ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 意外なお答えで(笑)

 おとといの話ですが、バロンとの散歩で小学校の前を通ったら、校庭で遊んでいた2年生の生徒Rちゃんが「せんせ〜い!」と大声で呼んでくれました。友達と4人ぐらいでいた彼女、「うちのピアノの先生とその犬(笑)なの〜!」と説明しています。「その犬」ってどうよ(笑)
 「また明日、レッスンでね〜!」と手を振って通り過ぎ角を曲がったところで(ちょうど彼女たちが見えなくなった場所)、バロンがトイレのために立ち止まり、自動的にわたしもストップ。彼女たちの声だけは聞こえていて、Rちゃんの友達が「うちのピアノの先生はね、すっごく意地悪!」といい、別の子が「わたしの習字の先生はすごくやさしいから好き」と、聞きたいような聞きたくないような話が丸聞こえ!!この話、聞いちゃっていいのかなあとドキドキするわたし。
 折りしもRちゃんが「うちの先生はね〜!」としゃべり出したので心臓の音が聞こえるかもと思うほどドッキリです。まるで盗み聞き状態なわけですから(笑)たいがい盗み聞きしている時っていうのは、良いことを聞かないというのが世の常だし、バロンはまだ踏ん張ってるし(笑)ということで次の言葉をドキドキしつつ待つでもなく待っていたわけです。
 そうしたらRちゃんったら「うちの先生はね〜!絶対にわたしが一番好きだと思う。うちのピアノの生徒の中では〜だけどね!」と言うではありませんか!!
 この意外な展開に思わず吹き出しそうになって慌ててこらえました(笑)Rちゃんがわたしを好きとかきらいの話じゃなくて、わたしなの!?「一番好かれている」と断言するその確固たる自信はどこから???もちろんRちゃんのことはかわいくてならないし、大切なわたしの生徒のひとりには違いないのですが、あまりにも自信満々に言うのでびっくりしつつニヤニヤ(笑)子どもって本当に面白いです。
 そのRちゃんは昨日レッスンにやってきたのですが、ただ今「アラベスク」が弾きたくて仕方ありません。まだ、バイエルも前半なので絶対にムリなのですが、「練習すれば絶対に弾けるようになるっていつも先生言うじゃん!だからやらせて〜!」と何度も言います。そこまで言うならいっそのことやらせてみようかとも思いますが、物には順番というものがあるんだし、本当に「できない」ということになった時に、ピアノまできらいになったら困るしなあと考え中です。
 レッスンの間にオトートが帰って来て、「おかえり」とひとことだけ声を掛けたら、「先生の弟って若いんだね!」とまた大ボケたことを言うRちゃん。「あのね、先生の弟じゃなくて、先生の子どもだよ」と言うと、「え〜?!先生、子どもいるの?」と今更なことを言います。どうも生徒たち、わたしを仙人かなんかと思っている節があります(笑)
 一方で「先生の弟」と言われたオトートは超絶ムッとしつつ通り過ぎました。そりゃあそうでしょうけど、大人げないよ!オトートくん!というお話でした。