ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 FNS歌謡祭

 黒木さんと草薙くんが、あまりにもあたふたしたり、一瞬みんなが無言になったり、変な汗をかきながらの4時間、ちょっとしたスリルとサスペンスを味わったレインです(笑)もちろん司会が本業の方々ではないのですから仕方ないのでしょうけれど、どうして司会が本業の方ではいけないのでしょうか?しかも黒木さんが、ものすごい衣装でオンステージまでされた時はちょっとびっくり。懐メロ対決と言い、なんだか今年の音楽界をこの番組で振り返りたかったわたしとしては、ちょっとがっかりでした。昨年までは、これほどではなかった気がするのですが、こういう番組でしたっけ?KinKi Kidsが出る数少ない年末番組だったこともあり、オンタイムで全部見たのですが、ちょっとつらい部分も多々ありました。
 さて、KinKi Kids「anniversary」ですが、オーケストラとのバランスをはじめ音響がイマイチで、東京ドームで聞いたときの方がむしろいい音で聞けたような気がするのですが、どうでしょうか?「飛天の間」は元々コンサートホールではないのですから、仕方ないのかもしれませんが、歌の最初のつよしさんのソロでハウリングしてから、明らかにつよしさんのマイクの音量が落とされた気がしたのですが、本当のところはどうだったのでしょう?なので、明らかに盛り上げようとがんばっている風に見える場所で、ディミニエンドしているように聞こえたりして、ちょっと首を傾げつつ聞いていました。ハモリ部分などはきれいに聞こえて、そんなに違和感なかったですが、全体としてなんだか本人たちが意図したようには聞こえていない気がしたのです。こうやってバランスを整えることができる電気を通した環境では、歌ったとおりの強弱がそのままマイクに乗らないこともあるのかも?なんて変なところに感心したりしました。たとえばピアノでは、絶対に弾いたようにしか音が出ないので、それが当たり前だと思っていたのです。それを考えると、聞き手に意図したように伝わらないことが、後で音源を聞いて初めてわかり、歌い手さんががっかりするようなことがあるのかもしれません。もちろん、今回のがそうにそうに違いないという確信のある話ではありません。レインの勝手な妄想?!ぐらいの気持ちで聞いていただいてくださいね、この辺は。
 どうあれ、今回の歌に関しては手放しでいいと思えなかったのがさびしかったです。やっぱり先に音楽から入ったファンなので、「かわいい」とか「かっこいい」だけではちょっとさびしいのです。(光一さんはいつもどおり麗しく、つよしさんは、「ガッコの先生」を彷彿させる感じでかわいくって、その部分ではきゃーきゃー言ってましたが、それとこれとは話は別です!)ジャニーズの面々もいっぱいだったので、ご本人たちはとてもとても楽しそうでしたし、皆さんが楽しそうにしているところを見るのは楽しかったです。
 でも、やっぱり今年流行った歌たちをもうちょっと聴きたかった感はぬぐえません。あくまでもCD売り上げだけのランキング、「年間TOP10」に入っていた曲はもしかして、「anniversary」だけ?「トラジハイジ」は揃っていたにもかかわらず、見れなかったし、これはまた別の意味で残念。まだまだ聞きたかった「ファンタスティポ」があと一度でも見れるとしたら、この番組以外にはないだろうと思っていたので。アルバムのトップ10ランキングに名を連ねた人を入れても、上位の方で出演していた歌手は浜崎あゆみさんと、BoAちゃん、倖田來未嬢くらいでしょうか?ランキング至上主義では決してないのですが、それでもやっぱりさびしいです。いつもなら年末は、この番組を編集して音楽部分を聞きまくりながら家事をすると相場は決まっているのに、今年は編集もせずに、ほっぽってあります。どうかするとKinKi Kidsのところだけ残して消してしまうかも。なんだか残念です、とっても。