今週からまたピアノな日々が始まっています。
年の始まりにあたり、今年はどうやってやっていこうかな?と思ったとき、昨年後半何度となく、KinKi Kidsから聞いたジャニーさんのエピソードを思い出していました。
KinKi Kidsはみなさまご存じのように、ふたりともとても社長を敬愛し信頼していて。
昨年に限らず、折に触れて彼らから社長のエピソードを聞いてきました。
あらためて思い出してみると、わたしの仕事への取り組み方とか、若い子たちへの接し方とかは、知らず知らず、意外とジャニーさんに影響を受けていて。
ジャニーさんみたいに、生徒たちと向き合えたらと思うポイントがたくさんあることに気づきました。
きっと人を育てるという側面において、彼のやり方には普遍的で大切なことがたくさん含まれていたのだと思います。
たとえば入ったばかりの小さい子たちに敬語を強要したりせずに、友達のようになんでも話せる空気を作り、大切にすること。
ひとりひとりの性格や長所をしっかりと知ろうとすること。
誰よりもフットワーク軽く、汗をかくことをいとわないように心がけること。
表には出ずに、常に自分の大事な子どもたちが気持ちよく仕事ができるように、環境を整えてあげる裏方の作業に徹すること。
一度懐に入れた子たちは分け隔てなく、たとえ今は自分のところから去ってしまった子たちにまで、惜しみなく愛情を注ぎ続けるところ。
ひとりひとりに合った接し方や褒め方、叱り方を自然にしているところ。
平和を愛する心とか、ハッピーエンドを好むところとか。
そのまんま、ピアノの先生の理想とする生徒への接し方とも共通するものがある気がして。
あらためて今年はどんな風に仕事をしようと思った時、これらの言葉たちが浮かんだので、書いておこうと思いました。
書きながらジャニーさん、ほんとすごいなぁとしみじみと思うわけで。
なかなかできることじゃないなぁとも思うけど。
年初だし、とりあえず志は高く!!です(笑)(笑)
仕事と言えば…
毎年恒例、中学生以下の生徒のお年賀作り。
— レイン (@raintalk) 2020年1月4日
文具や暖か靴下、タオルなど見繕う。
好きなキャラや動物、好みの色、欲しいペン。ここ一年雑談で聞いた情報を元に、一人ずつ喜びそうな物を探す。
心を通わせ合えたかの答え合わせにもなるのでちと怖いw
満を持して、噂の陀羅尼キューピーもお嫁入り♪ pic.twitter.com/jEtsaJSMYK
年初はこういうのを作って、一人ずつ生徒たちにお年玉代わりよ!?と言って渡すのがもう20年くらい、ずっと恒例になってます。
元々は近所の文房具屋さんの福袋の中身を分けたのが始まりなのですが、今では文房具やさんはつぶれてしまい(涙)あちらこちらからかき集めてきます。
たとえば、ものすご~く流行っているすみっこぐらしのノートや鉛筆。
これは、園児でも小中学生でも、男子にも喜ばれます。
お絵かき好きな子には自由帳。
字を書くのが大好きな子にはレターセットやプロフィール帳。
クレヨンしんちゃんやマリオが大好きな兄妹には、女の子でもしんちゃんグッズ。
どうしても水色のペンでレッスンノートを自分で書きたい男子には、すみっこぐらしの水色のカラーペン。
冷え性の中学生女子には試験の夜更かしにも耐えるあったか靴下。
楽譜がぱら~っとめくれちゃって、いつもイライラしてる子には楽譜クリップ。
指先がいつも冷たい子にはかわいい絵がついた簡易カイロ。
練習好きな子には、レッスンノートに毎日「練習しました!」と押せる、かわいいスタンプ…
とかね。
選ぶだけでひと仕事ですが、喜ぶ顔が見たいので毎年全力を尽くします。
さて。
出張レッスンをしている5歳児がわたしの持ってる陀羅尼キューピーがびっくりするほど大好きで。
この間天川で仕入れてきたのでそれをあげたら、ものすごく喜んでました。
「やっとうちの子になったね!」だって(笑)
その子の新年一回目のレッスンの宿題の一つに「よろこびのうた」があり。
さあやろう!と言ったら、ベートーベン新聞というものを持ってきて見せてくれました。
お姉ちゃんが買った本の付録についていたんですって。
「よろこびのうた」はベートーベンで、自分はそれをもう弾ける!(もちろん片手ずつで弾けるアレンジです、笑)と、自慢げに語るかわいこちゃん。
その新聞に「ベートーベンは5歳でピアノを始めました!」と書いてあって。
「スタートは5歳だって!わたしと一緒!ってことは、わたしもベートーベンみたいになれるかもしれないってことだよね?」
と超壮大なことを言ったので、たまたま通りがかったおかあさんと二人で一拍おいて、大爆笑してしまいました。
いえいえいえ。
笑ってごめん!
なれるかも!!がんばろう!!(笑)
陀羅尼助ちゃんを練習の友として、せいぜい励んでくれたまへ!!(笑)
そうそう。
昨日はたまたま、剛さんと、彼を好きな後輩との交流エピソードがいくつも流れてきました。
光一さんは舞台があるから、わりと後輩くんたちと仲良しだし、後輩くんたちをたくさん育てている印象があるけれど。
剛さんもなにげに、最近事務所の後輩くんたちとたくさん交流しているなぁと思います。
光一さんも剛さんも、きっとジャニーさんからいただき、受け継いだものを、ジャニーさん亡きあとも、積極的に後輩にも送っていこうと思っているのかな?と思ったりもしていて。
そういうのって、とても素敵なことだなぁと思います。
(強引にタイトルのテーマに戻したの図!笑)
剛さんのことが大好きな後輩のうちの一人に、TravisJapanの松倉海斗くんがいて。
Endless SHOCKに出演しているから、わたしとしては珍しく生で何回かその雄姿を見たジャニーズの後輩くんの中の一人です。
SHOCKに出ている後輩くんたちは、岸くんとかもそうだったけど、無条件に応援したくなっちゃうところがあって。
彼もまたそんな一人なわけですが。
光一さんと剛さん、両方から影響を受け、すごく近いところでふたりの背中を追いかけてるKinKiファンとしても微笑ましくてちょっとうらやましい後輩くんだなあと思うわけです。むふふ。
彼は自分たちのコンサートののソロコーナーでも剛さんの「街」を歌っているそうで。
やっぱり街という曲はとりわけ人の心を捉えるすごい曲の一つなのだなぁと思います。
剛さんが好きな後輩くんたちの中に、この曲が好きというコたちが多いそうで。
友だちとそんな話をしていたら、この曲ができた頃のエピソードをふと思い出しました。
たしか、剛さんはこの曲を作った時、事務所の偉い方にこんな女性受けしない曲を作ってどうする!!と叱られたのですよね。
もっと女の子受けするような曲を作りなさいと言われたという話は超有名です。
とはいえ、この曲はわたしが知る限り女子もみんな大好きで。
わたしももちろん大好き。
たとえばMISIAさんだって、ご自分のライブで歌われたり、剛さんとラジオでコラボしているわけだから、決してこの曲が女子受けしないとも思わないですが…
ある意味、その偉い方が言っていることにも一理あったとして!?
女子よりも、より男子の心を惹きつけるのだとしても!?…です。
今現在、剛さんを大好きな後輩たちがこの曲を聴いて、明日の活力を得たり、くじけそうな心を励ましてもらったりしているとしたら…
それはそれで事務所的にも??とても大切な曲ではありませんか!!
後輩くんたちがそんな風に思える楽曲があることもまた、素敵なことだなぁと思ったのです。
剛さんはシンガーソングライターだから、その昔、この曲ができた頃に、彼から湧き出た気持ちや決意がそのまま歌詞やメロディーにのっているわけで。
「街」の中で歌われていることは、先輩もまた通ってきた、簡単ではない苦しい道のりの証でもあり。
自分もこれから先へ行くためには、どうしても通っていかなくてはならない道の一つでもあるはずで。
そんな先輩の想いがたくさんのった楽曲との出会いが、その後輩たちを励まし、また次世代へとその思いは受け継がれていくのかもしれないわけで。
そんな曲がジャニーズの中で生まれたということは、とても素敵なことなんじゃないかと思いました。
たとえば舞台人の先輩方が後輩たちに与える影響もすごくたくさんあるだろうし。
実際にたくさんの後輩が育ち、巣立って一人前になり、あちこちの舞台で活躍しているわけですが。
剛さんのようなシンガーソングライターが「ジャニーズの中から」生まれたということもまた、事務所にとってある意味、すごい財産を得たっていうことなんじゃないかな?なんてことを思いました。
さらに、「You」をもらったABC-Zのみなさんも、一人一時間ずつ、剛さんから歌のディレクションを受けたことが雑誌に載っていたそうで。
以前ももクロちゃんたちが桃色空を歌うにあたって、剛さんがディレクションしたことを思い出します。
先輩に歌唱指導をしてもらう機会なんてそうそうあるものではないだろうし、どれだけ貴重な機会だっただろう?なんてことを思ってしまいました。
そうやって、どんな世界においても、ちゃんと先輩から後輩へ大切なことが受け継がれていくというのは、その組織がとても健全だということの証だと思うし、素敵なことだなぁとしみじみと思いました。
そんな話を聞くと、わたしもがんばらなくては!と思うのです。
今日もまだまだレッスンの途中。
これから生徒がどんどんやって来ますが、もちろんピアノの技術も、譜面には書いてない、わたしがかつての先生方から学んできたことも。
そして先に生まれてきた人として、ちょっとでも生徒にあげられるものがあるといいなぁと思います。
ジャニーさんのようにはとてもなれないけれど。
あきらめず、前向きにめざしていけたらと思ってます。