ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 天川旅行記 その3

旅館の入口でスリッパに履き替えて大階段を3階まで上がって荷物を置いて2階の特設お食事部屋へ。
2階には食事するためだけにしつらえた個室がずら〜っと並んでいて、長い廊下の端っこに我が家の食事の部屋がありました。ふすまを挟んで向こう側には多分ちびっこがいるのでしょう。ぱたぱたぱたとちいさな足音と、やわらかな関西弁でおかあさんがおちびさんを呼ぶ声。完全な静寂じゃないのもなんだかいいなぁと思いました。
わりと広々とした畳の部屋でオットと向かい合ってふたりで食事をするのはなんだかヘンな感じです。子どもたちも一緒に来れたらよかったのにね〜とお約束の会話をしていたあたりで仲居さんが登場。
びっくりするほどたくさんの御膳を運んで来られたので「え〜!?」っと目を見張っていたら、「みなさん驚かれますけどね。きっと全部食べられますよ」とにっこり。何やら予言めいた感じにおっしゃるので「イヤイヤイヤムリでしょう…」などと半信半疑のわたしたち(笑)
たとえばこれ。

イワナのお刺身です。
川魚のお刺身は初めてで、ドキドキしながら口に運んだのですが、びっくりするほどおいしかったです。全然臭みもなくて鯛かなんかのお刺身みたいな味でした。

そしてこれは煮麺ですが、くずでとじてあるそうで、とろんとしていてそれはそれはおいしかったです。
あれ?わりとさっぱり系だし、そんなに重たくないのでは?とお思いのアナタ!

これですよ!これ。
自分で煮炊きするお肉料理だけで2種類。牛肉のしゃぶしゃぶと鶏肉の焼き肉がついていて、これらは「早く!早く!と火にせき立てられて、あっという間に食べてしまいます。絶品です。
その他に煮物でしょ、茶碗蒸しでしょ、お豆腐でしょ。もうダメ〜と思っていたら、てんぷらとごはんとデザートがきてとどめを刺されてしまいました(笑)
そしていつの間にか、ほぼからっぽな二人分の食卓。
これが全部お腹に入ったかと思うと恐ろしいですが、このお食事は隅々まで本当においしかったことを書いておきます。
この食事だけでも十分オススメの宿です。
お部屋に帰ってみると、ちょうど若いスタッフさんがお布団を敷いてくださっていて、そのあとはテレビを見たり諸々の携帯器具の充電をしたり。
オットがなぜか中居くんがキスマイに仕掛けたドッキリのテレビを見ていて(笑)ちらちらと見ながらわたしはふたたび温泉へ。
露天風呂もあって気持ちよかったです。お天気だったら満点の星とか見れたのかしら。天川というくらいだからきっと星が綺麗なんだろうなあと思います。
今度はアネやオトートも一緒に夏に来れたらいいなぁ。お金貯めよ(笑)
そして散々お昼ねした癖に山の夜は早いです。パタパタとにぎやかに足音が聞こえていた隣のお部屋のちびっこも9時過ぎには寝静まり(笑)わたしたちも11時の声も待てずに眠くなってしまいました(笑)
翌朝は早起きしてごはんの前に天川神社に行こうということで、食事の時間は8時にしてもらってあります。
5時半にめざましを掛けて就寝です。
この時間にしたのはまったくの偶然なのですが、このことが幸いして、翌朝滅多に体験できない貴重な体験をさせていただくことになるのです。
この話は次のエントリーでまた。