ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

パリのトイレでシルブプレー! (角川文庫)
パリのトイレでシルブプレ 角川書店 中村うさぎ

抱腹絶倒のエッセイです。図書委員のアネが次から次へと面白い本を持ち帰って来てくれるお陰で自分では絶対に見つけられない本に出会えて幸せです。
 青木るえかさんの本の解説を書いていたのが確か彼女で、いつか彼女の作品も読んでみたいと思っていましたが、聞きしにまさる面白さでした。他のもどんどん読みたいです。
 ところでこの本は下ネタ満載!それがダメという人にはちょいキツイかもしれませんが、わたしはぜんぜんOK!むしろ下ネタ大好きかも。だって面白いんだもん。(イメージ違うって思った方ごめんなさい。よくそう言われます。)最後の原田宗典氏との対談もお互いの古くからの仲良しぶりが伝わってとても面白かったです。
 それにしてもユニークな発想、その変具合に何だかピンとくるものがあって、彼女の詳しいプロフィールを見たらAB型仲間ではありませんか(笑)やっぱりね。
 実はわたし、今死ぬほど切迫して忙しい事態に陥っておりそのことについては後々触れたいと思っていますが、そういうわたしであるにもかかわらず、この本は一気読みでしかも、後味抜群で「日本って平和でよかった」ってイヤミじゃなくて本心から思って、ほんわかあたたかい気持ちになりました。そういう本って今時貴重だと思うのです。