ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

それは突然に始まった! その3

こんな日記ばかりでごめんなさい。

もしかしたら参考になる方もいるかも?と思い、続きを書きます。
そしてちょこちょこ下書きしているうちに、また超ごった煮になってしまった。
本来ならいくつかに分けるべきですが、体調がいいうちにえいやでアップしてしまいます。
読みづらくてごめんなさい。

前回日記を書いてからしばらく朝晩安定剤を飲んでいました。
しかし、頭がぼ~っとするばかりでちっともバクバクは収まらず。

そのうちに午後から微熱が出るようになり、地元で評判のカイロプラティックへ連れて行ってもらったら、しつこかった首の痛みはほぼ取れたものの。

やはりバクバクが止まらず。
これはきっと薬が合わないのか?
本格的に心療内科へ行くべき?と思っていた時。

たまたま主治医の診療所がお休みだった日に少し高めに熱が出て、やはり胸が苦しいので、発熱外来もある「以前の罹りつけ医」へと行ってきました。
この病院の先生は、いつもコンピューターに向かってじーっと考え込むタイプの方で。

どうしたらいいでしょう?と聞くとすぐに「自己責任で!」とおっしゃるし。

健康診断もやっていていつも激混みなので、自然と遠ざかったしまってました。

それに対して今の主治医の先生は、とことん話を聞いてくださって、臨床経験重視という方です。

さて。

久々にお逢いした先生は相変わらずあんまり愛想はなかったものの、数年のブランクを感じさせないくらい本当にいつも通り、わたしのカルテを隅々まで読み込み、ちゃんと覚えていてくださっていて、それもまたとてもありがたく感じました。

コロナではなかったのはもちろんのこと

(実は前日自分で検査したばかりだった。)

5月3日のデータも見せたのですが「今の値を検査した方がいい!」とおっしゃり。
即血液検査とレントゲンを。

すぐに再度呼ばれて近くの大学病院への紹介状が出ました。
「これは精神的な問題ではないよ。」
「レントゲンを見てごらん?肺に水が溜まっているのが見えるでしょ?」
「こりゃ苦しいに決まってる…」

ということで、びっくりな急展開!!!
5月3日にそこそこ大きな循環器内科で、レントゲンを撮ってもらった際は綺麗だったと言われた肺も心臓も、短期間でぜんぜん違う話になっていたようで。
心底びっくりです。
そういえば、呼吸は苦しいけれど人混みが怖いとか、一人で電車に乗れないとか、生徒や知らない人に会うったり話したりがイヤだとか、そういうのは全然なかったし。

ほんとにそっち?おかしいなぁとは薄々思っていたのです。
そしてあまりにも疲れ過ぎる。
マスクをしてレッスンをすると、どんどん肺が苦しくなってくるし、鉛のように身体が重かったはずだ…とはじめて本気で思い至りました。
で、翌日一日がかりで呼吸器や心臓について、いろいろな検査を受けたのですが、今のところまだ原因が特定できず。
熱が出るということはどこかに炎症が出ていることで、血液検査の結果もやはり炎症反応が高いのだそう。
今は抗生剤で経過観察中で、また週末に大学病院へ行きます。
いろいろな怖い病気の可能性もゼロではないとか、恐ろしいことも言われましたが、とるもとりあえず原因究明に向けて一歩は踏み出せたわけで、すぐに紹介状を書いてくださった前の主治医の先生に心から感謝しました。

じーっとコンピューターに張り付いていたのも、きっと昔からのデータを一生懸命読み解いていらしたのでしょう。

そして必要があるとなれば速攻動いてくださったので「自己責任!」と言われた時はどうでもいいと同義語だったのだなぁと今さらながら気づきました(笑)

先生、誤解してました。ごめんなさい。

一昨日、剛さんのラジオを聴いていたら、「Heart Disc」がかかり。

なんだかあまりにも心を揺さぶられてしまいました。
そして…なぜかスッキリと「まな板の鯉だ!!もう委ねるしかない。」という気持ちになりました。
開き直るしかないですもんね。
やるだけやったら、あとはプロのお医者様方や神さまにお任せするしかないものなぁと突然そんな気持ちになりました。
来週どうなっているかもかわからないから、レッスンもどうしよう?
ケリーや玉置さんの申し込みもどうしよう?

同行する友人たちに迷惑を掛けることになったら?

とめちゃくちゃ悩んでいたのですが、それらも行けると信じて申し込みました。
(万が一ご迷惑をおかけしたらごめんなさい…ですが。)
生徒さんたちにも正直に事情をお話ししました。
まずはちょっと今の体調では必ず翌日が辛くなる、夜の電車で出かける出張レッスンはしばらくお休みさせていただくことにしました。

ひとつ前のレッスン後、駅まで全力で自転車往復をせねば間に合わず。
このお宅のピアノは実質3階のロフトにあって、しかもそこに辿り着くまでに80センチほどの赤ちゃん対策の柵を二度またがなくてはならないのです。

レッスンそのものは楽しくてたまらないし、赤ちゃんは顔を覚えてくれてかわいくてならないのですが、スタートする前までにマスクの中で浅い呼吸が止まらなくなってとても困っていたのでした。
さらに今年は陽気があまりに不安定で、帰り道の土砂降りの駅舎で何度か凍えそうになって歯をかちかち言わせながら帰ったり、かと思えば暑さでくらくらしたり。
以前ならなんでもなかったことが、今は毎回悪天候の登山のような苦しさよ(涙)

生徒とのレッスンもお母さまとおねえさまがいない間を繋いで、ぽつぽつと話す時間もとても貴重で大事な時間だったので、心底残念ですが、元気になってまたトントントンと軽やかにうかがえるようになるといいなぁ。

他の生徒さんたちにも、ドタキャンになったり急にお休みになる可能性があるかもしれないことを言ったらば、なんと40代のお父さん、お母さん方の中に同じ大学病院に通ってらっしゃる方が何人もいて(びっくりしました。)
「大丈夫です。わかりますよ~うちの夫もペースメーカーを入れたところなのですが、休職したくない。行けるところまでがんばりたい!といつも言ってます。
できる時だけでいいです!ゆっくりでもいいから先生が望まれるなら続けていただきたいです。」
「登校拒否で毎回行けるかどうかもわからない息子や、場面緘黙症で一言も話せない娘が先生のところへは自分から行くと言い、楽しいと言っていて、どんなにありがたいか!
うちもドタキャンが多いですし、お互いのんびりいきましょう。」
とやさしい言葉もたくさんかけていただきました。

わたしは本当に生徒さんやそのご家族に恵まれているなぁと思います。
しばらくは甘えさせていただきつつ、決して無理がないように土日も使って分散。
無理がないように気をつけつつ、なんとかやれてます。ありがたいです。
今のところもらった薬が効いているようで、心拍数はともかく微熱は出ない日も出て来たし、苦しさは少しずつ軽減してきて、マスクを布に替えたらぐっと話をするのも楽になりました。
家事はごはんとお弁当作りと洗濯だけ。
これまたオットに力を借りられるところは借りつつ牛歩のようにゆっくりゆっくりやってます。
多少の無理をしても全然平気な頃のわたしに果たして戻れる日が来るんだろうか?とかいろいろと怖いことを思う日もあります。
少し母の認知?らしき症状が進んで父がさらに大変らしいのに、母のところへ行くどころか都内がなんと遠いこと…と思ったりもします。
何より老々介護の極みになってしまっている父に、さらに「わたし」という心配事が増やしてしまった哀しさよ。
親不孝過ぎて悲しくなる(涙)
でもでもでも。

いざ調子が悪くなってみると、家事や仕事がなんとかでもできていることってなんて幸せなことだったんだ!と本気で悟ってしまいました。

命あってのこと。

元気に動けるからこそのこと。
この部分については、ここのところ文句でいっぱいだった自分を恥じました。
なんで忘れちゃってたんだろう?
そして、この大好きな詩の存在をふたたび思い出しました。
高田敏子さんの「月曜日の詩集」という作品の中の「しあわせ」という詩です。

 しあわせ

歩きはじめたばかりの坊やは
歩くことで しあわせ

歌を覚えたての子どもは
うたうことで しあわせ

ミシンを習いたての娘は
ミシンをまわすだけでしあわせ

そんな身近なしあわせを
忘れがちなおとなたち
でも こころの傷を
なおしてくれるのは
これら 小さな
小さな しあわせ

1962年、わたしが産まれる前の詩ですが今読んでも実感がこもります。
たくさん検索したのですが、公式な場所が見つからなかったので、自分の手書きノートから一部引用させていただきました。

実は2008年にもこの詩が不意に思い出されて、日記に書いてます。

きっとわたしの人生のテーマの一つなのでしょうね。

fermata.hatenadiary.jp

いつまでできるかわからないけれど、できることはゆっくりゆっくり無理がないようにやる。
生徒に泣きつかれたり、大好き~と言われたり。
どうしてもこの楽譜が欲しいから探してと甘えられたり、ピアノ大好き!先生大好き!と言われることがどんなに幸せなことか。
アネやオトートの愚痴がきけるのも元気だからこそ…
いろいろと悟ってしまった今日この頃なのでした。
どこまででもフットワーク軽く行く方だったので、いつも風を切って走ってて気づかなかったのですが(笑)最近よろよろと自転車に乗っていると、体調が悪そうな方々、杖をついてらっしゃる方などに気がつくことも増えました。
あの方達も調子がすごく悪そうだけどやむを得ず外へ出て、ご家族のために買い物をしたり、必死で体調を整えるべくお散歩とかがんばってらっしゃるのだなぁとか、いつもの景色も違ってみえてきました。

「同胞よ!!共にがんばろうね~!!」なんて勝手に親近感。

その背中に心の中でエールを送ってしまいます、笑。
剛さんが耳を患って入院していた最中、その後今に至るまでの彼の根幹にかかわる不安も何度も思い浮かんで、どんなにか辛かっただろうと、あらためて追体験したりもしています。
21周年おめでとうございます!!
「ENDRECHERI MIX AND YOU」は何度も何度もリピートしているし。
(特に最近のお気に入りはハマくんとのcrepeです。剛さんもですが、ハマくんがあまりにも自由で幸せそうにいっぱい弾いてるので、見ていて楽しくてなりません♡)
全然触れられてないですが、ブンブブーンでのKinKiさんのやりとりも毎回ほっこり見ているし。
光一さんのSHOCKの情報も追いかけているし、The Coversも見てます。
昨日の平原さんの回の圧巻だったこと。
実はjupiterの頃はなぜか苦手だと思っていたのですが、MYND含め、素晴らしい歌声でした。
とにかく今はお世辞にもチャカチャカ動けないので、夜は気分転換にドラマにどっぷり。
WOWOWの「ながたんと青と」「ペンディングトレイン」「王様に捧ぐ薬指」「ラストマン」「それってパクリじゃないですか?」「合理的にあり得ない」「あまちゃん」「らんまん」
ドラマ好きのオットに誘われるままに、ありえないほど見ています、笑。
たまたまケーブルテレビで映ることがわかり毎週予約している吉本チャンネルの「笑い飯哲夫のおもしろ社寺めぐり」も楽しいです。
そんなこんな、必要最小限と通院以外外へも出られず、ピアノも教えるのが精いっぱい。
全然じっくり自分のは弾けていない今日この頃ですが、わたしはなんとかやってます。
この話を書こうと思ったきっかけは、わたしの本当の気持ちを書いておきたかった半分。
あとの半分は、このままメンタルだと思ってそんな気になって、身体の治療はほったらかしで本格的なうつ病に…という危険を考えてゾッとしたからです。
たまたまですが、主治医がお休みの日に体調を崩し、前の主治医の先生に本当の不調の素を見つけてもらわなかったら…
どんどんお薬が増え、さらにぼーっとして気力体力共に削がれ。

すべてどうでもいいけんね!状態になってしまい、どうかするといずれ寝たきりになってたかも。
前の主治医の先生に「意味ないかもよ!?」と言われ、安定剤はすぐにやめましたが、なんら体調に変化はなかったです(笑)
そしてそしてラストに。

Heart Discと共にとんでもなく大好きで励まさせるこの曲を置いておきます。
体調悪い仲間のみなさま、共にそのたび立て直しつつ、この素晴らしき世界、楽しみましょうね!!!


www.youtube.com