ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[KinKi Kids] 夢にまで見る「ソメイヨシノ」

 夜中にずっと浅い夢をみていて、何度も目が覚めました。目が覚めるたびに「ソメイヨシノ」が頭の中で鳴っていてびっくり。先週やっと、ラジオ音源を聞くことができたこの曲ですが、まだ発売にもなっていないのに、なんだか取りつかれたみたいなことになっています。どこまでも、この曲が頭の中で追ってきます。多分昨日の昼間、大好きな番組「まごまご嵐」の中で、30秒のCMを見たことで、余計に聴覚と視覚を刺激されたのかも。なんとも印象的で、曲の世界に引きずり込まれるようなCMでした。
 この曲の発売は2月の最初ですが、CD発売後、リピート三昧して一度この曲の魔法にかかっても、それはある意味かりそめのマイブームで、本当の意味ではこの曲はすぐには効いて来ない気がします。カプセルがじわじわと胃に入って初めて浸透していく薬のように、あとから大きな波がやって来そうな気がします。それはもちろん桜の季節になるのでしょう。染井吉野が街にあふれる頃、満開になった桜を見たら否応なしにこの曲を思い出して、胸がちくちく痛くなる気がします。
 バロンと二人で桜が舞い散る土手かなんかに座り込んで、あらためてじっくりこの曲を聞いたりする自分を想像すると、それだけで泣いてしまいそう。世間的にも、パ〜ッと話題になっておしまいではなくて、息が長い曲になってくれるといいなあと思います。季節の移り変わりの中で繰り返すたびに、違う味わいが出てくる曲になりそうな予感があります。
 さて、わたしもかなりこの曲に捕らえられておりますが、となりでもっと囚われているのは、アネ。常日頃から「わたしはファンじゃないから、KinKi Kidsなんて興味ない」と公言している彼女ですが、あまりにこの曲にはまったので、なんの脈略もなく(彼女の興味の対象は全くの別世界なのです)自分のブログで「ソメイヨシノ」が来週発売になることを、わざわざ触れたそうです。おもしろいです。
 これほど発売日を待ち焦がれているCDっていうのも久しぶりで、なんだかとても新鮮です。ちょっとでも聞きたいので、ラジオをつけっぱなしにするとか、アンテナを張って情報を集めるとか、テレビのCMが見たくてじたばたする・・・とか、不思議な行動を繰り返しているわたしです。
 以前に好きだったアーチストたちは、みんな極端に露出が少ない人ばかりだったので、こんなことは当たり前のことだったのですが、KinKi Kids堂本剛のファンになってから、情報が向こうからやってきて当然みたいに思っていたかも。そもそもそれがおかしかったのかもしれません。これぞ贅沢病。
 とりあえず今のところ「ソメイヨシノ」1曲の音源だけで、お腹が満ちていますが、あとの2曲は火曜日には聞けるのです。CDが手に入った暁には、随所にある謎の半分くらいは、解けてくれるのでしょうか。ああ、なんて楽しみであることよ。そんな風に考えれば明日が月曜日であることもなんのその。楽しみにしつつ、とっとと家事や仕事を片付けてしまおうと思います。