ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 おいてかれてる話

 うちの生徒たちは、わたしがレッスン室にリコーダーを置いているのを知っているのでよく自分たちもリコーダーを持ってきてリコーダーの合奏をします。
 そんなこんなで今学校でどんな曲をリコーダーで吹いているのかが伺われてとってもおもしろいのですが…
 昨日5年生の生徒が持ってきた曲はなんとマイケルジャクソンの「スリラー」でした!
 リコーダーパートと鍵盤ハーモニカパートがあって、どちらも「タイ」や「シンコペーション」の嵐。「これさぁ、普通の子も吹くんでしょ!?」と聞いたら学年合奏をするんですって!!びっくりです。チャレンジャーな学校です。
 その楽譜の複雑さもさることながら、学年全部でこれを選んでやっちゃうという大胆さに乾杯!!とりあえず鍵盤ハーモニカパートをわたしが、リコーダーパートを彼女が吹いて合奏してみようと試みたのですが、これを合わせるのは至難の技だと思います(笑)アクセントの位置やノリがクラシックとは全然違うし、子どもがリコーダーでノリノリに吹こうとすると「ピーっ!!」の嵐です(あたりまえですが放送禁止用語にあらずですから、笑)
 その子と入れ違いに入ってきた中2の子は、レッスン後ピアノ雑誌の楽譜を出してきて、「すみません。これ弾きたいんですけど!」というので弾いてあげたのですが、それは赤西くんの「BANDAGE」で、初めてまともに全部を知ったのですが小林武史ワールドっていう感じの曲。赤西くん好きなの?って聞いたら初めてみるような女の子の表情で「うん」って(笑)幼稚園児の頃から知ってる子がこんな風にちょっとおねえさんになったなぁと感慨深いものがありました。
 そのあとやってきたSちゃんは山田くんのファンなので、この間「NYC boys」でKinKi Kidsのコンサートにちょろっと出たよ〜っ!と自慢しちゃいました(笑)
 彼女も5年生。「山田くんが尊敬してるからコウイチくんはすごい人。コウイチくんと仲良しだからつよしくんもいい人のはず!」という面白い理論を展開して「KinKi Kidsもいいと思います!」って。ふふふっ。
 もう3度くらい聞いたけど、聞くたびに笑っちゃってごめんなさい(笑)
 その彼女に「山田くん、すっごくカッコよかったよ〜!キラキラしてた!」と言ったら「ねえ、知念はどうだった?知念は?」と言われてまいりりました。山田くんと中山くんの顔さえやっと覚えた感じで、他の子の顔と名前が合いません。申し訳ない。
 確か「はっとりくんの子?」と聞いたら、「いつの話!!うんと昔です!」って(笑)そりゃそうだ。顔が大人になっちゃったから判別がつかなくなっちゃったんだわ、きっと(笑)
 数年前まではうちの教室にジャニーズファンのちびっこは皆無でした。
 ところが最近またいろいろと増えてきて、それだけ若い世代のジャニーズの人気が上がってきたということなのでしょうけれども、一方で先生はどんどん置いてかれてる感じです(笑)もちろんジャニ系に対する差別意識はかけらもないので、彼女たちとどんなジャンルの音楽に関してもつっこんで話せたらうれしいのですが、最近はあまりにも裾野が広がりすぎちゃって全然頭がついていけません。
 理想としては、モーツァルトやバッハを語るそのままのテンションでJ-POPもジャニーズも、洋楽だって邦楽だって語れたら。
 夢は大きく理想は高く…テレビの歌番組もたまには隅々までちゃーんとチェックせねば〜おいてきぼり…と思うこの頃です。ファイトーっ!先生!