ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

沈丁花

気がつけば満開になっていました。前にも触れた気がしますが、わたしは香りのいいどちらかといえば地味に咲いている花たちが好きです。香りでその存在に気がつくっていうのがいいなあと思います。特に好きなのが金木犀とこの「沈丁花」でこの香りをかぐと、季節の変化を感じます。(わたしも地味だけどハッとさせるいい香りで、えっ?って振り返ってもらいたい!)
 今朝路地でこの香りに気がついて大きく息を吸い込んだら思いっきりくしゃみが出ました。花粉症もだんだん症状がひどくなってくると、横の人のたばこの煙でも、芳しい香水の香りでも、とにかく強い匂いなら良い悪いにかかわらず反応してしまいます。場合によってはとっても失礼な時もあって、コントロールできないのでドキドキします。
 ところで、一昨日はご近所のイギリスに行く友人一家の送別会でした。高校生のお嬢さんふたりは現地の寄宿舎学校に入るそうです。お父さんはもちろん慣れない海外での仕事で忙しくしているでしょうから、「一番心配なのは自分だ」と妻である友人が心配していました。なので、「ガンジス川でバタフライ」をプレゼントしようと思っています。あれを読めば肩の力が抜けると思うので。がんばれ!!
 そして昨日はというと、わたしの実家にアネとオトートとバロンを連れて行きました。車で片道約2時間弱の道のりなのですが、帰りに3人揃ってトイレに行きたくなって、なのにコンビニがなかなかなくて大我慢大会になって大変でした(笑)実家ではオトートとアネとバトミントン大会をしたり、バロンを走らせたり、父や母ととんかつや海老を揚げたりしてあっという間に時間が過ぎました。気がつけばアネもオトートも自分なりに一生懸命祖父母に気を使っているのがひしひしと伝わってちょっとほほえましかったです。たとえば、アネはいつもなら苦手で文句のひとつも言わずにはいられないキャベツやしめじの入った味噌汁を一滴残さず食べていたし、オトートは話下手なのに一生懸命話題を振っていました。わたしに余裕がないときは、そんなの当然と思ってしまうのですが、昨日今日と少し余裕ができて、なんだかんだ言っても「いい子に育ってくれているかも」なんて思いました。そうはいっても帰り着くや否や文句ばかり言ってしまうのですが。やっぱりたまには心の余裕が必要かもしれません。特に今日のように地震のニュースがあったりすると余計にそう思ってしまいます。九州の方々は大丈夫だったでしょうか。本当に天変地異の多いこの頃、明日は自分のところかもしれません。備えあれば憂いなしとはいいますが、どんな備えをしていいものやら、考え込んでしまいます。