ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

それは突然に始まった! その4

少しずつ、ほんとうに少しずつ体調が回復してきて、ゆっくりと日常へと戻りつつあります。
最初にこれはヤバイかも?という体調になったのが5月3日。
今日が6月20日だから、ひと月半が過ぎたところです。
大学病院の先生がレントゲンを見ながら、肺に溜まっていた水が日を追うごとに減ってきたのは明らかで、肺の輪郭がくっきりしてきたでしょ?と説明してくださいました。

「まだ気を緩められたら困るけど、回復に向かっていると思うよ」と言っていただいて、ほっと一安心です。

一番体調が底だった5月の中旬には上を向いて寝ることさえ苦しくて。

夜もろくろく寝れなかったのが。

いつの間にか真上を向いてならなんとか眠れるようになり。

絶対に無理だと思っていた美容院のシャンプー台の頭だけ後ろに落とすような姿勢も。

6月初旬に行ってみたら、大丈夫になっていました。

直後に奥歯の詰め物が取れて(笑)歯医者さんにも行かざるを得ない事態が来て。

こちらも20年来の歯医者さんが気を遣いつつとてもよくしてくださって、なんとかなってひとつ自信がつきました。

もう一ついい出会いがあって、それはなんとアネの幼稚園時代のママ友さんからもたらされた情報で。

ご縁が繋がって、相性のいいカイロプラティック(直訳すると手技というそうです。)の先生と出会うことができました。

この先生はオステオパシーというアメリカからもたらされた自然治癒力を活かした調整をしてくださる方で。

ずいぶん身体の痛みを軽減していただけたし、なにより「この症状はきっと治るよ!!」と毎回力強く言っていただいたこと…
どれだけありがたかったかしれません。

さらに。

10日前、アネが泊まりに来た時翌日に、この枕ならよく眠れるんだよね~と言っていたのを思い出し、試しに彼女の枕を使わせてもらったら…

そんなに高価なものではないのに、高すぎず固すぎず、首に自然にフィットして本当に調子がよくて。

試しに寝返りを打ってみたら打てるではありませんか!!!

そんなこんな、少しずつ少しずつ気がつけばできることが増えてきて。

目が覚めた瞬間に首が痛くてしばらくまったく動けなかったのがウソのよう。

眠りの質が格段に向上して爽やかに起きられるようになりました。
一方で血液検査の数値的にも、まだ完璧に元通りではありませんが、とんでもなく高かった炎症反応の数値「CRP」もだいぶ下がってきたそうで。

抗生物質の種類を変えながらまだ飲んでますが…

体感的にも全体としてずいぶん身体が楽になった感があります。

先週は久々に両親のところへ煮物をたくさん作って送れたし。

昨日は具合が悪くなって以来はじめて、階段しかないアパートの3階のアネの家の中まで届け物に行けました。

そんななんでもないことにも、とても幸せを感じる今日この頃。

庭の草花が気になったり、周りの景色が初夏へと向かっていることにもやっと気づけた感じです。

この間の診察の時

「結局何らかの悪い菌が「どこか」に入ってこじらせてしまったという所だと思う。」
「だから抗炎症剤が効きつつあるんじゃないかな…」

と先生からお話があったのですが、今ひとつはっきりせず…

日常的にお世話になっている主治医の先生のところに現状を報告に行ったら

「今そういう原因不明の不調の人本当にたくさんいるんだよ!」

と先生。

(やっぱり原因不明の部類に入るのだな…と納得するわたし。)

臨床何十年のご経験からも、こんな症状ならこの病気だろうという経験測が昨今全く通用しないのですって。

そんなやや回復気味の先週金曜日。

たまたま「あさイチ」のゲストが志尊淳さんで。

若いのに本当に大変な病気から復活されて、今また朝ドラを始め、生き生きと仕事をされてる様子に大いに励まされました。

そういえば、先日復帰された3時のヒロインのゆめっちさんも発熱と肺に水が溜まったことを話されていて、そこはよく似ているなぁと思ったし。

時々ブログやYouTubeをのぞく主婦仲間(と勝手に思っている、笑)辻希美さんも、やっぱり原因がわからない不調が起きているそうで。

夕方忙しい時間になると熱が出て熱さましを飲んで家事や仕事を一気に片付ける。

そしてその後さらにぐったりすることがあると書かれていたのを見て。

わぁ~一時期のわたしとそっくりな人がいた!と驚いたことを思い出しました。

彼女と比べたらわたしの忙しさなんて笑えるレベルですが、笑。

それでもわたしの仕事も夕方からピアノが始まり、終わってから家族のご飯の支度や翌日の弁当の支度、そして配膳片付けまでの4~5時間があまりにも怒涛で。

午後だんだんに節々が痛くなってきて、これはまずいぞ?信号がなんとなくわかるようになると…

ピアノの前に熱さましを飲んで、一気に仕事や家事を片付けるところまでガーっとやって倒れ込むみたいな時期がありました。

ここ数日は夕方の微熱も出なくなってきて、だいぶ楽です。

何より心拍数が少し落ち着いてきて、90台、どうかすると80台の時もあるくらいにはなったので、120前後が普通だった頃と比べると、びっくりするほど呼吸が楽。

急に立ったり座ったりしても立ち上がれないほどのダメージはなくなったし。

しゃがむこともできるようになりました。

ありがたや~ありがたや~

とはいうものの、今週末は2日連続で検査。

どうぞ少しずつで全然いいので、よくなっていますように。

剛さんのイベントというニンジンもぶら下がったし、まずはなんとか行ける体調でありますように。

祈るような気持ちでいます。

この体調になってしみじみと思うのは、とにかくコロナ禍以降、免疫も極限まで落ちているであろう昨今、無理は禁物ということで。

わたしみたいに日ごろの体力やメンタルの鈍感さを勝手に過信しているようなタイプが危ないのだということをとことん痛感させられました。

「大丈夫、わりとムリは利くタイプだから」

「平気です。わたし、まだ全然余裕があるからそれはやっておきます!」

「あんまり疲れとか感じたことないんですよね」

「スケジュール帳がいっぱいになってると安心なんです。」

みたいなの。

今後は絶対にやめようと思いました。
やめなければ、結果的にこれからだってきっと周りに迷惑もかけてしまうだろうし。
何より寿命を縮めてしまう…

そんなことにやっとやっと気づきました。
ちょうど身体の変わり目の時期でもあったのだと思いますが。

相当遅いけれど、これからはもう少し自分を大切にしたいと思いました。

もちろんほったらかしているさまざまな宿題を早く片付けたいですが…

できない無理はしない…が大前提。

なので友人たちへの私信ですが、ちゃんと約束は覚えてます。

抜けはないと思われますので…

もう少々お待ちくださいね。

それにしても…

光一さんは今年も超忙しそうだから、身体を壊さないといいなぁと時々心配になります。

光一さんも剛さんも。

そして、仕事、介護、育児、ご家族のお世話などなど…

あちこちにいるであろう忙しくて簡単には休みが取れない方々にも…

助け合える仲間と、ちゃんと休める時間がありますように。