ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 SMAP、そしてジャニーズのみなさんたち

 さて、きのうの続きです。
 日曜日はSMAPのライブを見に東京ドームに行きました。行くまでの時間は、新幹線が動くかどうかとか、仲良しの友達が無事新潟に着いたかどうかとか、新潟のライブではどんな風かな?とか、そんなことばかりが気になったわたしですが、一旦ドーム内に入ったらそこはあたりまえですがSMAP一色の世界で、ムリなくSMAPモードになって思いきり楽しむことができました。
 SMAPのライブを見たのは2度目ですが、この方たちのライブはいつだって手放しに楽しいです。そんなに濃いファンじゃないわたしでもほとんどの歌が口ずさめるし、彼らは本当にスターだなあと思います。
 今回はのっけから演奏のリズムの良さが際立って感じて、どんな人が演奏してるんだろう?と気になっていたら、途中で目がいい妹が「バンドに黒人の人がいっぱいいる!」と教えてくれました。双眼鏡で確かめたら、すごくガタイがいい方々が、重くていい音を奏でていて、その音をバックに軽やかに楽しげに踊り歌うSMAPを引き立てていました。
 ドラキュラの扮装で出てきたジャンクションは、どこかチャーリーとチョコレート工場風味で、怖おもしろい感じ。結構好きでした。
 新しいアルバムの曲はライブ前にあまり聞きこむことができず、ほとんど初めてのように聞いたのですが、いい曲がたくさんありました。あれっ!?聞いたことあるぞ!?というのもたくさんあって、そっかオリンピックソングだったんだ!とかCMソングのアレか〜!とか間抜けな気がつき方をしたりもしました(笑)知らず知らず一般人の耳に残っているということが、そもそもスターだなあと感心したり(笑)
「ひとつだけの愛〜アベマリア〜」なんていうのもあって、クラシックの名曲とコラポしていたり、興味を惹かれるものがたくさんありました。
 ライブでは今回はみんなのソロ曲がどれもとっても気に入って、視覚的にも歌そのものにもとても惹きつけられました。
 特に心に残ったソロ曲は中居くんの「宮下がつくったうた」で、凝りに凝っていて見どころ聴きどころ満載でした。
 途中でかぶっていたものを脱いで、今の髪の毛の長さはこのくらいとか、なかなか生えなくて困ってる!なんていうぼやきトークがはさまるのもめちゃくちゃ楽しかったし、そこから何事もなかったかのようにカッコよく戻っていくところも好き。また、いつもですが、中居くんの「歌ごころ」に必ずやられるわたしです(笑)彼は自分で言っているほどヘタじゃないと思います(笑)
 このソロ曲と木村くんのソロ曲「Style」はどこか元旦のつよしさんのソロが思い出されると思ったのですが、あとにして思えばR&Bテイストが強い曲やリズム、ストーリー性を感じさせる凝ったつくりの群舞を含むダンスなどがそう思わせたのかもしれません。
 この間嵐を見たときにも思ったのですが、一度ジャニーズの皆さんが全員集まって、ライブのご自慢のソロ曲を1曲ずつ披露なんてライブがあったら面白いだろうなあと思ったり。ジャニフェスなんてものもあったら見てみたいなぁ。どのグループを見ても、あの渾身のソロのパフォーマンスを、そのグループのファンの人たちだけしか見られないのはもったいないなあと思います。きっとチケットが大変でしょうけれど(笑)いつか実現したら面白そうです。
 草薙くんのソロ曲「ソウデス!」はとてもかわいらしい曲で、普段格別ファンというわけではないのに、どういうわけかライブでは必ず彼を追いかけてしまうわたしはメロメロしながら聞いてました(笑)
 そうそう、彼の見せ場といえばもうひとつ、「あなたのためにできること」という美しいバラードでピアノを弾いたのですが、最後にピアノの上に置いてあった一輪の花を手にとってにっこりするその表情が普段の彼というよりは、お芝居に入り込んでいる時みたい。夢みるようなそれはそれはステキな甘い表情で、妹と思わず顔を見合せて、「見た〜!?今のかおったら!!!@@@」と言い合ってしまいました(笑)
 慎吾ちゃんのソロもまた不思議カッコイイ系の曲で、しゃべっているときはとってもかわいい感じなのに、一度歌の世界の中に入るとワイルドでダイナミックでよかったです。
 吾郎くんは曲よりも何よりも、MCで「跳ね起き」をしますと断言したにも関わらず、虫がひっくり返ってじたばたしているみたいになってしまい、みんなに突っ込まれまくったところが一番印象に残ってしまいました。ごめんなさい(笑)あまりにも日頃とのギャップがありすぎて面白すぎました(笑)
 SMAPのライブは子供から大人までいろいろな世代の誰が見ても文句なく楽しめる感じでとてもいいなあと思います。
 古い曲からわりと最近のヒット曲までどの曲もわたし程度のお茶の間ファンでも十分に口ずさめる曲ばかりだし、新しい曲たちも気に入って、ライブから帰って来てからじっくり聞き始めているところです。
 今年はたまたまKinKiがあちこちでライブをしているのに、当たらなかったり遠すぎて手が出なかったり、結果的に今のところ最初の2公演以来ご無沙汰ですが、その代わりと言ってはなんですが「嵐」だったり「SMAP」だったり、今まであまり参加したことがなかった別のジャニーズのグループのライブのチケットが舞い込んできて楽しかったです。
 いろいろなグループを見ていると、それぞれに特色があっておもしろいなあと思うし、どのグループのライブも完成度が高いことにびっくりします。
 SMAPで言えば、やっぱり5人いて5つの色の声があって、みんなの声がパートを引き継いだりユニゾンしたり、自在に絡まって聞かせてくれるのがとても楽しいです。
 なんせ彼らはずっとスターの座に君臨している方々ですから、誰もが華があります。
 たとえば歌詞が飛んだり、音程が微妙にずれてしまってもそんなに気にならず、ハートにまっすぐに届くのは、彼らが今をときめく主演俳優5人組から成っているから?なんて思ったり。
 お忙しい皆さんだし、多分曲を選んだりするところにはあまり深く携わっていないのかもしれませんが、「もらった曲を自分のものにする」…という点において目を見張るものがありました。
 わたし自身は、KinKiさんたちに出会うまで、ほとんどジャニーズにはなじみがなくて、どこかのグループのライブに行ってみようなどとは考えもしない方だったのですが、今年あちこち見てみて、多分どのグループのライブに参加したとしても、ノリノリで楽しんで参加できるんだろうなあと思うまでになりました。先入観を取っ払ってみたら、そこには果てしなく素敵な世界が広がっていました(笑)
 他のグループのライブを見ると、本命グループのいいところがあらためて実感できるし、また本命グループのライブに参加したときのありがたみも違うだろうなあと思います。
 それにしてもわたしがジャニさんだったら、すっごく面白いだろうなあ。どのグループを見に行ってもハイレベルな緊張感あふれるきらびやかな世界が作り上げてられていて、それぞれが違うカラーとオリジナリティーを持って生き生きぴかぴかしているのですから…わたしが社長の立場なら次はどんなことを打ってでようか!?なんてどこまでも夢がふくらんでしまいそうです(笑)勘を頼りにいろいろな世界を作っていく仕事は大変でしょうけれど、とってもやりがいがありそうです(なんて、な〜にジャニさんになったつもりで妄想してわくわくしてるんだか、笑)
 SMAPのライブで「世界にひとつだけの花」を聞きながら、知ってるジャニーズのいろいろな人たちの顔が浮かびました。
 彼らはみんなよく手入れが行き届いた花壇の植物みたいです。
 今年見たばかりの「SMAP」にしたって「嵐」にしたって最初から今ほどの大スターだったわけではないし、われらがKinKiさんたちだって、まだまだ小学生のころからずっと基礎を固めて今あの場所に立っているわけです。
 素顔の彼らはみんな結構真面目だしとっても勉強熱心だなあと思わされることが多いです。他の先輩のライブを見に行ったりお芝居を見に行ったり、ドラマでがんばったり舞台でがんばったり、先輩のバックで経験を積んだりしています。
 ある花は長く美しく咲いていて、ある花はまだつぼみ。ある花は咲いたばかりでちょっとお休みしているけれど、実は新芽を出してまた新しい栄養を吸収中。咲くまでに長くかかるけれど、じっくり力を溜めてある時とびきり美しい花を開くものもあれば、ひたすら天に向かってまっすぐに伸びていく木もあって…どの植物も成長の度合いはさまざまですが、手入れがきちんと行き届いて花開くタイミングを待っている…
なんてメルヘンなことを(笑)つらつらと考えてしまうのは、ライブという異世界の不思議な空気にすっかり酔ってしまっていたから!?(笑)
 ちなみにこの日も妹と姪っ子と一緒で、この後居酒屋でSMAPおよびやっぱりKinKi話でも盛り上がって帰ったのですが、小さいころのわたしたち姉妹が今日のわたしたちをのぞき見たら、どんなことを思ったかしらね!?なんてことを言い合ったりもしました。
 実はショックで寝込んでたりして…なんて(笑)
 当時、おおよそジャニーズとは全く縁のない世界の人たちばかりを好きなわたしたちだったので(笑)