ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

Nijiの詩 続き

(仙台日記は下へ下へとスクロールしてくださいね。)
これは8月1日に書いた日記の続きです。
なんともうちょっとで一ヶ月というロングパスになってしまいました。すみませぬ。
リクエストをいただいてたケリー中毒さま。どうぞご覧くださいね。
かなり直感的な方向へ偏った感じのふざけた文章ですけど、結構本気で書きました(笑)
やっと旅行から帰ってきてNijiの詩の不思議なPVを見ました。
青いきれいな海と緑の映像から森に切り替わって、雨が降って里に虹。
そして海に潜る福島出身のカメラマン。
最初は水面がキラキラと太陽を反射して美しいのですが、だんだんに深く潜ってゆき、視界が暗くなる。
美しい生命の源としての海というイメージの海ではなくて、魚も見えない光がほとんど射さない暗い海。深海なのかな?
ナショナルジオグラフィックの記録動画みたいな淡々とした映像。
どこまでも進む。進んでも進んでもあまり変化のない海の中の景色。ライトが当たったところだけ海藻が揺れる。
この景色と一見不似合いな澄んだ声の音色。のびやかな歌声。
哀音を〜からの対旋律的に流れているわりと太い感じの音色を鳴らしている楽器は何?
つよしさんの声とは対照的な生命力にあふれたような音。これまたのびやかなのですが力強くて図太い感じの音。
それからドラムの音がものすごく特徴的な気がします。これは何風なんだろう?ボレロちっくな気もするし、もっとうまく表現できる何かの形であるような気もします。
次第に歌の方に心を取られながら、水の中を探索しているような気分で目を凝らしていたら、プツっと唐突に切れた(笑)
あぁ、もうちょっとだけ見たかったのに〜という感じ。
このよくわからないけど、言いたいであろう何かを探して目を、耳を凝らす感じ、嫌いじゃないです。むしろ好き。
なんでもかんでも誰にでもわかりやすい形で提供されて当たり前という文化は画一的でつまらない。
なんでも想像の余地がある方が好き。
ジャケットも水をテーマにしているとラジオで語っていたし、人間は水でできているとも話していたから、この辺りにもヒントがあるのかしら?
それにしてもこの切り方ってば(笑)
「もしやなんかサブリミナルとか隠れてるんじゃないの?」とアネ。
「たとえばCD買いたくなるような何かとか?」「くーさんとか?」と乗っかる母(笑)
そんな風にアネとふたりで画面をのぞきこんでみました(笑)
表題曲「Nijiの詩」に関しては、やっと今になってわたしの中でちゃんとピントが合ってきました。
最初十人十色の奈良ライブで聴いたときは、正直いっぺんで大好きに…という感じではなくて、いまひとつピンと来なかったのです。初聴きでは最も印象に残った箇所はイントロだったくらいです(笑)
先週のラジオで久しぶりに聴いた時もまだ、癒し系の美しい声の音色や表現ののびやかさに癒されつつも、まだ好きかどうかはよくわからない感じもあったのです。
それがラジオ音源を何度も何度も聴いていたら、きのう突然ぴったりとピンとが合ったように感じました。
しみじみといい曲。この曲を今シングルにして切りたかった意味が少しずつわかってきました。
時間がかかった分長く楽しめる予感。もうすぐ来るフルで聴ける日も、ライブで次に聴く機会もとてもとても楽しみです。
わたしのように「まだピンとこない!」という方がいらしたら、もうちょっと聞いてみることをオススメします。意外とイメージがある日突然にガラっと変わるかもです。
職業柄最後にはどんな種類の音楽とも仲良くなれるという自負がありますし、近づいて行こうという努力は惜しみません。
初聴きから終始ど真ん中のタイプの曲もたまにはありますが、すっごくいい曲なのだけれども意外と飽きがくるのも早いもの、あとから味が出てくるもの、繰り返し触れてゆくうちにどんどん印象が変わり相互理解が深まってゆくもの(笑)さまざまあって、この曲は多分最も後者です。究極のスルメソングかも?と思い始めています。
ライブでは『哀音を唱えろ 今』という歌詞が妙に心に残りました。
キャンディーはキャンが高くてディーが低い感じの方が座りがいいけど、あえてディーを上げる感じにしたのは曲が先に来たからなのか、意味があるのか?とか…
「傷の中でも愛せる傷ってあるよね」というラジオで聴いたキーワード。
確かに歌声があまりにもやさしくてせつなくて、傷ついた心をやさしく包み込まれるような、安全な繭の中でまどろんでいるような、そんな感じもします。
そんな風に今のところはまだ、ものすご〜く散漫にいろいろなことを思いながら聞いています。
彼の歌は全部歌詞を知ってから聞くとまたイメージが変わるし、なんせまだフルでかかったわけではないから…ちゃんと完璧に歌詞カードを見ながら聞ける日がとても楽しみです。
更にdwangoのサイトををちょっとだけのぞいてみようと訪れたら、やっぱり誘惑に勝てるはずもなく全部ダウンロードしちゃったし(笑)
それにしてもジャケットの凄いことったら!!
なんせ携帯サイトなので、細かいところがちゃんと見えないのがもどかしいですが、早くジャケットを全部穴があくほど眺めたいです。
「technologia-意思」に関しては、歌声に絡みつくようなホーン(トロンボーンかな?)の音色とのコラポレーションに撃沈しました。
technologiaという言葉の意味を見て、ものすご〜く検証したいことがあるのですが、これはあえてCDが出てからにしよう(笑)
理屈は今のところ抜きにして、わたし多分これ、ど真ん中の予感。
着うたなのでほんのちょっとだけのフレーズですが、ジャジーだしオトナな香りがしてとっても好きかも。
カケタ オイカケタ」はまったくどんな曲かわからないまま、なんとなくですが自分的最も期待度の高い曲だったのですが、着うたで聴いて更にワクワク。
早口なつよしさんのはっきりとした滑舌の歌が大好きなので、短いフレーズの中にそれが何度も出てきてうれしいな。
聞き間違いでなければ「カケタ ユウヒ(夕陽?)オイカケタ」なのですね。
着うた後半のこのあたりのリズムがめっちゃ好き。これきっと大好きになる予感。
「寧日」は5度上へ飛ぶメロディーが連続するファルセットぎりぎりの魅惑の歌声にとっても惹かれます。これ、音程が確かな人じゃなきゃ絶対に歌えない曲という気がします。
曲として成り立たなくなっちゃうよ!!(笑)
記憶違いでなければ、今世の中に出すにはキャッチー過ぎる曲とかレポで読んだ気がする曲ですが、あの短いフレーズでもキャッチーな期待が高まります。
だからこそ、たった一度きりしか披露されていないのにあちこちで「あの曲がもう一度聴きたい」と言わしめる曲なのだと思うし、こんなに時間が過ぎて尚世の中に出ることになったのだと思います。
わたしの中のイメージとしてはちょっと故意風味な感じなのですが、全部聴いたらどんな風に思うんだろう!?(笑)
「月-ツク(inst) 」
rainの時にSONGSで楽譜を見たら、えらくスリリングだったことを思い出します(笑)
ピアノの初見演奏にはかなり自信がある方だと自負しているのですが、予想もしない展開や変拍子に、さほど難易度が高いというほどでもなかったのに、かじりつくようにして弾いた覚えがあります。
この自由さが彼のピアノの最大の武器でもあるような気がして…習わない方がいい…とプロにアドバイスされるというのがなんとなくわかる気がします。
もっと楽に弾く方法とか、手首の位置とか(まだ言うか、笑)ほんのちょっとしたコツを耳元で囁いてみたい気もしますが(笑)ある日突然自分で掴んじゃいそうな感じがします。そういう勘がものすご〜くいい気がします。
ちらっと聴いた限りこの曲もとっても自由な曲だという予感。これを自分で聴音して楽譜に起こそうとするとかなり難易度が高いかも!?
月というよりも水なイメージが沸いたのは、彼の音楽がいつも「水寄り」にできているからなのかな?
な〜んていう…
思いつくままに書いた超いい加減な右脳系感想になっちゃいましたが、CDが発売になったら、もうちょっと真面目にアナリーゼしてちゃんとバランスよく書きたいです(笑)