ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 いきものがかりの みなさん、こんにつあー!!2012 〜NEWTRAL〜 横浜アリーナ 10月31日

先週の水曜日にいきものがかりのライブに行きました。
誘ってくれたのは、なぜかお互いにKinKiファンでありながら、KinKiものにはまったく一緒に行ったことがないという、ずっと前から仲良しのそらちゃんです。
初めて出会った頃はまだ専門学校生だった彼女も今ではすっかりオトナの女性となり・・・それにしても肌がキレイだなあ、若いっていいなぁ〜なんて横目でちらちら見てうっとり。ほっぺつっつきたい。だってかわいいんだもん(笑)
小田さん、アンジェラさん、そして一昨年のいきものがかりなど、このところいろいろ思い出を共有できてうれしいです。いつもありがとね!そらちゃん。
さて。
2年ぶりの「生(なま)いきものがかり」さん。
まずは彼らのステージがものすごく進化していてびっくりしました。
ドカーンと特効とか、ものすごく凝ったビジョンとか、レーザーとか炎とか・・・照明も美しかったです。
そしてブラス隊、ストリングス、バンド、どれをとっても一流な音でした。
入口付近のお花も盛りだくさんで、花のそばを通るだけでむせかえるような香りがしてました。NHKあり、TBSあり、ラジオ局あり、有名ミュージシャンやタレントさんからのお花もあり・・・
やっぱり彼らは、ただ今ものすごく勢いがある売れっ子なんだなあと実感させられました。
「特に彼らはNHKの秘蔵っ子って感じがするよね」とそらちゃん。確かにね。「YELL」「ありがとう」からこっち、きっとNHKさんからしたら、自分たちの育てたいきものがかりという感じがあるのかも(笑)
「初めての人!」という恒例のトークにもまだまだたくさん手が上がっていたし、ほんとに老若男女、お年寄りから小学生まで、スーツ姿のおじさんの一人参加とか、若いカップルとか、熟年カップルとか、親子連れとか・・・多彩なファン層にとにかく驚きました。
そしてわたしたちは2回目の参戦だったのですが、彼女たちのライブは全然排他的ではないので、お邪魔している感じじゃなくて、ずっと前からファンをしているテンションで、一緒に大盛り上りしたり応援したりして、とってもとっても楽しかったです。
ひとつだけ心配事は、前日3時間半もやったと聞いていたので、横アリと言えば、以前244 Endli-xだと思うのですが、終電を逃しておおごとになったことがあって、まただったらどうしよう!!という恐怖(笑)
7時スタートなので、遅くとも11時には新横浜から電車に乗らないとヤバイかもしれず、何度か時計を見ました。
(前回逃したときは土曜だったので、更に終電が早かったのですよね、笑)
前日は3時間半だったそうで、規制退場なんかに引っかかるとどうかすると間に合わない?とドキドキしましたが、幸いにもこの日はそこまでじゃなくて、11時ちょっと前にはちゃんと電車に乗ってました。ラッキー。
そして2回参加してみてわかりましたが、いきものがかりさんもKinKiさんに負けず劣らずMCが長い!!ほのぼの〜キュート。そして楽しい!!
お年寄りからお子さんたちまで、みんな笑顔になれる素敵なライブだったので、とってもいい気持ちで帰ってきました。
聖恵ちゃんの生の歌声はもちろん最高でした。
わたしたちの席はセンターの40列目だったので(横アリセンターはもしかしたらコウイチさん初ソロライブ以来かも、笑)「埋もれるかも!?」とそらちゃんが心配してくれてましたが、たまたま前にあんまり背の高い人がおらず、奇跡のようにまっすぐにちゃんとステージの上が見えました。
そして、まったく知らずに行ったのですが、実はバックステージがあって、どこかで見たレポによれば50列くらいのところにあったんですって。そちらで2曲演奏されたのですが、ご本人たちがやってきてステージがせり上がったら、なんとびっくりするほど目の前でした。
「帰りたくなったよ」「コイスルオトメ」が演奏されたのですが、ここは3人だけ。歌声とギターとブルースハープのみ。
わたし的にはここが一番感動したかも。豪華なバックの音もとってもよかったのですが、それでもシンプルであればあるほど、聖恵ちゃんの声が際立つし、3人のバランスも最高で・・・わたしはとても好きでした。
バクステで歌い終わっての帰り道、ほんの2〜3m先を通った彼らを見て思った第一印象は「結構大きい!!」でした。
ただし、あてにならないのはこれはあくまでも自分比ということです。
一番最近ぐっと近くで見た人、比較的近くで見る可能性があるおふたりはどうみても小柄さんだからなぁ(笑)なので一応比較的大きかった・・・と書いておこう。むふふ。
とりあえず、拾いもののセットリストと共に、自分用という感じですが、ちょっと思ったことを書いておきます。
1.風が吹いている
2.NEW WORLD MUSIC
3.いつだって僕らは
4.歩いていこう
5.白いダイアリー
6.夏・コイ
7.帰りたくなったよ
8.コイスルオトメ
9.おやすみ
10.恋詩
11.ブルーバード
12.笑ってたいんだ
13.じょいふる
14.KISS KISS BANG BANG
15.KIRA★KIRA★TRAIN
16.ありがとう
17.地球
18.気まぐれロマンティック
19.会いにいくよ〜風が吹いている


☆感想
ここからは超長い感想です。(読み飛ばしていただいてもちっとも構いません。)
・1曲目がオリンピックソングの「風が吹いている」というところが彼ららしいなあと思いました。派手な感じではなくて、穏やかにやさしいテンションでスタート。
聖恵ちゃんのいい声は相変わらず。大好きな歌声のひとつです。


・2曲目に急激にテンションがアップするイントロ。言わずと知れためざましテレビのテーマ曲になったあの曲です。
始まる前にカウントダウンみたいな画面と音が延々流れるのですが、1曲目と違い、ものすごくド派手な演出。レーザーが乱れ飛んでかっこよかったです。歌が始まる直前にどっかーんと特効。
派手で華やかでみずみずしい・・・こういう曲と珠玉のバラードがどっちも楽しめるのがいきものがかりさんのライブの素敵なところだと思います。
そしてアルバムであらためて聴いてみると、歌詞がものすごく凝ってます。

まんまるくて いたいけな
わからずやの感性(こころ) 呼び覚ませ

とか

かがやくのは まぼろしで
さがしものは現実(ここ)でみつけるよ YEAH YEAH

とか。
そしてなんたって

「世界よ 変われ」
「世界を 変える」

ですよ!!
小田さん、桑田さん、ミスチル、大御所が続いているめざましテレビの主題歌ですが、いきものがかりさんは朝の新しい風を運んできた方々だったのかもしれないなあと思いました。


・夏コイでは3人みんなの声が聴けたのですが、この歌、かわいくてとっても好き。
前にも書いたような気がするけど、いきものがかりの男子ふたりももっと歌えばいいのにと思います。ふたりともとっても癖のない素直でまっすぐないい声です。この歌を聴きながら、ちょっと前の日記にも書いたけど、わたしはわたしの周りの10代20代30代のステキ男子、女子たちのことを思い浮かべていて、彼、彼女たちにもいっぱいしあわせが訪れますように・・・と、気がつけば胸の前で手を交差しちゃって乙女な気分で聴いてました(笑)


・「歩いていこう」は心が鷲掴みになった最初の曲でした。聖恵ちゃんのまっすぐな歌声が余すところなく堪能できます。
この曲や「帰りたくなったよ」「会いにゆくよ」「地球」など、バラードの時の彼女の声は夕焼けバックがよく似合う気がします。そういえば彼女の歌に水野くんのギターに山下くんのブルースハープ
路上から始まった彼らの歴史もあるのでしょうけれど、この組み合わせで音が薄くなった時の雰囲気がやっぱり一番好き。
力がある歌声に絶妙に絡むブルースハープの暖かい音色。心が浄化されていくような気がして、ぐいぐいハートが引っ張られました。


・「コイスルオトメ」もまたバクステで歌われたのですが、切々と歌われたこの曲もすごくすごく素敵でした。心がぎゅーっと掴まれました。水野くんと山下くんのギターの音も素敵だったし、山下くんのブルースハーブにも心を掴まれました。
この曲は聖恵ちゃんの歌唱力を存分に堪能できた気がしました。
途中彼女を見ていて「君に届け」の「爽子」を思い出しました。爽子はもっと生真面目な感じだけど、髪型とか我が道をちゃんと持っていて、流されないふうなところとか、イメージ的には聖恵ちゃんも爽子に近いような感じがしましたよ。


・アルバムNEWTRALでわたしが一番好きな曲「おやすみ」が生で聴けて本当にうれしかったです。
オルゴールのようなとっても薄い音をバックに、歌声だけがとってもやさしく暖かく、そしてそんなに強い声じゃないのに表現がなぜかとっても力強く響きます。
かわいらしいのに、とっても包容力があって、とっても励まされる。がんばろうと思う。助けてくれてありがとう。わたしも誰かを助けてあげたい・・・と素直に思える。胸がキュンキュンしました。生で聴いてますます好きになった1曲でした。


・「恋詩」はホーン隊炸裂の彼らの曲の中ではちょっと異彩を放っている感じの曲ですが、これはクセになる感じです。
ものすごくライブ映えする曲なので、今後は恒例になるかも!?
アルバムを聴いていて、ちょっとルパンっぽいアレンジ?と言ったらアネが笑ってました。そうきたかって(笑)
KinKiファンにわかりやすく言うと、99%LIBERTY風味な感じ。
聖恵ちゃんの声がいつになく強くてピーンと張ってる感じ。この曲もすごく好きなので生で聴けてうれしかったです。


・バックスクリーンがものすごく凝っていて、やさしい絵本のようなストーリー性のあるものや、立体的にこちらに迫ってくる画像やら、見ていてとても楽しかったです。鳩やハートが乱れ飛んだり、音符が跳ねたり、少女漫画の一シーンみたいな映像が似合うのはいきものがかりさんくらいじゃないかな。
それがまた全然イヤミじゃないし、女子の反感を買いそうな感じでもないのは、多分聖恵ちゃんという人がMCでも女を前面に出した女子ではなくて、さっぱりあっさりしているからじゃないかな。多分わたしが大好きな二人組も彼女には拒否反応がなさそうな気がします(笑)
途中メンバー紹介のところで、聖恵ちゃんが青江三奈さんの伊勢佐木町ブルースのあの印象的な喘ぎ声から入るイントロを歌ったのですが、照れることも悪びれることもなくノリノリで歌っていて大爆笑。こういう子だから老若男女問わず人気なんだろうなあと思いました。
このメンバー紹介の時のホーン隊やストリングスのお遊びは恒例になっていて、ご当地ソングを演奏したのですが、だんだんみなさんノリノリになってきて、練習したり譜面を起こしたりしているそうですよん。
ちなみにこの日は横浜アリーナだったので、「伊勢佐木町ブルース」とか「ブルーライト横浜」とか演ってました。とってもいい音でしたよん。


・「ブルーバード」からの流れはひたすらに大盛り上り。
しっとりとしたバラードも好きだけど、タオルを回して大興奮的な曲、一緒に振り付けをしたり、一緒に歌ったりノリノリで身体を揺すったりできる曲もいっぱいあるのが彼らの魅力的なところです。
個人的にものすごく好きだったブルーバードが聴けたのはとってもうれしかったです。前にうちの生徒がこの曲にチャレンジしたのをきっかけにピアノとの距離をぐっと縮めて、首の皮一枚でつながっていたピアノのレッスンをもう絶対にやめようとは思わない!!と言うまでになった記念の曲でもあって、すごく親しみがある曲です(笑)青い鳥たちがバサーっとこっちに向かって羽ばたいてなんだかそのビジョンにも感動してしまいました。
聖恵ちゃんが気持ち良さそうに、何回転もくるくるとその場で回ったりはねたりして、そのまんま歌に入ってもちっとも音程がヘンになったり、息が切れたりしてないのを見て「すごいなあ」「若さだなあ」と思いました(笑)
じょいふるでは、「joyとjoyとjoyとPOPなベイベー♪」「joyとjoyとjoyとハッピーなピイポー♪」のところがちゃんと字幕付きでスクリーンに出ていて、ここはみんなで参加できてものすごく盛り上がりました。
途中PPになったりffになったり、みんなでそんなこともやるのがとっても楽しいです。
みなさんタオルをくるくる回してとっても楽しそうでしたよん。
「KISS KISS BANG BANG」「KIRA★KIRA★TRAIN」「気まぐれロマンティック」のあたりはもうザ青春!って感じのかわいらしい曲満載。
ひたすらにはしゃいじゃって楽しかったです。え〜っ!?その年で?・・・いえいえ。その瞬間は年齢も性別も関係なく(笑)小学生から昔少年少女たちまで、みんな本当に楽しそう。紅潮した頬がほころんで、その空気を察したいきものがかりさんたちもとってもしあわせそうで、会場の雰囲気ごと最高な場面が多数ありました。
「Chu Chu Chu Chu Chu」なんて歌っても、BANG!なんてかわいく手でピストルを作って撃っても(笑)ドン引いたりせず、へんだ!なんて反発を感じることもなく、恥ずかしくなって照れたりもせずに聴けるのは聖恵ちゃんのお人柄な気がします。ふっつーに素直にかわいい(はあと)と思いましたのことよ。
ちなみにこのあたりのナンバーでわたしが一番好きなのは気まぐれロマンティックかな。すごくかわいい振り付けが付いてるのですが、これがとってもむずかしいの。いつも真似しようとして全然うまくできない感じなのですが、それもまた楽し。しあわせな雰囲気酔い、してました(笑)


・ラストの「会いにいくよ」はたくさんの言葉を使って語ろうとした水野くんが、一旦語りかけて「やめたやめた」と途中でストップ。あえて多くを語るまいという感じで「僕らの気持ち」と言ってました。

会いに会いに会いにいくよ たいせつな君のところへ
言葉にするのは上手じゃないから 精一杯を歌に託して

というのは彼らの素直な思いなんだろうなあというのがとってもストレートに伝わってきて、胸がキュンキュンしました。
(余談ですけど、そうよ、いっつもいっつも遠くに呼ぶばかりじゃなくて、たまには関東でも会いに来てよ!!・・・と某本命アーチストのことを思い浮かべて勝手に瞬間的に沸騰したことはヒミツです・・・思いっきり言ってるけど、笑)
この曲はライブで聴いてますます好きになった1曲です。


長い長いMCは、ゆるキャラの話、横浜アリーナは海老名に住んでいる彼らにとっては地元の大きなアリーナクラスのホールなので、とってもあこがれだったこと。そのあこがれの横アリで4日間もでき、しかも超満員に観客が入っているしあわせ・・・みたいなトークもありつつ。
そうそう。この日は特に水野氏の自虐ネタからの、応援ムードで盛り上がる会場。
水野くんはよくネットで自分たちを検索して見ているそうですよ。
どうして「水野くんは顔色が悪いのでしょうか?」なんて教えてGgooに書かれていたのを見たのだそうです。そしてベストアンサーが「そういう顔なのでしょう」だったそうで、ちょっとがっかりした(笑)な〜んて話もしてました。
客席からもずいぶんたくさん声が掛かり、MCにカットインしてきたり、曲中も大盛り上がりで手拍子がたくさん来たり、そのたび、わざわざ言葉に出して「うれしいうれしい!」と喜んでる彼らを見ていたらほんとにほっこり。よかったね〜メジャーになって。横アリでできてよかったね!!・・・と素直にそう思いました。
実力派の彼らだから、これからもたくさんの歌を作り、歌い、みんなを楽しませてくれることと思いますが、また遊びに行きたいな。彼らの世界に癒されたいな・・・そんなことを思いつつ帰ってきました。
ほんとにほんとに楽しいステージをありがとう。誘ってくれたそらちゃんにもほんとに感謝です!また遊ぼーね。