ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 SHOCK観劇 感想編

 わたしの今年の「SHOCK」観劇は最初の方すぎて、ネタばれの感想が書けませんでした。
 しかし、自分的記録を残しておきたかったので、ずいぶん経って忘れかけていますがとりあえず書いておこうと思いました。
 今年の「SHOCK」に関しては、いろいろと変化があったので「ある意味賛否両論飛び交っているよ」と教えてくれた友達もいます。わたし自身はあまり広く感想を読んで回る余裕がないのでほとんどよそでの評判を知らないのですが、個人としては圧倒的に「賛」の気持ちを強く持ちました。
 一方で先日、わたしが観劇したという日記を読んだ方から拍手コメントをいただきました。その内容はというと「SHOCKをご覧になったのですよね。レインさんの感想が読みたいです。わたしは今回お留守番です。あちこちでいろいろな評判を聞くにつれ、みなさんの感想が気になってじっとしてはいられなくなっています。レインさんはどうやらつよしさん寄りのKinKiファンでいらっしゃいますが、日記を読むとコウイチさんにもたくさん愛情を向けていらっしゃるのがよくわかるし、どんな感想をお持ちになられたのか、ぜひぜひお聞きしたいと思います。」 
というものです。ちなみにお名前はありませんでした。
 まずは「つよしさん寄りのKinKiファンでもコウイチさんにもたくさん愛情を向けていらっしゃるのがよくわかるし」と言ってくださって、心底うれしかったのですが、一方でわたしのように年に1回程度の観劇が精いっぱいという人が書いた感想で、果たしてご満足いただけるのかしら?!という不安もあります。前年との違いも細部についてはとっても怪しいですし、そもそもセリフの変化には多分ほとんど気がついてません。ダメダメです。
 折も折、わたしにネタばれ禁止の念を押した無類のコウイチさん好きのあきこ嬢が(KinKiファンでケリーファンでもあるのよ!と念押しされました。そりゃあ、わかりきっていると思って書かなかっただけですから。わたしもよ、笑)このたび無事今年初観劇の運びとなり、感想を聞かせてくれました。驚くことに、わたしの感想と彼女のそれとはほぼ一緒でした(笑)
 なので、こりゃあチャンスとばかり、彼女の力を借りて感想を書きます。
 以下、基本はあきこ嬢の感想です。わたしはまた例によってチャチャを入れるというやり方で自分の思ったことを付け加えていこうかとも思ったのですが、読んでいただけるとよ〜くわかりますが、彼女の感想は「SHOCK」という舞台に並々ならぬ思い入れと愛情があるだけに、ストーリー細部に至る深い感想で、一方のわたしの感想は、底が浅いのはもちろんのこと、もうちょっと外側から見た感想なんですよね〜
 なので、チャチャ入れは最小限にして、あえて混ぜずにふたりの感想を並べてみました。前半があきこちゃんで、後半の箇条書きがレインです。
 尚、超がつくほどネタバレです(笑)今後今年初観劇を控えていらっしゃる方にはお勧めしません(笑)ネタばれを極力避けている方は、よもやお入りにならないように。 
 むしろ、「SHOCK」を今まで一度も見たことがない方、最初から倍率やチケット代に二の足を踏んでいる方に読んでいただけたらうれしいかも。そういう方々にとっては、こういう世界なんだ!とか、こんなお話なんだとか、この舞台の魅力的なところを余すところなくあきこ嬢が書いてくださっているので、理解しやすいかも。今後申し込んでみたくなるかも。
 例によってコメントにせよ拍手コメントにせよ、あきこ嬢宛てに自由に書いていただいて大丈夫です。レインに遠慮せずにどうぞ〜必ずご本人にお伝えいたします。
 ついでの後半。レインの感想の方は、片目をつぶって読んでくださいね(笑)
というわけで「まえがき」だけでいい加減長いですが、諸々ご了承いただいた方は、続きを読むからどうぞ。
下記より、あきこちゃんの文章です。わたしの感想は後半の薄い紫の箇条書きです(笑)
ちなみに、いつもはわたくし検索系の配慮により(笑)日記では「コウイチさん」と記しておりますが、今回は「劇中のコウイチとごっちゃになってしまいますので、あきこ嬢に習い「光ちゃん」と記させていただきます。日頃ホントはどう呼んでいるかというと、実はふたりとも親愛の情を込めつつ「つよし」「コーイチ」と呼び捨てです(笑)意外ですかね〜!?(笑)


ネタバレ禁止令を引き 何も知らず行って参りました。
とにかく 良かった
光ちゃんが王子で素敵なことは言わずと知れてること(笑)
(ホントにね〜)

なによりも 今までで一番「人間臭い」コウイチが見れたことが良かったです。
好みはあるだろうし ある程度フィルターがかかったりしてるんで あくまで私の感想ですが。
かっちゃんが入ったことで 正直こうもガラッと変わるとはってくらいの驚きでした。
うまく文章では表せないけれど 今まではコウイチはいつも一つ高いところにいてみんなを守り引っ張り、何がっても負けない、弱音も吐かない強い人ってイメージが私にはあって。
そんな彼が最後「夜の海」を舞うシーンは切なく悲しく そしてどこか淋しいシーンでした。

それが かっちゃんがオーナーになり 支えとなってることがストーリー上とても重要なポイントになってる。
オーナーの一言がものすごく重く ストレートに私には入ってきました。
何もかもわかってる 一番の大人で一番強かったのは このオーナーだった気がします。
そんな中で舞う「夜の海」今までとは違う 切なさはあるけれどコウイチからは淋しさが消えていたように思います。
台詞ではなく ダンスでこの違いを表現出来てる光ちゃんやMAは凄いと実感。
(ここについてはわたしも後から書いてますが、同じ気持ちを持ちました。)

プロローグから始まり 「千秋楽に乾杯!」のシーンも台詞やダンスが変わったことによって、よりカンパニーの仲のよさが際立つものになったし 細かいけど(笑)かっちゃんの腿に置いたリカの手が、最初親子だと思ってなかったから「あの手は何だろうか?ちょっとあやしい感じ?」とか勝手に思ってたのね(汗)
でも私のフィルターのせいだった(爆)
親子ね ならば父の太ももに手を置くなんて なんて仲良しな親子なんでしょう(爆)
今までの光ちゃんを中心とした「千秋楽に乾杯」がカンパニー全員のものになり頼れる温かみのあるオーナーのもと、みんなが楽しくそれぞれの夢のために向ってるって言うのが凄いよくわかるようになったよね〜
(うん、温かく見守るオーナー、存在感抜群でした。)

ストーリー中たった一度だけコウイチがオーナーに自分の気持ちをぶつけるシーン
私はこのコウイチが一番好きかも。
コウイチはオーナーに「あなたは逃げたくせに」と。
それに対して オーナーは「そうだな…」ってやりとりが一番印象的だったのよね〜
コウイチだって人間的感情あるじゃないっ!て。
光ちゃんが感情的になるシーンや役を演じることなかったからさ。
屋良っちの胸ぐらつかむのは「自分の気持ちをぶつける」とは少し違う気がして。

コウイチは胸のどこかでほんの少しだけどオーナーに対して「あなたは逃げた でも俺は逃げない 走り続けて突き進んでみせる」って、屋良っちとは違う形だけど 表に出さない秘めた部分があったんだなあ〜って。
そして 多分 オーナーはそれをどこかで感じていた。
だから コウイチにあんな風に突っかかられても「そうだな。。」って言葉を呑んだんじゃないかって

あの言葉を吐くことでコウイチの中にある「本当」が見えた気がした。
屋良っちの胸ぐらを掴むシーンも確かにぐっと来るんだけど ちょっと違うんだよなあ〜(笑)
オーナーにはある意味 甘えが出せるんだなって。
(本当の親子ではないけれど、ある意味、親子的な会話だよね〜信頼がちゃんと底にあるのが伝わるし)

今までのどこか神がかりなコウイチも好きだけど、血の通ったコウイチが私は好き
(同感です)

ライバルの屋良っちも相変わらず迫力があって 見てて「まるで絡みつくみたなダンス!」(笑)と何度も思っちゃった(爆)
でも去年は「すっごいギラギラした野望のある人」ってイメージだったのに今回またもオーナーの一言のおかげで、イメージガラッと変わりました。
オーナーが「屋良は毎晩コウイチの病院に行っていた」にすっごい泣けたの。
前はさ、屋良っちの思いって言葉としてないし代弁者もいなかったじゃない?
そうすると 受け取り手によりけりだけど どうしたってライバル心むき出しの負けず嫌いのキャラになってて
「うわ〜なんか嫌なやつ〜」って思いが無かったわけじゃない(笑)
もちろん その分ストーリーが面白くなったのも事実。

でも 事故のあった劇場に残り舞台を続ける
そして毎晩 病院に行き病室を見てる
なんて切ないんだろう・・・ 罪の重さに間違いなく潰されそうになってる 
今にもプチって何かが切れてしまいそうって思ったら凄い涙が出てきたの
同時に真剣を渡してしまった町田くん
彼の演技もすっごい変わったから 前は真剣を渡してしまった人はそのまま立ちすくむ・・って感じだったけど
必死で止めようと 何とかしようとする姿が 町田くん大好きっ子の私には胸が痛かったです(笑)
(このあたりの感想はとっても深いです。さ〜すが「SHOCK」に対する愛情の度合いが違うわ!と思ってしまいましたよん。)

本当にこのオーナーがかっちゃんで本当に良かったと何度思ったことか
これは多分「植草克秀」の持つ雰囲気なんだろうなあ〜
演じてることもあるけれど持ってる雰囲気ってやっぱりあるよね?
きっとオーナーはカンパニー全員の代弁者。
心の中にあって口に出せなかった想いを伝えてくれてる気がする


今回リカ役の佐藤めぐみさんも良かったです。
今までで一番好きかな。
色んなものがきちんとこなせてる器用な人だな〜って思います。
飛びぬけた美人ってわけでもないかもしれないけど、綺麗な人。可愛い顔もする(笑)
ダンスもちゃんとついていってるけどダンサーのようではない(笑)
かといって変な色気があるわけでもなく・・
それでも「コウイチが好き」って気持ちはちゃんと伝わってきて。
これはこの女優さんの力量のせいか または設定がちゃんとしてるからかな?
今までのリカって「で あなたは何でこのカンパニーに?一体いつからいたの?」って疑問が見るたびにあったから(笑)
それが今回ちゃんと位置づけられたことで 見てるほうも演じる方も安心感があるのかしら?

毎回SHOCKの後、さとさん(あきこちゃんはさとさんの大親友というお方なんです。レイン注)と話すと必ず彼女は「でも あなたが死んじゃったら何にもならないじゃない!」って気持ちが残ると言うの。
わからなくは無いけれど 私は仕方ないじゃない ある意味死んでしまったことでカンパニーに思いを残すんだからって話になる それでもさとさんはどうしても納得がいかないって、ホントに毎回毎回言うんだけどね

今回は少しは変わるかなって

進むと言うこと・・・
コウイチは背中見せてみんなが付いてくることがそれだと思い進んできた。
屋良っちは何とかコウイチを追い抜いてやるってライバル心とリカを振り向かせたい想いで進む
他のメンバーはコウイチについていけば・・・って
特にリカはそれで幸せを感じられてるから

でも 背中をみせ 突き進むときに人にはそれぞれのペースがあることを、コウイチは知らなければならなかったと思うの
みんながみんな 同じ歩幅じゃない
追いつかない仲間がいたら 少し止まり待ってあげる 時には手を差し伸べることもきっと必要だった
それにもっと早く気がついてたら・・・・

「走り続けるって疲れないか?」
何も答えないコウイチ きっと止まることを誰よりも恐れていたのはコウイチだったのかもしれないなあ〜って、今回のSHOCKを見て感じたわ
(ストイックさのレベルが段違いだけど、わたしもどちらかというとそっち系の回遊魚型人間なので、この辺りのストーリーはちょっと堪えたし痛かったです。すっごい感情移入しちゃったよ、笑)

SHOCKはホントに見る人それぞれの感想が出るものだし
その時の状態で受け方も全然違ってくると思うの
だから これはあくまでも 初めて今回のSHOCKを見た私の感想であって
次に見たらまた変わるかも知れないものです(笑)
なので 先入観が出来てしまう心配のある人は見ないで欲しいです(爆)
きっと10人見たら 10通りの感想があるはずだもの

そうそう
光ちゃん
スペインでやらっちが来なかった時 「あれっ?」って芝居するようになってて…なんか嬉しかったわ(笑)
前はやらっちが来なくても しら〜っと踊ってたから(笑)
動揺せずに客にばれないようにしたって言うのならそれもありなのかもしれないけど、今回の方がいい
「リーダー的存在でありながらもちゃんと動揺するコウイチ」になってた
(人間らしくて血の通ったコウイチだっていうのがわかりやすくなってたところ、わたしも好きです。)

曲のアレンジや振りや台詞 目線 細かいことをあげたらそれこそきりが無いくらい変わったところ多数。
出来ればこれもDVDにして欲しいなあ〜〜
そして更にマニアックにあれこれチェックしたい(爆)
(そうでありましょうとも。)

※オマケ
追憶の雨をかっちゃんと光ちゃんで歌うじゃない?
去年 大倉くんのときもちょっと思ったりしたんだけど、
今回はふたりとも歌うまいし問題ないはずなのに……やっぱり「ちょっと違うかも!?」と思ってしまったことを 告白しときます(笑)
どっちか1人で歌ってくれーって感じ?二人の声がイマイチ噛み合わず絡まずって感じで…
やっぱり光ちゃんに相性がいいのはつよの声かもと実感
掛け合い的な歌なら全然へいきなんだけど、絡ませる感じにはちょっと違和感を感じました。これはかっちゃんだからじゃなくて、誰でもそう思うんだと思います。
(わたしは正直、あんまりそこは気にしてなかったです。KinKiの中の人であっても、ソロをやってる時は今現在目の前にいる人しか見えなくなる、ある意味都合のよい脳みそをしているからかも!?、笑。誰と歌っても誰と踊っても新鮮に思えて、「こういうのもいいなぁ」と思って見てしまいます。)


※オマケ②
せっかく欲望担当みたいなこと言われましたが〜
それはあとひと月、次の観劇まで待っていただいたほうが良いものがあるかと思うんだけど(笑)
せっかくなんで 一つだけ。
セメタリーで始まる第2幕、シャワー後の光ちゃんはさらさらヘアーでそれはそれは可愛らしく美しい!
しかも白いシャツの衣装で胸が結構開いてます。
美味しいです(笑)
さらさらヘア 白いシャツから白い胸が見えて しかも時折 乳首が見えるのよね〜(はーと)
セメタリーだから表情は悲痛な感じ
これは本当に素晴らしいです ダンス的にフォメーションも曲も大好きだし
毎回毎回 ため息ものです

去年はジャングルのときの着替えが双眼鏡から見えて 肩甲骨がうっすら見えたことで萌えました(笑)
でも胸をあからさまにはだけてるジャングルよりも ちらリズムのセメタリーの方が私は好みです!



(ここからレインです。)
・オープニングから違っていて、生演奏になってました。指揮棒を振っていたのはコウイチではなかったと思います。
・要所要所に生演奏が加わって臨場感が増しました。重厚な音に、高級感が増した気がしました。
 石川直さんとの太鼓のシーンにもブラスの方々が加わっていました。舞台の上の見えるところで迫力のある太い音を出していて、うまく太鼓と絡んでいました。視覚的にも聴覚的にもこのシーンがとても心に残りました。
・シャイクスピア劇のあたりは、今まで何度見ても全く意味がわからないままに見てました。「夢」だったのか〜…なるほど〜ようやくつながりました。間抜けですみませぬ。
 このシーンの植草くんのエアスコップ(要は本物のスコップは使わずに、パントマイムだけで表現、笑)や演技はすごく好きでした。
また、植草くんのタップダンスも、りかちゃんの「おとうさん、なんで(勝手ショーに)出てるの〜(怒)」なセリフも(笑)かわいいにこにこな親子で、ある意味緊張の連続な舞台の中でなごむシーンとして心に残ってます。
光ちゃんもパンフレットの中で述べてましたが、佐藤めぐみさんが出てくると空気が華やぐ気がします。女の子らしい素敵さもあるのですが、でもそのわりには変に「オンナオンナ」していなくて(笑)不思議なさらっとした存在感がある方でした。(テレビドラマで見ていた時のイメージとはまた全然違いました。さ〜すが女優さんです。)
・衣裳でなんといっても心に残ったのは「夜の海」の深い紅のキラキラの衣装で、あんなのが似合うのは多分彼だけじゃないかしらん!?ストーリー的にはもちろん楽しい場面ではなくて哀しくせつないのですが、今年のこのシーンはどこかカンパニーの一員として最後の舞台をやり遂げたコウイチの清々しい誇らしい歓喜の歌的な要素があるようにも見えて、ニコニコしながら哀しいみたいな不思議な気持ちで見ていました。
・ストーリー的にはオーナーがコウイチの親世代の大人になったことで、深みが増した気がします。
 そもそもわたしがトレンディードラマ系の、同世代のみの群像劇よりも世代が普通に混ざるドラマが好きだからかもしれませんが、縦のつながりができたことで、コウイチが神がかりに強くて隙のない人じゃなくて、ある意味人間くさい、弱さも強さも程よく持ち合わせた好人物に見えて、わたしはそこがなんといっても好きでした。
 かと言って、もちろん前年までの流れを否定するつもりも更々なくて、お父さんから仕事を継いで、若くてまだ人間的に未熟ながらも誠実なオーナー役だった大倉くんの時も、身体も心もでっかくて独特の温かい空気を醸し出していた秋山くんの時も、その時々とても愛着を感じながら見ています。こうやってその年のカラーだったり、その年のキャストによってフレキシブルに丁寧に創られているところも「SHOCK」の魅力のひとつだと思っています。
光ちゃんと植草くんが一緒にお芝居をすることによって、とっても素敵な化学反応が起きて、双方の魅力が増して見える気がします。お芝居の上においても、ご本人たちのあいさつやアドリブのやりとりなんかを見ても。
その部分については、パンフレットでふたりとも触れていらっしゃいますが、特に年上の植草くんが光ちゃんについて触れている部分は光一ファンとしてはとってもうれしい言葉の数々だし、「お互いに違う部分があるから、お互いの中に今までにはなかった部分を補いあって面白いものができるんじゃないか」という発言には舞台を見てとても納得しました。
 ファン目線で言えば、緊張感がある部分はそのままに、ときおりやわらかい表情を見せる光ちゃんにときめきましたし、一方の植草くんは、初期少年隊のイメージそのままに、どちらかと言えば自由で少年っぽい姿をイメージしていたのですが、今回は決めるところはビシっと決め、長いセリフ回しには「さすが〜渡鬼で鍛えられてる人だわ〜と思ったり。
後輩くんたちがフレッシュな空気を運んでくれた過去のSHOCKもよかったですが、よりプロ集団な感じがして、わたしはとっても好きでした。
・一方でちょっとはさまるアドリブなどは、植草くんのひとことでとっても和やかな空気になって、彼が先輩先輩していなくて、光ちゃんや後輩の皆さんたちと同じ目線まで降りてきて、「SHOCK」の輪に溶け込んでいらっしゃるので(笑)キャストみんながとっても伸び伸びと演じていて、見ていてとても楽しかったです。
・フライングは、特に二階から見ていると、身体のポジションがまったくぐらついたりせず、とても綺麗なラインを保ったまますっと静止していて、その表情はそれはそれはストイックに見えて痺れました。
 特にラダーのフライングの時は、まるで自分に向って飛んでくるかのような角度だったので、バクバクしながら見守っていたのですが、最後の最後、目の前にひらりと降り立ったその姿と目力全開のそのお顔に心底痺れました(笑)この顔なの!この顔!Love You!(はあと)
・妹とわたしがご贔屓の屋良くんは昨年よりもずっとライバル役の理解が深まった気がして、昨年演じた後も、更にずっと役について考え続けてきたのだろうなあと思わされました。
 コウイチに近づきたいのに近づけない焦燥感とか、強気な癖に実は弱いところもちらちら見せちゃったり、より人間的に深みを増してました。
 ダンスは光ちゃんとはまたタイプが全然違っていて、ふたりの対比という意味でもとっても面白いライバル同士で、お互いがお互いを引き立て合ってすごくどちらもカッコよく見えました。
 コウイチさんの伸びやかで手足がとても長く見えるダンスはいつ見ても形がとてもキレイで美しいなあと思うのですが、一方で屋良くんの細部まで神経の行き届いた細やかで小回りの利くダンスも好きです。いつも、この人は本当にダンスが好きで、ダンスが生活の一部なんだろうなぁと思わされます。妹とわたしは、ついつい彼のダンスに引き込まれるよね〜といつも言ってます。
 彼だけじゃなくて町田くんも米花くんもダンスに益々磨きがかかっているし、役の存在感も更に増していて、MAが「SHOCK」に欠かせない人たちなのだというのがよくわかります。
・マスクのところの大きな傘がとっても素敵で心に残ったのですが、次々とマスクを取っていくところがすごく好きだったので、あそこがないのはちょっとさびしかったです。
 社長ご自身が「日本的なもの」をとても好んでいらして、日本の文化をいつかアメリカに持って行きたいと考えていらっしゃるというのを聞いたことがありますが、ハムレットやロミジュリもいいですが、「SHOCK」の中の和のテイストは舞台としてのオリジナリティーという意味においても、その美しさや(ファン目線の感想としては)光ちゃんの良さを最大限に引き出すという意味においても…減らさないでほしいなあと思う部分です。
・やっぱり純粋に楽曲としてとらえても「夜の海」がとっても好きです。この曲は特別に好きです。
 いつも家に帰るとしばらく、この曲が頭の中で鳴りやまないのですが、今回もそうでした。
 妹は「In the cemetery」がエンドレスなのだとか(笑)それを聞いて、へ〜っなんて言ってたら、わたしも一緒にこの曲もエンドレスで脳内にずっと響いていて困りました(笑)しかもお墓のシーンの衣装と妖しいダンスのおまけ付きで、脳内エンドレス再生(笑)まったくわたしときたら…(笑)

惜しみなく感想を預けてくださったあきこちゃんには、心からの感謝を!ありがとうございました。