ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 さすがに、そこまでじゃありません!(笑)

 これはペンです。(と言ったのは、関ジャニの誰でしたっけ?@しんどい)
仕事用に使っている水性ボールペンなのですが、買っても買ってもすぐにからっぽになってしまいます。毎週19人の生徒たちのレッスンノートを書くのに使います。赤い方は仕上がった曲に○をつけたりするだけなのに、どうしてこんなにペンというものは、早く減ってしまうのでしょう?!
 昨日のレッスン中に1本書けなくなったので、慌ててもう1本出したら、こちらも書けなかったという事態が起きました。そうしたら、生徒が大真面目に、「せんせい、びんぼーなの?」とわたしの顔をのぞきこんで聞きました(笑)
 「うちにボールペンいっぱいあるから、1本持ってきてあげようか?」とあんまり真面目に言うので、笑い飛ばすのも失礼かと思い、「ありがとう。でも大丈夫。せんせいも一応お仕事してるから・・・買えるからね。」と言ったら、「それならいいけど」と沈んだ声で(笑)まだまだ疑ってるな(笑)
 というわけで、小さな胸をこれ以上痛めては申し訳ないので、レッスンとレッスンの合間に新しいペンを買いに走りました。
 以前は4色ボールペンを使っていたのですが、そうすると黒と赤ばかりが減ってしまい、不経済でした。なので今は、4色ペンプラス水性ボールペンというラインナップで仕事をしています。4色ペンの方は、色を替えて楽譜に指番号や注意書きを書き入れたり、いつも間違えるポイントに丸をつけたりします。
 わたしが習いに行っている先生は鉛筆1本ですべてまかなっていて、これは楽譜に書いた注意書きなども書き直したりできるので、とっても便利だということに気がついたので、わたしの生徒に「せんせいもこれから、鉛筆で楽譜に書こうかな。」と提案してみたら、口をそろえて「絶対にヤダ!」と拒否されました。鉛筆だけで書かれていると気が滅入るなんて言う子もいました。「カラフルに書かれているからこそ、目に留まって、直そうと思うんだよ」と最もらしく言う子もいます。
 わたしの教室はただ今のところ、姉妹や姉弟が5組も来ていて、楽譜もお下がりという子が多いです。以前ならコピーも多かったですが、今は著作権にうるさいし、かといって、姉妹で同じものを使うのにそれぞれ買うのももったいないし。
 そういう子たちのためにも、「おねえちゃんのとき鉛筆書きしておけば、妹が使う前に消すこともできるんだよ」と言ったら、「おねえちゃんの注意や指使いが残っているほうがいいよ。その方が練習しやすいし、我が家の歴史っぽくてなんだか愛着が沸く」と深いことを言う子もいて、なるほどーっ!!と納得。
 たかがボールペン、されどボールペン。いろいろと面白い展開になったので、記録として書いておきます。