ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

追いついたぞ〜!

 昨日やっとこどもたちの夏の制服を出して、半そでのワイシャツとブラウスにアイロンをかけたというのに、またしとしと雨の肌寒い月曜日です。また、ファンヒーターをつけてます。こんな5月末ははじめてです。どうなっているのでしょう。
 ところで、画像はやっと完成した干支のタペストリーです。土日、ほとんどこれにかかっていたおかげでどこへも行かず、せっせと指を動かし目はドラマを追いかけていました。なので「恋におちたら」が1回だけ残っているものの、他は全部追いつきました。
 ここからはドラマの感想です。ネタばれを含みますので、オットおよび、まだ見ていないものがある方は立ち入り禁止です。
 まずは「空中ブランコ」です。この本はこの時に触れたとおり、ものすごく気に入って何度も読み込んでいるので(笑)原作好きとしてはがっかりしないかどうかとても心配でした。阿部ちゃんは伊良部先生をやるにはちょっとカッコよすぎな気がしたし、あの雰囲気をどう表現するんだろうと思っていたのです。
 でも実際みてみたらとても面白かったです。原作では別々の章に出てくる患者さんたち3人が同じ場面に出てくる脚本もよく考えられているなあと思いました。特に先端恐怖症の遠藤憲一氏がいい味だしていて、血判状を「郵送でもいいかな?」っていいわけないじゃ〜ん!って大笑い。看護婦のマユミちゃんの釈ちゃんもほぼイメージどおり、かわいく怪しかったです。こちらを先に見られた方、原作も面白いので機会があればぜひ、お勧めです。
 続いて、「瑠璃の島」ですが、TV誌を持っていたくせにドラマのあらすじは全く読んでいなかったので、「ショウメイさん」が亡くなったシーンはカウンターパンチで、そこからはずっと泣きながら見ていました。胸騒ぎの台風あたりから、なんだかイヤに不安を煽るなあとは思っていましたが、あんまりです。ショウメイさん大好きだったのに(泣)しかも彼がみんなに一生懸命伝えようとしていたのは、島民がみんな喉から手がでるほどほしがっていた、もうひとり子供が帰ってくるかも・・の情報だったのに。こんな展開はイヤでした。
 そんな気持ちで割り切れないまま、番組直後に録ってあった「タイガー&ドラゴン」の「猫の皿」を再生したら、いきなり「ショウメイさん」のアップから始まって「おぉ〜」とびっくり。こちらでは、嫌味で苦虫を噛みつぶしたような顔をしています。小日向文世氏、つくづく芸達者です。回を重ねるごとに西田敏行氏の落語に磨きがかかっているような気がして引き込まれています。虎児、竜二は、もはやジャニーズの二人にはまったく見えず(そういうほうが好きです)、本当にこんな人たちがいそうなほど役に溶け込んでいて、「虎児、竜二」として大好きになっています。長瀬くんの演技はどちらかというとこういう激しい役より「白線流し」みたいなのが好きだったのですが、今回で見方が変わりました。一方の岡田くんはもてない君が似合わなすぎと思っていましたが、今ではダメダメな感じがとても愛らしいです。落語になると一変するのもかっこいい。それから「めぐみ」の鼻濁音。いろいろと変なのと思っているものが、ひとつひとつ、好ましいと感じられ始め・・・こうなるとクドカンワールドにどっぷり。マンハッタンのときもそうでした。いつものパターンです。毎回ゲストも素敵ですが、わたしは薬師丸ひろ子さんの回、森下愛子さんの回がとても好きでした。わたしが一番面白いと思った回は4回の「権助提灯」です。落語もエピソードも全部がとても好ましかったです。
 もうひとつ、ドキドキしてみているのは「anego」で、篠原涼子嬢と赤西くんのやり取りがなんともかわいくってとても好きです。ともさかりえさんの演技も大好きです。彼女の演じてる役柄はちょっと重くて身近にはいてほしくない女ですが、それでもなんだか憎めない感じ。幸せになってほしいなあと思うのは演じ手ともさかさんが好きだからかもしれません。