ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 『美 我 空 - ビガク 〜 my beautiful sky TOUR』 4月9日 なら100年会館 感想その2

 やっとできました。続きです。何事も遅くて本当にすみませぬ。
 恐ろしく長いですから、『暇つぶし』が必要な時に読んでください。時間がない方が読んだらカチンときたり、いらいらしたりするかも(先にあやまっておこう。すいません、笑)
 これにかかりっきりになってしまったので、まだ堂本兄弟もうたばんも33分の最終回も見てません(そのくせライブDVD何書いてんだ!KinKiのライブDVDのことを考えながら書いていたせいか、こんなことになっちゃいました!もちろんKinKi youコンサートのDVDの予約はまだできませんので、念のため!間違いなく出るとは思ってますけどね、笑。33分探偵のDVDのことです。そちらはちゃんと予約しました、笑)
 やっと噂の「ふたりラジオ、どんなもんや」を聞くことができ、「ああ、まんまわたしが大好きなKinKiだ!KinKi Kids大好き(はあと)」とくすくす笑いながら聞きました。
 また今日のFM東京剛紫さんと師匠のコラポラジオも聞きました。お掃除をしながらですけれど。
 なんだか変なスイッチが入っちゃって洗濯をしまくったり、お片付けをしまくったり、エネルギーの無駄使い(笑)これは様々なやるべきことからの現実逃避なんでしょうかね〜(笑)いい大人なのに(笑)
 さて、前書きはおしまいにしてライブ話に戻ります。
 わたし的に失敗したなあと思うのは、ライブ後にCDを聴きすぎてしまったことです。それで聴きながら書いていたら、なんだかCDの感想なんだかライブの感想なんだかごっちゃになってしまったというわけです。
というわけで、そのあたりは大目に見ていただけると助かります。
☆素敵な詩 孤独な詩 
☆雨の弓 〜Ameno-yumi
 この2曲は、途中からの展開がびっくりするほどドラマチックで、ゾクゾクしました(笑)初めて聴いたのにびっくりするほど印象が深い曲たちでした。
 ライブでは「素敵な詩 孤独な詩」で初めてバンドの方たちの音が前面に出て強烈に聞こえてきて、意識して双眼鏡でのぞきました。
 それまではセッションをしていても何を歌っていてもつよしさんに引き寄せられていたのが、あの音は?こっちの音は?と視線も耳も忙しくなりました。
 まずはホーン隊の音が大音量でまっすぐにキラキラと迫ってきて、「ああ、そうだった!つよしさんワールドに欠かせないのはこの音たちだった!」と実感しました。
 ファンクという種類の音楽の特徴を読むとこれら、ホーンは欠かせないらしいですが、どうやらわたしの耳にもこれらの音は欠かせない大切なアイテムになっているらしいです。
 SASUKEさんを最初に見つけて「キャーっ!」とテンションが上がりました。この曲も、この曲以外でも、SASUKEさんは演奏しつつ、しなやかに身体で踊るようにリズムを取ったり、ちょっとしたステップを踏んだりしていたのですが、彼のそのしなやかな身のこなしは、つよしさんの歌声にとってもよく合うといつも思うのです(ソロの時はという話ですから、念のため。)
 そんなわけでよくつよしさんの声を聞きながらSASUKEさんの姿を追ったりするわたしです(笑)
 なんせ照明が暗いので他のホーン隊にどなたがいらっしゃるのかよくわからなかったのですが、前にも書いたように誰かわからないまま、トランペットの音に、知らないうちに惹きつけられて夢中になっていて、彼がどこの国の人なのか、暗がりの中の双眼鏡では実はさっぱりわからなかったのですが、音楽のノリの良さとか、身体の動きが絶対にリズムの国の人(笑)に見えて、アメリカの方かしら?アフリカの方?それとも中南米の方?なんて思っていました。
 そうしたらキューバ出身の方でLuis Valle氏という方だったというのは後付けで知ったことです。
 この方がひとり新しく入っただけで、彼の音に引っ張られて他の楽器の方々の音もどんどん華やかさを増して、みんながいい音でガンガン鳴らしてました。
 そんなことを書くとボーカルそっちのけでバンドの音ばかり聞いていたみたいですが、それが違うのです。急に音が増えて大音量で流れるバンドの音にちっとも負けない声があって、それがつよしさん。 
 多分かなり上手なシンガーでも、生演奏に慣れていない方がいきなりこれだけの大所帯のバンドをしょって歌ったら、声が埋もれてしまうと思うのですよね。それが全然埋もれないことにあらためてびっくり。すごいです。彼の声は圧倒的だし、決して埋もれたりしないです。その上圧倒的な表現力と存在感なで、決して寄りきられたりしないのがスゴイです。
 さて、ぐるっと隅から隅まで双眼鏡で追って、見つけられたのが「十川さん」「ひぐちしょうこさん」「スティーヴさん」「竹内くん」「西川さん」それからコーラス件ダンサーの「TAMAちゃん」というお馴染みのみなさんで、前回のライブツアーからずいぶん経った印象なのに、そしてみなさまあちこちでご活躍だったらしきことは、それぞれの方のブログなどでよく知っておりましたが、にもかかわらずみなさんがあまりにも「まんま」で「わ〜い!ケリーの季節がきて、みんなも一緒に帰ってきた!」という…なんだかとってもうれしい気持ちになりました。
 ただ、全然違うのが衣装で、なんとなくフォーマルに近いような、クラシックの演奏家の皆さんみたいなモノトーンの素敵なスーツで固めていらっしゃいました。これもつよしさんに合わせたのかしら?出す音はみなさんとっても個性的なので、そのギャップがとてもおもしろかったです。
追記:前に知らない方々もいらしたことには触れましたが、よくわからなかったのがホーンセクションの方1〜2名。コーラスの女性(この方も異国の方かも。リズムに乗り方がとってもカッコよかったです!)
 それから、ベースの方。拍手コメントで「KenKenと書いてあるサイトを見ましたが、違いますか!?」と教えてくださった方がいらっしゃいました。ありがとうございます。でも、残念ながらKenKenではなかったです。わりと細くて背が高い方(つよしさん比で、笑)だったように記憶しています。
 曲の感想を書くと、「素敵な詩〜」では「希望も見れない〜」からのフレーズが好きすぎて、帰ってきてからもバカみたいにリピートしています。孤独を歌った歌でありながら、曲調も歌い方もとっても力強くて、つよしさんがとっても「勇敢な人」に思えてならなかったみたいで、メモに「サビ。勇敢。」とだけ書いてあります。
 そうそう、この曲のときスクリーンには心臓?と思われるイラストが映し出され、鼓動を打っていて「生きること。生きていること。」を強烈に意識されられました。春涙をぱくるレイン!!(ごめんなさい、笑)
 「雨の弓」は歌謡曲風にも聞こえますが、これが都会的でカッコいい「素敵な〜」の後に来るのがまたすごく面白かったです。
 「ジャッ!ジャッ!ジャッ!〜」と急展開するあたり、とても好きです。ドラマチックです。
 この曲は照明がとっても美しくて確かくるくる回ってました。「美しくあるために」に似ているような光り方だったと思います。単色の白い光ですがとてもキレイでみとれました。
 
 初期のつよしさんの作品群においては、圧倒的にこの人は詩の才能に恵まれた人だと思っていたのですが、最近はソングライターとしての彼にもとっても強く惹かれます。どんなに忙しくてもびっくりするほどたくさん曲を作り続けているのはファンならみんな知っているところですが、「表現」にかけるその情熱はありえないくらいすごいと思います。本当に音楽が好きでたまらないのだな〜ということが自分もやっているからこそよ〜くわかって、きゅんきゅんしました。
 
 MC

☆ku
 前のMCの最後の方でするする〜っとドラムセットが現れてセンター近くまで出てきました。きっとつよしさんが演奏するのだなぁと思っていたら、やっぱりでした。彼がドラムソロを取るときだけ出ていて、終わったらまたするする〜っとはけていきました。
 この曲は懐かしい感じなのか、新しい感じなのか、なんだか両方の部分がある感じで不思議な曲ですが、とっても好きです。
 イメージがまんまわたしの中のつよしさんだと思いました。
 新しいのか古いのか、若いのか老生しているのか(笑)強いのか弱いのか…相反するものが混ざり合っているような面白い音でした。
 彼が演奏するドラムの音がとても心地よくて、もっとずっと聞いていたいと思いました。以前聞いた時より、ずっと進化しているように思えました。
 そうそう、スクリーンがテトリス画面になっていて、画面にもずっとみとれてました。妙に音とこの画面がマッチしていて、本当に誰かがゲームしているのをのぞきこんでいるような気持になります。つよしさんがゲームのBGMなんかを手掛たりしたら…と想像するとちょっとヤバイかも。遊んでばっかりいて一向に家事をしない自分が瞬時に浮かんでしまいました(笑)
  
☆NIPPON 
この曲、すでに大好きです。この日は歌詞はあまり頭に入って来ず、とにかくノリの良さと大胆さに惹かれてならなかったのですが、多分E☆Eファンなら、みんな好きな音だと思います。らしい曲です。
ちょっとテイストがわたしが好きな別のアーチスト玉置さんっぽくもあって、勇ましくてとっても好きなのですが、家に帰って歌詞を確認して撃沈!
 わたしが4歳の頃から親しんでいる「ドレミファソ」や「ソラシドレ」が「ぶらり」とか「ふわり」とか「はらり」とか「がらり」とか粋な言葉に彩られてなんて素敵に聞こえることよ!
 「NIPPON」に対する親愛の情は、わたしの場合一旦4年間日本から離れた際に実感的に心に迫ってきたのですが、これはきっと彼の奈良に対する思いと一緒なのかもしれません。「ふるさとは遠きにありて思ふもの」っていうのを実感したことがあるのです。
 CDを散々聞き倒した後の後付けで考えるに、この曲は詩が断然好きです。
 でも…詩なんてわからずに聞いた初聴きの曲もアレンジも歌唱も本当にステキで、それだけで十分に惹きつけられたので、何回でもおいしくいただける大好きな1曲だと思っています。

☆叶え Key 
「叶えKey」では歌詞の漢字だけが一文字ずつバラバラにだったり、まとまってだったりしてスクリーンに打ち出されてました。この方の歌は詩もとても大きな意味を持つことをすでに知っているので、この漢字が曲とあいまって、ものすごく心に迫ってきました。
 「叶」という字と「鍵」という字を見たので「これが『叶えKey』に違いない!」と途中で確信しました。好きなタイトルだなあと思った曲がいい曲でよかったと思いました(笑)
 この曲も詩が断然面白いのですが、「おいで」とか、歌詞に載せたメロディーが独特でとってもおもしろいです。

 MC

☆綴る 
 客席が涙、涙に包まれて鼻をすする声があちらこちらから(笑)わたしは前にもふれたように、横の人があまりにも泣いていて圧倒されたので、かえってそういうテンションにはならず、静かに曲を楽しみました。つよしさんらしい王道のバラードという感じの曲です。
 この曲のピアノには実はちょっとだけひやひやしました。コツをつかむのがとってもじょずな方なので、今後どんどん進化していくんじゃないかと思っているので、楽しみです。
 この時、スクリーンがどんな風だったのか、まったく記憶になくてびっくりです。とにかくまわりがあんまり泣いているので、なんだか泣かせちゃった人みたいに(アンタじゃないから、笑)動揺して、なぜか居心地が悪い雰囲気になっちゃいました(笑)

☆歴史 
「綴る」も好きですが、わたしは「歴史」の方がもっと好き。
 最初の「ゆびさき〜♪」の「さ」から「き〜」への5度上がる部分のファルセットですでにノックアウトされちゃって心臓がばくばくしました(笑)なんて色気のある声で歌うんでしょう。本当に初めて聴いたのに、一瞬にしてとりこになってしまいました。
 何度も普通の声とファルセットが行き来するのですが、色っぽすぎて平常心ではいられません(笑)
 彼の場合、地声がレーザービームの声なのに対して、ファルセットはとっても繊細でささやいているようにも聴こえてドキドキしてしまいます。
 つよしさんが奏でるピアノもこの曲のテイストにとっても合っていてライブバージョンをコピーしたい!!と切実に思いました(多分CDと違うはず。コピーしようと思ったらアレ?と思ったので、笑)したところで彼みたいになんて絶対に歌えないんですけどね(笑)
 カラオケの反対バージョンとかないかしら!?演奏だけ抜いて「歌だけ」盤(それじゃアカペラですね!)勝手におうちのピアノで、つよしさんの歌とコラポできたらいいのに(笑)な〜んて言ったらアネが「おかあさん、バカ〜!?」とか言いそうだけれども(笑)思うだけは自由ですから(笑)
 スクリーンは下の方から音符がひとつずつ、ぽわ〜ん!ぽわ〜ん!と立ち上って、その映像とピアノの音、つぶやくような歌があまりにもうまくマッチしていて、目を奪われたまま茫然と聴いていました。とってもつよしさんらしいかわいらしいイメージの♪たち。途方もなくかわいいのにそれと同じくらい色っぽい不思議なつよしさん(笑)ここまでの様々な歌で、すでにして好きが溢れちゃって苦しい…というくらいのテンションで、ただただステージの人を眺めてました(笑)

 MC

Raindrop Funky
この曲は、ラジオでかかるたび「好き好き〜♪」と思っていたわけですが、生で聴いたらもっとよかったです。
ガンガン行くようなFunkyさじゃないのですが、お洒落でノリがよくって、かわいらしくって自然に身体がゆらゆら。ワウギターの音がとても好き。バンドの皆さんから余裕を持って繰り出される音も、たまらなく素敵でした。竹内くんの音、やっぱりつよしさんに合ってるなあと思ったり。会館の音がとてもいいので、バンドの皆さんの音も誰がどんな音を鳴らしているのかよ〜く聞こえます。ファンキーで引っかかりのあるいい音でした。
 多分この曲と「FUNKAFULL FUNLAFULL」をつなぐ間のセッションの始まりで一段と暗くなって、「ピカっ!ピカっ!」しばらくして「ピカっ!」とたくさん光ってびっくりしたんだと思います。
 わたしの位置からだと、フラッシュを使った演出!?くらいにしか思えなかったのですが(それにしてはあまりにも光りすぎだったのですが、笑)後になってから、この時につよしさんが自分撮りをしてたんだよ!と教えてもらって納得しました。そして、そのことを知って次の曲の秘密も解けました。


☆FUNKAFULL FUNKAFULL 
前の曲で触れた「秘密」というのは、つよしさんの写真がどんどん白いスクリーンの中に映し出されていたことで、限りなく今に近い写真の数々だなあと間抜けに思っていたら、それらはまさしく直前に自分撮りされた写真の数々だったというわけです。
 この方が素晴らしく自分の「見せ方」(魅せ方とも言う、笑)「撮られ方」を知っているのは、ファンの皆さんならみんなご存知だと思いますが、この日彼が撮った自分の写真のファンのツボをわかっていることと言ったら…(笑)カッコいいのやら母性本能をおもいっきりくすぐられるのやら…「すみませんでした!」とひれ伏したくなってしまうような素敵な写真でしたよん!
 な〜んて写真の話だけで終わるところでした。ダメダメダメダメ!
 写真ももちろん素晴らしかったのですが、やっぱり触れなきゃならないのは、音楽のこと。
 この曲はきっとライブで聴いたら上がるだろうなぁと思ってましたが、想像以上でした。気持ちいいです。自然と身体が動きだす〜!
 竹内くんの音、ベースさんの音、ホーン隊の音、コーラス隊の音、スティーヴさんやしょうこさんの刻む心地よいリズム、十川さんのキレのいいキーボード!これらが混ざり合って気持ちのいいグルーブを生み出してました。
 そしてこの分厚い音の壁をものともせず、音楽の頂上に駆けあがって堂々と存在を誇示するそのパワフルな歌声がほんとにカッコよかったです。
 まるで別の人が歌いだしたかのような極端から極端へと走るライブですが、そんなところも含め、わたしにはとっても好奇心を刺激されるわくわくが止まらないライブでした。この曲のところでわたしがノートに書いたひとこと感想は「解放」の二文字で、この曲でいろいろなことから解放されたように見えました。
 多分「Raindrop Funky」から後、このあたりからの曲は「ケリー大好き」という方々が泣いて喜ぶ曲たちだと思います。無条件に楽しくて厚くて熱い音の中、つよしさんがとっても楽しそうでキュン。こんなに楽しくてしあわせそうな彼を見るのがライブの醍醐味のひとつだと思うのですが、「孤独」を愛していると言いきる彼も本当なら、こうやって気心知れたメンバーさんたちと極上の音を鳴らしているときの笑顔も本物だと思うのですよね。
そして彼がしあわせそうなら…聴いているわたしたちも自然と笑顔になるのです!
 

☆Purple Stage
この曲は圧巻でした。「これだけの日を跨いできたのだから」を初めて聞いたときと同じような衝撃でした。10年後も20年後もライブで聴きたい曲がまたひとつ増えました。
 CDでも最後の方は「ラ〜ラ〜」とラだけで歌う部分がありますが、生はCDの100倍くらい、ありえないパワフルさでとにかく聞かせます。「ラ」だけであんなに感動させられるなんて!!なんだか悔しい(笑)恐ろしいほど集中して聞いてしまいました。
 ロングトーンがぶれもせず、かすれもせず、もちろんはずれることもなくどこまでも伸びていくので、圧倒されてドキドキドキドキ。とにかくすごいです。
 この曲も盛り上がるにつれ、ホーン隊の音をはじめ、うねるように楽器が鳴り始めるのですが、最後はつよしさんの「ラ〜ラ〜ラ〜」という声にすべて持っていかれるくらいすごいです。
 曲が終わって鳴り始めた拍手は全然鳴りやみません。申し合わせたわけでもないのに、うねるような拍手がいつまでも続き、みんなの思いがどんどん乗ってクレッシェンドしていく様子は感慨深いものがありました。そしてそのまま、アンコールの拍手へと自然につながっていったのがすごかったです。
 照明に色が入ったような気がしたのですが、ここはちょっと定かではありません。記憶がちょっと薄れてしまいました。次回どこかで確認してきたいです。

☆アンコール
「空 〜美しい我の空」
わたしが参加した9日は“奈良バージョン”と言ってました。
最初にMステの時のマイクスタンドが出てきて、ちょっとだけ説明してくれました。マイクスタンドは病気や喧嘩?怪我?(ってメモに書いてあるんですが、どっちだっけ!?)などで命を落とした鹿のお骨や角を分けてもらって作ったのだそうです。ちょっと前まで命のあったものだから…と言いながらとても大切そうに触ってました。
こんなの外国に持っていったら目立つやろ!とも言っていた気がします。
他の日のライブと比べようがないので、どこが奈良バージョンなのかはあんまりわかりませんでしたが、鬼気迫る歌で完全に心をさらわれました。
 伴奏は途中までピアノだけ。十川さんの音とつよしさんの声は息もぴったりで、テンポといい音楽の揺らぎ方といい、とても心地良かったです。
 途中から笙や篳篥の音も入ってきたのですが、やっぱりこの曲の核はつよしさんの歌声で、歌声に心が震えました。
 昼間行った平城宮跡の景色とか、どこまでも続く桜並木とか、真っ青な空とかがぐるぐるしてしまい、胸が痛くなりました。この曲はオトナの心を揺さぶります。
 わたしはうるっときた程度でなんとか持ちこたえましたが(笑)横の人は途中からついにメガネをはずして号泣していらっしゃいましたし、そこら中で鼻をしゅんしゅん言わせているのがわかり、気がつけば鼻をすする音の大合唱!
 さすがに歌っていたご本人も気がついたみたいで、確か曲が終わった後で、「それではみなさん、鼻水をふいていただいて!」なんて妙に明るい声で「しれっと」言うのがおかしかったです(笑)あれだけ客席を翻弄しておいて、「しれっと!」とは(笑)
 この曲もまた拍手が鳴りやみませんでした。思い出してみるとE☆Eの頃もよくこういうことがありました。思えば拍手ってもっとも簡単に心を伝える手段だったんだなぁと、そんなことを思いながら、一生懸命手を叩いてました。やっぱりどんどんクレッシェンドしていく拍手!感動です。


☆セッション (らしいですが、これもアルバムの1曲だよ!と言われればふ〜んと思うくらい曲らしい1曲でしたよ。つよしさんは歌も歌ってましたから、笑)
 たとえばCCKとかブルーベリーとか、わたしはとってもよく知っている曲だから盛り上がるのかと思いこんでいたフシがあるのですが、展開が全然わからなくても、セッションってヤツは無条件に楽しいということを知ってしまった気がします(笑)
 特につよしさんが端から端まで動きながら、それぞれの方にソロを振っていくあたりは楽しくて楽しくてたまりませんでした(笑)
 こういうの、アンタほんとに好きなのね〜と自分のことなのに、ひとごとみたい分析してました。
 音楽が生き物みたいに人から人へと渡っていくうちにどんどん進化したり、成長したりしているのを体感するのが、いつの間にか心底本当に楽しみになっていたらしいです。わたしってば以前からこんなにセッション好きだったっけ?とあらためてびっくりです。
 今回はひとりひとりのソロパートが以前のライブの時より長かった気がします。それぞれの見せ場がちゃんと作ってあって、どの方のそれも素晴らしかったです。
 わりと最初の方でLuis Valle氏が取られたソロがあまりにもすごかったので、そこから先はみなさんとっても刺激的な音を鳴らしてらっしゃいました。
 スティーヴさんのボイパもかなりバージョンアップしていたように感じたし、、会場中が熱狂してました。竹内くんのソロも刺激的でカッコいいこと甚だしくて、痺れましたし、十川さんのピアノもすごかったです。
 10日のライブレポを読んだ限りでは、この辺りのセッション部分は毎回変わるのでしょうか?!よくわからないですが、最後の方は思いきりはじけられるナンバーが続くので、終わった直後は興奮が残って右往左往しちゃって危うくショコラ嬢もわたしも、デジカメを預けたまま帰るところでした(笑)アブナイ!アブナイ!
 会場を出る前にお友達とのうれしい再会がいくつかあったのですが、この話は別途まとめます。 
 会場を出てしばらくは、雲の上を歩いているようなふわふわ感に捉われてました。
 そして、わたしたちは前回バスで帰った道を、まんまるなお月さまだけを頼りに、ふわりふわりと歩いてホテルに帰ったというわけです。
 ふたりとも言葉が少なめで、明らかにぽけ〜っとしていたわけですが、しあわせな夜の記憶が今でも頭の中に残っています。
 
 というわけで、曲や流れについての話はここまでで、次回は印象に残ったMCの話とライブでお会いした人との話を。
 MCではくすくす笑えた話も結構あったので、そこいらを中心に書きたいです。
PS:力尽きてしまったので、コメントレスは明日必ずさせてくださいね!いつも、コメントありがとうございます!私信ですが、ひろこさん!メールもありがとう。いつもとっても励まされてます。更新していないのに、拍手や拍手コメントをくださったやさしいみなさん。どうもありがとうございました。