ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

自宅に戻りました。今朝は確かに名古屋にいたのですが、ちっとも実感がなくて楽しかった名古屋での出来事はすべて夢の中の出来事のようです。記念に駅のホームで買った中日スポーツのテレビ欄を開いて「あー嘘じゃなかった!」と指先でなぞってみたりしているバカなわたしです。
昨日は妹と姪っ子と「星が丘テラス」というところに買い物に連れていってもらいました。関東で言えば自由が丘のようなちょっとおしゃれな生活雑貨屋さんがいくつかあって、かわいい台ふきんとかなべつかみとかを衝動買いしたり、香水の店を冷やかしたりして、子ども達には姪っ子とおそろいの小さな小さなかえるの置物を買いました。そのあとで妹のダンナ様に迎えに来てもらい、台湾料理の店に行きました。この店は彼が「おねえさんを連れて行ってあげたい」とお盆に言ってくれていた場所だったので期待に胸ふくらんで行ったのですが、期待通りわたしにとっては「なつかしい」とも思えるお店でした。この「なつかしい」はマレーシア時代のオープンエアや一見小汚いけれど味が抜群な中華料理屋を思って言っていたのですが、かの地の中華とある意味そっくり、あんまり美しい店ではないけれど(失礼!)、よく働く元気な店員さんたち、活気にあふれた店内、かしこい給仕、かざらない雰囲気のおいしいお料理たち・・・ノスタルジックな感慨に浸ってしまいました。ここで象徴的とも言えるある香りがしていることに気づき一瞬にして心がマレーシアに飛びました。たばこ飲みの妹夫妻によれば「ガラム」というたばこの香りなんですって。かの地でとても嗅ぎ慣れた香りなのに、たばこの香りだとは気がつきませんでした。ガラムという言葉はマレー語、インドネシア語で確か「塩」だったはずとおぼろげな記憶をたどって調べてみたら、やっぱりこのタバコは塩にちなんでいて、元塩を作る工場を買い取って「たばこ工場」にしたといういきさつがあってこの名前がついているらしいです。
話が大幅に逸れてしまいましたが、その台湾料理の店で何を食べたかというと「空芯菜のにんにくいため」や「あさりのスープ」や「からあげ」や「コブクロの炒め物」や「酢豚」や「台湾ラーメン」などで、どれもニンニクや唐辛子がこれでもかと入っていて、痛いくらい辛くて身震いするほどおいしかったです。出張帰りの妹のダンナ様が、疲れているだろうに快く連れて行ってくれたのが何よりうれしくて、幸せをかみしめつつ2日目の夜は更けていきました。
妹や姪っ子とは3日間様々な話ができて、本当に楽しかったです。子どもの頃はケンカの絶えない時期もあったけれど(机の下でつねりあったりもしたっけ、笑)訪ねて行ける(駆け込み寺にもなる?遠いけどね)場所があるって幸せね・・・とつくづく思った3日間でした。
面白かったのはSMAPファンの妹の家では「つよし」と言えば草薙剛くんのことで、わたしはどうしても反射的に「堂本剛」しか浮かばなくて、時々話がかみ合わなくて、一瞬??という風になってしまうこと(笑)双方に気をつかった姪っ子が「どうもと剛がね」「くさなぎ剛がね」と一生懸命フルネームで片寄らないように細心の注意を払いつつ会話に入ってくるのが途方もなくかわいくて、連れて帰りたくなってしまいました。いとこ達の中で一番小さいこの姪っ子よりもピアノの生徒の中にはもっともっと小さい子がたくさんいるのですが、何故かいつまでたっても姪っ子は「ちいさい姪っ子」という意識のままで失礼だわと思うのですが、かわいいものは仕方ない、「かわいいままでいてね」と本気でお願いしてしまいました(笑)
家に帰りついたら、バロンがミントがルナが大歓迎してくれて、子ども達もにこにことやって来て、やっぱりわたしの場所はここしかないと実感しました。
さあて、明日からまたピアノとパソコンとそれから夏休み宿題の追い込みの日々です。エネルギーもたっぷり充てんしてきたことだし、1公演とはいえ大好きなライブにも行けたことだし、同じ日常も違う色に見えるかも・・・・