ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 見なかったことに・・

 うちの猫どもは、わがままなので夜中であろうがなんであろうが、「外へ出たい」とか、「のどが渇いた」とかにゃあにゃあうるさいです。オットはやさしいのか眠りが浅いのか、よく起きてドアを開けてやったり、水を足しに下りていったりしますが、わたしは一度眠ったらテコでも起きないタイプです。
 オットが出張に出てそろそろ3週間、最近はめっきり起こされることがなくなって、「起きてもらえると思うから、呼ぶんだよ。わたしだけしかいないことになったら、ちっとも起こされないよ。要は躾だね!」などとオットに豪語したのはつい数日前のことです。ところが・・。
 3日前、ふと目が覚めたら音もなくベランダから入ってくるルナと目が合いました。網戸にして寝ていたはず、通り過ぎた後によく目を凝らしてみると、網戸はきっちり閉まっています。「これはどういうこと?!」とうすらねとぼけた頭で考えましたが、時計をみると3時半。こんな時間に正常に頭が働くはずもなく、見なかったことにしてふとんをかぶって寝てしまったのです。もしかしたら夢?と思いながら。
 そうしたら違ったのです。今朝5時過ぎにまた物音に気がついて目が覚めたら、ルナが網戸をくぐって外へ出て行くところでした。ベランダにさえ出てしまえば、2階の屋根から屋根を伝わって、外に行くのはとても簡単なのです。よく見ると網戸の一番下に20センチ四方のやぶれ目ができています。一見破れていることはわかりませんが、猫が頭で押しただけで容易にぴら〜んと網が開き、潜り抜けられているではありませんか。これでは網戸の意味がありません。
 蚊に刺されるかな?とか、またやられたよ!とかいろいろなことが頭にぼんやり浮かんだのですが、それでも眠気には勝てません。結局またしても見なかったことにして、また朝まで爆睡してしまいました。夢じゃなかったのね(笑)