ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

KinKi Kids concert tour J 東京ドーム 3日間のごたまぜ感想 プロローグ 

 下の日記でも触れた長い時間悩みに悩んだわりには中身が×な文章を揚げます(笑)
「プロローグ」と書いておりますが、実はこれだけで十分に長いです。しかもムダに熱いです。
しかもライブ本体の中身にはあまり触れていません。それは別途もう書き始めてしまっているのです。な〜にやってんだろ、わたし。もしかしてヒマ人!?(笑)
というわけで、いつもながら相当な覚悟と忍耐力に自信がある方のみ(Hさ〜ん!Hさんのひとことでアップする気になりましたよ。いつも拍手コメントありがとです!読んでくださいね!)…続きを読むから先を開けてください。
本編を4割くらい下書きしているのですが、とりあえず一番い言いたいことを書く前に力尽きてしまったらイヤなので、大きな感想から先に書きます。
 一年ぶりにKinKi Kidsの年末東京ドームコンサートに3日間参加しました。一昨年の全国ツアーでは東京しか当たらなかったので、わたし的には本当に久しぶりにふたり揃った(生)KinKiに会えた気がしたコンサートでした。
 ここのところ何年もKinKi Kidsのライブは生演奏で生歌であたりまえになっていますが、それがどんなにすごいことなのかをあらためて実感させられた今回のライブでした。
 そもそも久しぶりのオリジナルアルバムとなった「J Album」、本当に待ち遠しかったので、ライブ参加の前にすでに100回は聴いてたと思います。
 いつもなら忙しくても必ず先にアルバムの感想を書いたと思うのですが、その暇さえも惜しんでひたすら聴いてからライブに行ったのです。
 当然ながら聞きすぎたせいもあって、ちっちゃなつっこみどころもいろいろでききちゃったのですが、ひょっとして苦手?!とすら思っていた曲も、ライブで聴いたらあら不思議。とっても好きな曲に変わりました。
 あれだけ聴きこんでできた印象を3回でガラっと鮮やかに変えられました。おみそれいたしました。
 そして、わたしのファンとしてのスタンスも原点に戻った感じです。とにかくCDをいつもそばにおいて、いっぱい聴いてからライブに参戦する。ライブ後は余韻をかみしめながらまた聴く。そしてますますアルバムや彼らを好きになる。ここのところあれもこれもと欲張った挙句、せっかく手に入れてもあまり楽しまずに積んでおくだけのソフトが増えてしまい、もったいないなぁと思ってました。
 今年はもっとひとつひとつ、時間をかけてじっくり楽しめたらいいなぁと思います。
 さて。ライブの話に戻って。
ドームという特殊な場所での音のコントロールには、相変わらずすごく苦戦しているなあと思った箇所も何か所かありましたし、明らかに遅れて音が来てると思ったところもありましたが、それでもやっぱり生がいい。
 その時の気持ちがストレートに伝わってくるし、何よりCDにはなかった「無条件に心を持っていかれる」という現象が起きるのです。そのくらい生歌の力ってうまく表現ができないのですが、絶大でした。
 また、生演奏も年月を重ねるごとにどんどんパワーアップ。バンドやストリングスの演奏も前へ前へと出てくるようになって、単なる伴奏じゃなくていろいろな楽器が遠慮なく主張するようになった気がするのですが、歌声が本当に演奏に負けなくなったなあと実感しました。
 一方でダンスが入っている曲では、大人っぽいホーンやサックスのイントロが入って魅せる要素が増えたり、時にとってもエキゾチックだったりオリジナルと違う振付になっていたり、工夫を凝らした表現がなされていて、踊りの面でもKinKiらしさ、KinKiならではの個性のようなものをより明確に感じました。
 ダンスをしながら歌を歌う曲もたくさんありましたが、歌う部分と踊る部分のバランスがよくて、歌はしっかり歌えていたし、メリハリがはっきりしたいいライブだったと思います。
 今回のライブではMAはもちろん「They 武道」くんたちもいて、和気あいあいとみんなでしゃべる部分が結構あって、気がつけば何気に後輩くんたち一人ひとりの名前と顔、特徴がわかるようになっていました。
 一見彼らをいろいろもてあそんでいるようでいて(失礼、笑)ちゃんと後輩くんたち一人ひとりをお客さんに印象づけようとしていたのがわかり、つい最近スマスマで先輩とのエピソードをたくさん聞いたこともあって、「こうやって先輩にしてもらってきたことをちゃんと後輩に返しつつ、ジャニーズの伝統ってヤツが続いていくのかな〜」なんてことを漠然と思いながら見ていました。
 今回、元旦のMCの中にカウコンのエピソードがいっぱい出てきて、大笑いしながらも彼らの裏の苦労もとってもよくわかった気がしました。
ハプニングオンパレードだったらしきカウコンは、彼らの話を聞いてからもう一度見直すとその舞台裏の当惑やバタバタぶりがよ〜く理解できて全然違うものに見えてきます。
 スワンソングで、1番なんだか2番なんだかわからなくてあきらかに戸惑ってポカーンとしているふたりや、ファンタスティポでトロッコのタイミングが早すぎてなんだか挙動不審になってる太一くんとつよしさんや、ダーリンで困ってる二人(笑)マッチの曲で前列になっちゃって、松潤を無理やり前に押し出そうとしているコウイチさんや、カウントを間違えて「あれ〜っ」となったらしいコウイチさんなどがちゃーんと画面やワイドショーからも伝わってきました。 
 KinKiには直前までドームライブ本番があるし、他のグループの皆さんよりもじっくりリハする時間もなく、その上全部生歌で、更に大変だったらしいです。
 たとえば雨メロはワンコーラスで終わりかと思っていたら、いきなり伴奏が続いてその場で高音域も歌うんだということがわかり「明日もライブで歌うのに〜今ライブで歌ったばかりだったのに〜喉が〜」と思ったそうです。
 それじゃなくても東京ドーム3日間のまだ中日なのだし、コンサートツアーはまだ大阪も控えているし。仕事はコンサートだけじゃないし、すべての仕事にとって「喉」は必要不可欠な大切な商売道具なのでしょうし。
 本当ならちょっとの時間でも喉を休めたいところでもあるのでしょうけれども、カウコンだって彼らにとっては大切な仕事のひとつなのでしょうし…
 だからといって紅白から急いで戻る人たちあり、舞台の初日直前の人あり、関西のライブ中に中継で入ってくるグループありで、みなさんそれぞれにありえないくらい大変なのでしょうけれども…こっちは喜んで見ているだけですが、やっている人たちは大変なんだろうな〜。
 アーチストの誰だったかが、全力投球のステージを1本終えたら、マラソンを走りぬいた後くらいの疲労感だと思うと言っているのを聞いたことがありますが、KinKiさんの31日は、数時間を経て2本立て。もう何年もこんな過酷なことをやってるんだなあとあらためて。
そこからさらに寒い中ジャニーズの恒例行事で初詣にも行って、家に帰ったら確か午前4時とか言ってましたが、それからほぼ12時間後には再び東京ドームに立っているなんて。本当に本当におつかれさまです。
 その裏話を聞いてからもう一度KinKiのライブを振り返ってみると、同じステージのセットを使ってはいても、ふたりが動きやすいように素敵に見えるように、細部まで徹底的にじっくり練られているんだなあというのがあらためて感じられました。
 また、見る角度によっておもしろい発見もいろいろあっておもしろかったです。
 たとえば30日の日記にも書きましたが、スワンソングのダンスをななめま横から見ていたら、彼らが時々一人に見えるのです。こんな角度で見たことがないから、そのことには本当にびっくりしたのですが、ちょっと感動的でした。
 また、ふたりのダンスのスタイルは結構違うのに、不思議な統一感があって、いろいろなことが計算し尽くされているようにぴったりはまるのですよね。
 ちゃんと時間をかけて、ツアーの途中にも進化しながら完成にどんどん近付いていくステージと、長年に渡り培ってきた「あうんの呼吸」というヤツの合わせ技でふたりにしかできない世界が形づくられているんだなあと思いました。
 それから、意外とアイコンタクトが多いこと。バラード系が多いし、とにかく息を合わせて歌わないといけない曲も多いから、ふたりがよ〜くお互いの動きを見ていて、時としてどっちかがさりげなく微修正したりするところもばっちり見えたし、ドームの反対側にいるのに、ステージに踏み出す足の一歩が「おぉ〜っ!!」と思うくらいぴったりだったり、ミラクル〜っ!!と思う場面をたくさん目にしました。
 KinKiのファンって、多分ファンサービスを求めている人よりも、KinKiふたりがお互いと一緒に楽しんでいるところを見るのが好きな人が多い気がするのですが(笑)そういう意味でも息があったふたりで、今回は大満足でした。
 いつもだとコウイチさんが舞台の稽古に入っていて、こりゃあ大変そうだと思う年もありましたが、今回の東京ドームはタイミング的にもさほどまだ追い込み時期には至っておらず、ふたりとも心身ともに疲れてはいても体調は良さそうで、ご自分たちもとっても楽しそうだったし声も最後までとってもよく響いてました。
 そして、常に相方の方を向いているのも健在(笑)
 昨年は両方のソロを結構いろいろと見ましたが、相方が常にとなりにいることによって、ソロではなかなか見れないいい意味で「隙だらけの顔」みたいなものをたくさん見せてもらった気がします。
 ふにゃふにゃな笑顔や、手を叩いて爆笑している顔、顔を見合せて吹き出しているちょっとぶさいく顔、こんなにふたりって表情が豊かでしたっけ!?とあらためて思いました。
 最も身近にいるひとをあんなに手放しで魅了しちゃうつよしさんを見るのも好きだし。そして相方のためならば、滑ろうが恥ずかしかろうがなんでもやっちゃうつよしさんを見るのもまた楽しい(笑)
 10代前半からの絆をなめちゃいけませんっていうのをしみじみと感じましたのことよ(笑)
 ライブそのものは、後半じっくり歌だけで聴かせる新しいアルバムのバラード3曲で座ったままうっとりしたあとから、「硝子の少年」を皮切りにヒット曲メドレーが続きます。
 会場もまた徐々に温まってきて、そして最新の「スワンソング」が来た時に、会場中が一斉に「うわぁ〜っ!!」と沸きました。
 どの日も一番の大歓声になったのが「スワンソング」。期待もそれだけ高かったということなのだと思いますが、これって実はとってもすごいことなんじゃないかと思うのです。ふたりが踊り出した瞬間の空気があまりにも華やいでいて、とても印象に残りました。多分その空気はご本人たちにもきっと伝わったはず。
 カウコンでも「スワンソング」が始まるとあちこち沸いたのが伺われたし「KinKiの新曲」がこんな風に他グループにも認識され盛り上がったのは久しぶりのような気がしてとてもうれしかったです。
 この曲は初めて聴いた時は結構賛否両論な感じでしたが、聴くたびにどんどん印象がよくなっていきました。
 お友達のサイトやブログめぐりをしていても、ライブに行った人はみんな「この曲が大好きになった」と語っていて、そういう曲がまさに「今」できたことがファンとしてとってもうれしかったです。
 ダブルアンコールでは「ROCKS」「DISTANCE」「あの娘はSo Fine」となつかしい曲がずらっと並び、元旦に全体が見渡せるスタンドの一番深いところから見ていたら、あまりにもペンライトの動きがぴったり揃って大きく動いていて、感動的でした。
 ラストのラストは「締め」のところだけ2回もやり直し。1度目はつよしさんが「もう一回」とリクエスト、2度目はなんとファンの「もう一回」に答えてくれました。こんな風にドームなんて場所で締めのやり直しができるのも生演奏ならでは、多分KinKiコンならではなのでは!?うれしくって楽しくってずっと続いてほしい瞬間でした。
 もちろんその後も興奮さめやらず、結局トリプルはなかったですが、全部が終わったあと規制退場が始まってからも、まだまだ拍手は鳴りやまず続いてました。
 最初はアダルトにダンサブルに、MCではおふたりの仲良しっぷりに思いっきり笑わされて、バラードで心を持っていかれ、最新曲で一番盛り上がって、長いことずっと人気の高かった曲で大盛り上がりして終了。
 どうよこの大団円っぷり。
週末は大阪だそうですが、お茶の間ファンの方や最近ファンになられた方で「どうしよう?まだ間に合うかしら?」と思っている方がいらしたら、探してでも行った方がいいですよん。…と一応最後に宣伝しておこう(笑)
 ちなみに自分用の覚え書きのつもりもあって、今後更に細かく曲別に感想を書いていきます。
 ご想像に難くないと思いますが、だらだらと長くなりそうなので(笑)もうおなかいっぱいという方、大阪を見てからなら読んでやってもいいよ!という方はタイトルを見て飛ばしてくださいね(笑)