ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

姪っ子とオトート

今日は妹が高校時代の友人たちと会うということで、姪っ子だけが我が家にお泊り中です。ただ今オトートとふたりでインターネットの笑えるサイトをネットサーフィンしてケラケラ笑っている声がさっきから聞こえています。わたしはにわかに3人の子のおかあさんになった気分を味わっています。姪っ子もオトートが部活に行っている間はアネにビデオ屋さんにつれていってもらったり、夕方にはオットとバロンの散歩に行ったり、オトートが塾に行っている間はわたしとアイドル雑誌をめくったり、そしてゴロンと横になればすかさず暖かさを求めて横に来た猫をぼーっとなでたりしてすっかり我が家に溶け込んでいます。
赤毛のアンシリーズの中に「アンの幸福」という本があって、アンが学生時代に過ごした下宿の隣家にエリザベスという女の子が出てきます。当時のエリザベスはちょっと不幸な毎日を過ごしていて、アンがグリーンゲイブルスへの帰省のときこの子を連れて行ったあたりのお話をふと思い出しました。エリザベスはグリーンゲイブルスで子供らしさと元気を取り戻し、そこに元々いた村の人々の心にも、彼女のかわいさや無邪気さ、子供らしさがよく作用して、いろいろな変化を起こしていくのです。姪っ子は妹と旦那さまの元、一人っ子として大切に大切に育てられているので決して日ごろ悲しい思いなどはしていませんが、彼女にとってはずぼらで雑多でたくさんの生き物もいる我が家はどう写っているのでしょう?!アネにしてもオトートにしても、みんなが少しずつ姪っ子がひとりで泊まっていてもさびしくないように、楽しませてあげるように気を使っているのがわかって母としてはとてもいい気分です。エリザベスはグリーンゲイブルスの人々に新鮮な空気とやさしい気持ちをたくさん思い出させ、彼女がいなくなったあと、みんなをとてもさびしくさせるのですが、姪っ子が帰ってしまったらやっぱりさびしいかも・・・なんてもう思いはじめています。我が家も3人兄弟だったらそれはそれで形の違う関係があったかもなんて思ったり・・・。いずれにせよ、5年生の姪っ子はまだまだ手をかけてあげると純粋に喜んでくれてかわいくてなりません。わが子たちは大きくなったんだなあなんて、姪っ子を見ながらうれしいようなさびしいような。さあて、短い間ですがもう少しママ気分を味あわせてもらいましょ!!