ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 熊川哲也さん

「R30」をたまたま見ていたら熊川さんが出ていて、とても面白かったです。わたしはあまり彼を知らないのですが、音大の時の親友が熊川氏の大ファンで、気がつけば「絶対に音楽会よりもずっとバレーばかり見に行ってるな!」という状態になっていて(人のことが言えるわたしではもちろんないにせよです)驚いたりあきれたりしたのですが、ちょっと今日バラエティーに出て自分を語る彼を見て、その魅力の片鱗がわかった気がしました。几帳面でバレーに関してはとことんこだわり貪欲ですが、その人となりは案外お茶目で人間的な方でした。
 面白かった話のひとつにイギリス留学時代に「マクドナルド」やら「ケンタッキー」が日本の味のように思えたというのがありました。それはよくわかります。あの手のワールドワイドな展開をしているお店は世界のどこへ行っても味に大差ないので「なつかしい味」だと脳が訴えるのです。うちの子たちがあれを「おふくろの味」なんて思ったらそれはそれで哀しいけれど(笑)
 食には大雑把でこだわらないけれど、部屋はきちんとしていないとイヤ、リモコンなんかもピシッとしていないと、カーテンもきちんと留めないとなんていうところは、なんだか光一さんと意見が合いそうな方だなんて(KinKi Kidsファンのサガだな)ふと思ったりしました。ジャンルは違えど踊りをとことん追求しているその姿勢も似ているし。でも、そんな彼は想像していたような「バレーバカで、バレーを取ったらゼロ」という人ではぜんぜんありませんでした。(勝手にわたしがそう思い込んでいただけですが)もっともっと話を聞いていたかったです。
 いつか親友に連れて行ってもらって、彼のバレーを生できちんと見て見たいと思いました。
 ところで、「R30」を見たのはじめてです。いのっちと太一くんのコンビはゲストに警戒心を抱かせずに、にこにこと気さくに、でも的確にうまく話を聞きだしていて、さすがです。舞台のあちら側にいるもの同士で男の子同士ならではの、ぶっちゃけトークもとっても面白かったです。