ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

公開リハーサル「無敵なわたし」

(夜中に書いた文章が変だったので、12日午前に推敲しました。)
行って参りました。今日に限って本当に忙しくて、めいっぱい仕事がつまっていて昼食もそこそこに仕事の続きをして、時間だと思ったので飛び出したというお粗末っぷりだったので、ペンライトも双眼鏡も持っていくかどうか迷う予定だったのに何もかも忘れてしまうほど、バタバタで出かけました。
 たまたま、同行してくださった方が本当に良い席をGETされていたので(本当に感謝です!)、結果的には双眼鏡は要りませんでした。肉眼で声を出す時の腹筋の動きまでがわかるような場所でしたので、本当にラッキーでした。一番近い所まで来た時には、背中がきれいだなあとか、あごのタテゥーはシールかしらんとかはっきりわかるほどで、花道を歩いてくると手を伸ばせば届きそうな場所で立ち止まって、結構長いこと目の前でお客さんを煽り、歌ってくれました。
 彼の繰り出す音楽に身をゆだねていると、わたしまで無敵な感じがしてくるから不思議です。日々の雑多なことがどうでもよいと思えてきます。彼の場合、自分の弱さをさらけ出せる強さを持っていて、自分の弱さを認めることすら拒んでしまい、結果的にだれよりも弱いであろうわたしのような人間にはとってもまぶしいです。
わたしの場合は基本的にこの方の声やボーカルテクニックが大好きでファンをやっているわけですが、久しぶりにあまりにビジュアルがカッコよくて、完璧に美しい彼を見てドキドキが最高潮になりました。目なんかポポロで時々見るような外国の子ども風の「ビー玉のよう」だったし、痩せた腕や割れた筋肉を間近で見れて、ドキドキが止まりません。軽い振り付けを余裕たっぷりに披露した「See you in my dream」やダンサーを従えた溺愛ロジックでは本当にノックアウトされてしまいました。なんてステキなんでしょう。(目がハートになっていたに違いないです!)
 しかし、こういう風にいうと、わたしが今日ビジュアルばかりに気を取られたようにも聞こえると思いますが、ぜんぜんそんなことはなく、音楽的にあまりにすごくてびっくりしました。何もかもが2年前の比ではないです。ボーカルの力については全く疑ってはいませんが、ますます磨きがかかったような気がしました。声には寸分のブレもないし、彼の場合、音程が本当に確かなので安心して聞いていられるのですが(わたしはとにかくどんなに美しい声でも音程が悪いというだけで許せなくなり、楽曲まで色あせて聞こえてしまうことが多いです。)今日もフラットもシャープもせず、最後まで良く声が伸びていたので驚きました。肺をきたえているそうですが、そのせいもあるのか、2時間半以上歌い続けてもかすれたりはしょったりしていませんでした。CDよりも生演奏の方がじょうずだったコンサートにはなかなかお目にかかれませんが、こと堂本剛に関しては常にCDよりライブの方が数段素晴らしく、驚かされます。
 バックも本当に実力のある方ばかりを使ったのだろうとすぐにわかりました。音が全然違います。音のゆりかごのように包容力があって、こんな風にバンドの素晴らしく厚みのある音をどこかで聞いたことがあると思ったら20年前くらいに聞いたオフコースの武道館公演でした。この時の演奏もマニアック過ぎる?と思うほど技巧的で完璧だと思ったものですが、今日のバンドの演奏もそれに匹敵しているかもと思ったのです。どうしても音楽重視の聞き方しかできないわたしにとっても刺激的で、エモーショナルでありながら、声の伸び、音質などをどこか冷静で計算しつくされている感じもあって、久しぶりに音楽愛好家としてのわたしの心がざわざわしました。
 曲別などの詳しい感想は後日にしたいと思っていますが、とりあえず久しぶりに受けた音楽的刺激をどこかに書き留めておきたくて、書いて見ました。ちなみにわたしが今日のゲネプロで一番好きになった当たらしい曲は「くるくる」「ナイトドライブ」あたりと、「DEVIL」と「PINK」でした。もちろん他の曲もみんな良かったのですが、いろいろな意味でとっても心に残った曲でした。