドラマを見始めちゃってるので、見ながらやるのにちょうどいいです。
ああわたしのご贔屓の方たちもドラマまたやらないかなぁ。

クロスステッチの方は、もうちょっとだけやりたいかも?という分量で、もうちょっと値段が安ければ一も二もなく予約買いするんだけどな〜という感じ。
でもまだ自分が信じられないので、あと2〜3号はお試しにする予定です。

ちなみに、楽しい?と問われたら、すご〜くすご〜く楽しいです。
数さえ数えていれば、あんまり考える必要がないし、レシピどおりにやっていけばわりとすぐに形になるし。

こういう小さなしあわせ、形になっていく喜びを大事に味わいたいなぁとも思っていて。
心に余裕を持ちたいです・・・ほんとはなかなか持てないんですけどね。

そして最近「やっぱりさ、欲張っちゃダメだよね!」「今あるしあわせを最大限に楽しむって大事!」「みんなで分け合ってこそのしあわせじゃない?」「謙虚に行こう!謙虚に!」と友人と言い合ってます。

こんなことを思うのも、年だからなのかしら(笑)

さて。

レッスン話。

新しい生徒を迎えることになりました。

その子は5年生で、やっぱりよそでことわられて、うちの5年生の生徒、ちびっこの方のあいこちゃんに紹介されてやってきました。
「うちの教室に来たらいいよ!」って紹介してくれたのですって。うれしいな。
うちはなぜか、よそで断られて入ってくる子が多いです。

そうは言っても、どの子も実際に出会ってみると、出会えてよかったと思うことが多くって。

6年生のあいこちゃんもそう。
ことちゃんもそう。こゆうちゃんもそう。

モカちゃんだってみさきちゃんだって・・・

みんなみんなちょっとした事情はあったけど、とても生き生きと楽しそうにやってるし!
ちょっとした工夫で乗り越えられることもいっぱいあるし。

多少苦労はしても、引き受けなければよかったなんて思った子なんていないし。

まだまだ出会いが用意されてるはずの子に出会いきれていないような気もしていて。

今年もそろそろ張り紙をしようかな。

そうはいっても今年は何かありそう?と期待もしてて、極端に忙しくならないように身体も空けておきたいし(笑)いろいろと悩ましいところです。

さて。

その子がなぜよそで断られたかは、おかあさまと話をしてすぐにわかりました。

おかあさまが最初から「小学校のうちしか習わせられないと思う!」ときっぱり思っていて。
子どものことはわたしが一番わかってるのだから、判断するのはわたし!と思ってらっしゃるタイプみたい。

何度もピアノを習いたいと彼女は言いつつ5年生のここまで来ちゃったのだそうですが、
「先にプールを習いなさい。」「硬筆を習いなさい」・・・と言っているうちにタイミングを外してしまって、やっと許してもいいかと思ったときには陸上も始めていたし、中学に入ったら運動部に入らせるので、両立は無理。

となるとたった一年弱しか習わせられないので・・・ときっぱり。

ああ、そうですか・・・(困)

ただ・・・

本人に「自分でどうしてもやりたいと思って来たの?」と聞いたらちゃんと目を合わせて「はい!」と力強く答えてくれたので、この子とはきっとうまくやって行けそうだな!と思いました。

おかあさまはかなりむずかしそうだけど(笑)

断られたところでは「一年しか習わないと決まっているのなら、習ってもムダ!」と言われたそうですが、そうかなぁ?
わたしはそうは思わない。思いたくない。

そもそも「一年しか習わない」というのはあくまでもおかあさまがおっしゃったことで、本人はまだ何も言っていないのだし。
何度も反対されて、5年生になっても自分から「どうしてもやりたい」と言ってくるくらいだから。

本当にたった一年でおしまいになったとしても「習わないほうがマシ」なんてことはあるはずがない。きっとそう・・・と思いたい!

うちの教室は一応防音室になっているから、部活や仕事を終えて、8時や9時から通ってくる子だっているし、本当に続けたい子は吹奏楽部であろうが、陸上部であろうが、通ってきている子はいます。

学年主任を引き受けて、身を削りつつ、それでも来てくださる学校の先生もいらっしゃるんですよ。
ほとんど無休で働きつつ、それでも通ってくる幼稚園の先生もいらっしゃいます。
吹奏楽部で3年通い通したこもいますしね。

やる気次第でどうにでもなりますので・・・と、一応言いましたけど。

いろいろと一通り説明したあと、いざ、おためしレッスンを始めようというとき、おかあさんはさらに深く椅子に腰掛けなおして「さぁどんなレッスンをするのかしら!」という空気を濃厚に出してらしたのですが。

ふと思い立って「おかあさんにも一緒にいてもらいたい?」「5年生だから一人でやりたいなら一人でやってくれてもいいのよ?」と水を向けたらきっぱりと「おかあさんはいい。わたしのレッスンだからひとりでやる。」とご本人。

むふふ。やっぱりか!!
なかなかに頼もしい子の予感!

実際ピアノの88鍵の中に、ドの音がいっぱいあることも「知らなかった!」と目を輝かせて驚いているくらい、本当になんにもしらないだなあという側面と、真逆の音楽には興味津々で、好きなんだろうなぁと思わされる部分の両方があって。

ちょこっとレッスンをした感じだと、少しずつ教えてあげたら、きっと乾いた地面に水が沁み込むように、ぐいぐいうまくなるであろうことが容易に想像できました。

今彼女は、文明開化の入り口に立ってる・・・みたいな。

学校で今習っているはずの曲はほぼ把握しているので、みんなが好んで歌いそうな曲を伴奏してあげたら、楽しそうに歌うこと!
音感もいいし、リズム感も悪くないし!
何より素直なので、きっと上手になるだろうなぁと思いました。

そして彼女「りかちゃん」って言うのですが、どこかで見た顔だ?と思ったら、スケートの本郷理華ちゃんにそっくりなの。
名まえには、何か底知れない力があるのかもしれない?彼女もスケートのりかちゃんのようにがんばり屋さんかも!?と、勝手にそう思いました(笑)

帰る頃には、習いたいです!絶対に来たいです!と言っていたのですが、さて、おかあさんがなんて言われるかしら?なんて思っていたら・・・
無事、翌日には習わせます!とメールがきました。

そこまではすっごくいい話だったのですが、次なるトラップが控えていて・・・それは楽器選びでした。

1年くらいかもしれないので、卓上の鍵盤の数が60鍵くらいのもので大丈夫ですか?と聞かれたので、さすがにそれは・・・と答えました。

わたしが子どもの頃なら考えられないことだけど、今は住宅事情も家庭の事情もそれぞれだから、ピアノを絶対に買ってください・・・とは言いませんが・・・
電子ピアノしか買えない人もたくさんいるから、それを否定する気もないけど。

さすがにそんなに小さなキーボードではたとえ一年間でも多分ムリ。

せめて88鍵あって、タッチで強弱が出せて、スタンドがあって、ペダルがついていて・・・というものを、誰かからもらうのでもいいし、中古でもいいから手に入れられませんか?と言いました。

そうしたら・・・

お母さまからものすごい勢いで楽器はどんなのを選べばいいですか?というメールが何通も来て・・・

いつまで使うかもわからないので、できれば5万以下で(それはちょっとむずかしくないですか?せめてあと数万足してくれればもうちょっとあるんだけど!笑)これなら絶対に大丈夫という機種を調べて、至急教えてもらえませんか?というものでした。

うーーーん。ほんとに手ごわいぞ!

その条件に当てはまる電子ピアノを選ぶのは多分相当大変だと思われ・・・

とはいえ、今後経済的に本当に買うのがムリなご家庭の子が入ってくる可能性だってあるし、ここ数日電子ピアノのことを調べまくりました。

今の機種はずいぶん性能が上がっているということもわかりましたが、一方でやっぱり当然だけどピアノとは違う部分もまだまだたくさんあるし、なかなかに大変そうです。

結局は定価は7〜8万くらいでも、予算ぎりぎりくらいの額でディスカウントで売っているものもあるし、中古でもいいから。
メーカーによりタイプも違うし、オススメのメーカーと機種を4種類くらい挙げて、あとは自分の足で見に行って試弾してみてください・・・と言いました。

時代は変わり、レッスン事情もどんどん変化していきます。
朝ドラじゃないですが「やわらかい心」で事情の変化に対応できたらと思うけど、むしろ問題はそっちよりもおかあさんの過干渉という部分もある気がするし。

レッスン日は3月で硬筆をやめさせたら火曜日にしたいです!と希望されたのですが、火曜日はわたしはお休みにしているんですと言ったにも関わらず「やっぱり理想的には火曜日です。」「一応お知らせしておきます!」とメールが来て。

もしくは「この曜日だけはどうやってもいっぱいです!」と言った木曜日についてもまた言ってきて「じゃ、新学年から他の曜日に移ったりする子がいたら、優先的にうちの子を入れてください」って。おいおい。

とりあえずは金曜日に決めてあって、ずっとそこではダメなんですか?と聞いてみたら、決してダメではないんですけど、やっぱり火曜か木曜が「わたしは」いいんです・・・っておかあさん。

ほんとにもう、このおかあさんとは前途多難という感じ。

とりあえずは本人と仲良くなって、なるべく本人とわたしで進められる話は進めようと心に誓いました。

そうこうしているうちに、別のおかあさまからもすごく長いメールがきて・・・

生徒に何かあったのかしら?それとも深刻な相談事?と思ったら・・・

「映画の試写会のチケットが2枚あるのですが、先生行きませんか?」というものでした。

ええーーーっ!?そんなメールをピアノの先生に送る?

こちらもまたすごいカルチャーショック(笑)

「すみませんが行けません。」とお断りしたら、「じゃ、生徒さんやお迎えのおかあさんに聞いてもらってもいいし!」って。

ええーっ!?ますます話がおかしくなってきたぞ!!
来る生徒、来る生徒に「映画行かない?」って聞く先生ってヘンでしょ。それはないでしょ(笑)(笑)

いろいろとびっくりぽんなことが多々起こる今日この頃。

そちらは申し訳ないけど、きっぱりと断りましたけど(笑)これ、時代なのかなぁ。想像をはるかに越えることが多々起こる今日この頃なのでありました(笑)

いえいえ、圧倒的に普通のおかあさんの方が多いんですけどね。
レッスン以外のことでいっぱい振り回される今日この頃。

おためしのリカちゃんは2月からなので、どうやって進めるかはまだ少しだけ猶予がありますが、今日は怒涛の5レッスンの木曜日。

今日のレッスンは全員が小学校低学年なので「ちびっこたちに」癒されたいと思います。