ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 大阪ロマネスク

 これをどこで聞いたかというと、偶然通りがかりのお店の有線で。実を言うと誰が歌っているのか全く知らずに聞きました。胸に沁みるいい曲だなあと1回聞いて妙に引っかかったのですが、さて、調べようにも曲名も歌っている歌手もわかりません。この間木曜日のレコメンでかかって始めて、もしかして関ジャニ?と気がついて、やっと調べることができました。よく聞いてみれば、最初の出だしが渋谷くんの声だってわかりそうなものだったし、他にも特徴はいっぱい出てました。関西の歌で若い子たちの声なのだから、どうにだって想像できそうなのに、とっても間抜けなわたしでした(笑)
 でも、こんな風に全く誰かわからずに出会い、とってもいい曲だなあと思ったものが、ジャニーズの曲だったっていうのが、ちょっと不思議でうれしかったです。それは、そもそもジャニーズをバカにしているからなどという理由ではもちろんなく、一般的にジャニーズの子たちは知名度が高いので、「歌っているのが誰か知らずに聞いてはまる」なんて事態に遭遇しにくい感じがしたので。
 さて、アネが持っている音楽ファイルの中にこの曲があったので、取り出してもらい何度も聞くほどに、ますます気に入りました。関西方面の地名がたくさん入っていて、どこかなつかしいような、郷愁を感じるような歌詞。ていねいでせつない歌声。いいなあ。そこで、彼らの音楽について、もっともっと知りたくなってブログや日記サイトを回ってみたものの、実はあまり情報は得られませんでした。
 これは、関ジャニに限ったことではありませんが、ファンによるファンのためのブログなどでは、いろいろなことを知っていて当然というスタンスから、初心者が知りたいようなことは、当然のこととして、わざわざ書いてないことが多いのです。なので、パッと検索してみた限りでは、実を言うとさっぱり得たい情報が得られず、玉砕して帰って来たというわけです(笑)どなたか初心者にもやさしい、彼らの音楽について詳しいサイトを、こっそりと教えていただけないでしょうか?!
 それにしても、この曲がもっと歌番組などで歌われないのは、もったいないなあと思います。「おばちゃんロック」も好きだし、元気が出るソングで楽しいですが、「大阪ロマネスク」の方は、もっと幅広い世代の人に、じっくり広がっていくような、息の長いヒット曲にもなりそうなのに、と、ちょっと残念だったの。
 わたしにしても、多分有線で聞かなければ、知らないままでした。ジャニーズの連続リリースのせいもあるかもしれませんが、ここのところのリリース曲、どれもあんまり心に残っていなくてとっても残念。ましてや、カップリングなどは、どんなにいい曲でも、ジャニーズの子が自分たちで持っている番組などは別にして(以前は、だいたいジャニーズ系の番組を全部チェックしていた頃もありましたが、そういう番組からは、いつの間にか卒業してしまっていたので、余計に耳に入って来なかったのかも)普通の音楽番組自体が少ないこの時代で、1リリースにつき、2〜3回しか歌番組に出られないような実情では、一般の耳に届きようもありません。
 ジャニーズに限ったことではなくて、音楽業界自体が、新曲を本当の意味で津々浦々に浸透させようという気があるの?と疑いたくなる感じです。瞬発力だけに頼ったような商売で、DVDをつけたり、おまけの曲違いでいっぱい出したり、そういう工夫はしているものの、長く売ろう、新しいファンを取り込もうという努力がちっとも伝わってきません。それはとってももったいないことだなあと思うのです。
 特に前から言っていますが、収録曲違いというのは、もったいないシステムだなあと思います。余程コアなファンでなければ、すべての曲に耳を傾けることができないなんて、それこそおかしいんじゃないかと思うのです。そのアーチストのファン限定の、初回限定版の特典なら、逆にとことん曲以外のところでマニアックに作っていただいて、音楽は一緒というのが理想の形だ…なんて、おっと「大阪ロマネスク」とは全く違う話になってしまいました。
 そんなことが言いたかったのではなくて(笑)いい曲だなあ、って単純に思ったので、そのことを書いておきたかったのでした(笑)