ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 とまどいながら

今朝うちに来た中学1年生の生徒が、ツェルニーソナチネも終わった後で最後に持ってきた楽譜が嵐の「とまどいながら」でした。
これらが載っている嵐の楽譜集は、彼女が自分で買いました。
レベルを見て買った本ではないので、今の彼女が弾くにはちょっとむずかしいのですが、なんせ好きな人たちの曲ですから。他のクラシックの曲をちゃんと練習するという約束で取り組んで、とってもがんばっています。
今日のレッスンで聴いたこの曲は明らかに先週とは比べ物にならないくらい上手になっていてびっくりしました。
嵐っぽいというよりも、自分なりの「とまどいながら」になっていて、迷いながらも一生懸命に歩いている中1の女の子の心境がよく表れているような気がしたのです。
技術的な向上もさることながら、その瞬間にしか出せない音、表現があるんだなぁと実感したというわけです。
「上手に弾けたね〜感動しちゃった〜。」と言ったら、なんだか不安なことが多いから、よけいなことばっかり考えちゃうけど、ピアノを弾いている時だけは他のことを忘れて夢中になれるし、弾いているとパワーがみなぎってくる感じがする…なんて言ってました。
そういえばこの曲、あらためてじっくり聴いてみたらほんといい曲だなぁなんて思って、作詩作曲編曲者を見たら、オオヤギヒロオ氏の手なる曲でした。納得!!
中学2年生の担任をやってらっしゃるオトナの生徒さんは、今やっている曲が終わったら、昨年SMAPがCMで歌ったりもした「旅立ちの日に」の伴奏を弾けるようになりたいとおっしゃっていて、彼女はもうベテラン中のベテランの域に入る先生ですが、ご自分の伴奏で生徒たちと一緒にこの歌を弾き歌いするのが夢とおっしゃっていました。
こういう世の中だから「何も音楽を今やらんでも、他にやらなきゃならないことはいくらでもあるでしょ!?」という考え方もあるかもですが、「こういう世の中だからこそ、音楽が必要」な気もして…
わたしも「とまどいながら」も行けるところまでは行きたいです。
続きは拍手コメントレスです。
Hさま。拍手コメントありがとうございました。お馴染みの方にいただいた拍手コメントになんだかとってもホッとしましたし、とてもうれしかったです。
節約は大変ですが、慣れてくると結構それがあたりまえになってきますね。我が家も今までがずいぶんいい加減だったことに気がついて、みんなコマメに電気を消したり暖房を消したりしています。
Mステ、よかったですね〜。お陰さまで一緒のタイミングで見ることができましたよ!今この歌が聴けたことをとてもしあわせに思いました。