ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 お気づきですか?プリごろ太

 主婦が主婦のドラマを見て「なんだか違う」と思うように、知り合いのナースさんが「ナースのお仕事」など、看護士さんが出てくるドラマはちょっと苦手と言われるように、ピアノがテーマになっているコミックはあえて避けることが多かったわたしですが、最近になってはまったコミックは「のだめカンタービレ」と「ピアノの森」。これら、全くカラーの違う二つのコミックには全くなんの警戒心もなく、どっぷりはまってしまいました。
 先週末には頼んであった「のだめカンタービレ」のカレンダーが届きました。レッスン室にと思ったのですが、なんだかもったいなくなってただ今キッチンの出窓に飾り、毎日ながめているところです。このカレンダーのおまけとして、プリごろ太のしおりが3枚入っていました。これもとてもうれしいおまけです。
 ところで、すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、サイドバーにプリごろ太のバナーを貼りました。ここから「のだめカンタービレ」の同盟のサイトに飛ぶことができます。何なに?とご興味をもたれた方はぜひ。生徒にも「これ読んでみたら?」と「のだめ」を勧めて見たら、案外気に入ってくれているようです。なによりゲラゲラ笑いながら読めるところが気に入っています。なぜかと言うと最近のことですが、どうもピアノをほんのちょっとかじった人達にとって、「ピアノを勉強する」ということについて、あまりいい思い出がなさそうだなあと思ったエピソードがあったからなのです。
 先日、数人で昔習っていたピアノの先生の話になった時、みんなこぞって「いかに先生が底意地が悪くて、暴力的だったか」について話ていて、「そうそう」とうなずきあっていました。わたし以外の全員が、「先生がイヤだった」というのが原因でピアノを習うことを途中で挫折していたのです。それはそれはへこませられる出来事でした。
 じゃあ、アンタはどうだったの?と聞かれ「わたしは、そんな怖い思いはしなかったけどな〜」なんて最初は言ったものの、よく話を聞いているうちに、彼女たちがピアノをやめるきっかけになった、数々の出来事、たとえば手をぴしゃりと叩かれるとか、弾いているピアノのふたを「なんだ、その演奏は」といきなり閉められたとか、弾いていたら突如「バ〜ン」というすごい音を出して脅されて心臓が止まるかと思ったとか、ふくらはぎを指揮棒で叩かれたとか、ちょっとだけ弾いただけで「練習をしていないのなら帰りなさい」と帰されたとか・・・そういうことを、わたしも全部経験していたことに気がついたのです。「だから『一般人にとってのピアノを習う』ってのはそう言うイメージなんだって」と言われたのはとてもショックでした。わたしは単に鈍感で打たれ強い生徒だったので、やめないで続けて来ただけだったのかも??
 そういう恐ろしいイメージがついてしまっている方々こそに、「のだめ」を読んで少しはイメージを変えてもらえるといいのですが。もちろん(少なくとも今のところ)わたしは自分がされてイヤだったことは生徒にしたことがないけれど、あまり面識のない方に行きがかり上「ピアノの先生をしているんですよ」と言った時に、「このヒト、怖いんだろうな〜」と思われるのはとってもイヤです(笑)一度ついてしまった怖いイメージは、そうそう変えられるものではないですからね。そういう意味でも、「のだめカンタービレ」には今後もがんばっていただきたいと思います。(もちろん「のだめカンタービレ」はお話そのものが好きだから読み続けているわけですが、念のため)
 実は「のだめカンタービレ」と一緒にはまっている「ピアノの森」の最近の感想も続けて書くつもりだったのですが、なにげなく検索していたら、こちらの「同盟」も発見してしまい、小躍りしてしまいました。なので、「ピアノの森」についてはまた追って言及したいと思います。