ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[ドラマ]「芋たこなんきん」

 新クールのドラマをまだ全然見れていません。というのは、ドラマ好きのオトートが今日まで期末で、「終わったら一緒に見よう」というので。特に草薙くんのドラマと(ドームで「見てね〜♪」ってかわいく言われて、すっかりその気になったわたしです、笑)Dr.コトーはすごく期待しています。今晩の「セーラー服と機関銃」はオンタイムで見れるかしらん?!そういえばアンフェアのスペシャルもまだ見ていません。多分週末は、ドラマ三昧かもしれません(笑)
 さて、そんなこんなでただ今我が家は朝ドラ一色です。録画して一家で見ています。楽しくて仕方ありません。期待した以上に面白くて、ほのぼ〜の。主人公の子ども時代のおとうさん役の城嶋くんもすごく素敵です。温かくて一本筋が通った仕事人の昭和のお父さんを、とっても自然に演じていて好感度がどんどんアップしてます。
 ドラマを見ながら、そういえば・・・と思い出したのですが、実は花岡さんのモデルになっている田辺聖子さんとカモカのおっちゃんこと、ご主人のご夫婦が、学生時代や独身時代の理想の夫婦像だったのでした。毎日お互いに仕事をちゃんとして、夕方になると、「そろそろ始めようよ」と声を掛け合い夫婦で晩酌。お酒を傾けつつ、おいしいおかずをつまみつつ、よもやま話に花を咲かせるご夫婦。時につまらないことで論争したり、けなしあったりしつつも、話題が尽きない夫婦で、昼間からその晩酌をわくわくしながら楽しみにしているのです。「そんな関係いいなあ」とずっと思っていたのです。
 そこで、あれあれ?と気がつきました。そういえば週末だけですが、我が家もいそいそとお酒を買いに行って、ドラマを見たり、くだらないことをしゃべったりしながら二人で飲んでいるではありませんか。もしかして、これは夢がかなっているということ?とふと思い至ってなんだか笑ってしまいました。思い描いたとおりの方向に現実が着いてきているというわけです。しかもそんな夢を抱いていたことすら、すっかり忘れていたのにね(笑)人生って不思議です。
 当時から、田辺さんの書かれる「関西」がとっても素敵に思えていて、ドラマで垣間見る関西気質もとってもいいなあと思います。大家族の花岡家も、おっちゃんの一家も、楽天的でユーモア精神にあふれた温かい家庭だし、友達や登場人物もどこかとぼけていて深刻になりすぎず、楽しくてなりません。なによりわたしにとっては、本で読んで想像するばかりだったあんな場面、こんな場面が映像で見れるのがおもしろいです。古き良き時代の日本が、関西が垣間見れるのがいいなあと思います。
 こうしてこの番組を楽しみに見ていると、なんとなくわたしが関西に惹かれるようになったルーツがわかる気がします。オットやオットの家族はバリバリの関西弁だし、仲良しのトモも神戸だし、好きなタレントさんもキンキさんを始めとして関西の人が多かったりして、なんとなくまわりに関西にゆかりのある方々を集めている気がします。しかも関西の方だから気になって好きになるというわけではなくて、常に好きになってみたら関西の方だったという図式なのです。不思議です。
 最近は若い子向けのドラマが多いなあと思うこの頃、久しぶりにバリバリの大人が主人公というのも楽しい所以かもしれません。芸達者な大人の役者さんたちの競演を目一杯楽しませていただこうと思います。