ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ありがたいことに…

計画停電も始まるし、仕事が激減したらどうしよう。わたしはしなかったレッスン分のお月謝はいかなる理由があってももらわないという主義でずっとやってきているので、となると収入もなくなるかも!?と心配していたのですが、蓋を開けてみたらなぜかとても忙しい…むしろいつもよりもずっと忙しいという事態になっています。
お仕事的にはありがたいことです。
まず、第一に地震があった影響でいつ停電にならないとも限らないので、生徒が学校から帰って来るやいなや「行けるうちに行きたいのですが、この時間は空いてますか?」と次々問い合わせがやってきます。
さらに週明け月曜日から今日までは、私立の小学校に通っている生徒が通学できず休校ということで、毎日午前中からちびっこたちが来ています。
バレーの発表会だ、学校祭だ、インフルエンザだノロウイルスだ…とここのところお休みがちで、あちこち振替がたまっていたし、このタイミングに休校になったので一気に振替ができました。
合わせて某私立高校の生徒も、このあたりでは珍しく地震の影響で学校の講堂に段差ができたとのことでやっぱり休校中なので、毎日楽典やピアノのレッスンに来ています。
日ごろは「私立っていいと思うでしょ?でも電車で通うの大変だしさ、友達と遊ぶのも大変だし、休みの方がずっと好き〜」と言っていた私立組の生徒たちも休校が長引くとそろそろ疲れの色が濃くなっているのが感じられます。
「あんまり学校は好きじゃないと思ってたけど、やっぱり学校で友達と文句を言いながらもワイワイやっていた方がずっといい」と言ってました(笑)
というわけで、彼女たちとはなるべく発散できるようなレッスンをしています。
歌ったりリズム遊びをしたり、ガーン!とffで弾きまくれる曲を連弾したりしています(笑)
一方で地元の小中学校はいつも通りだそう。
給食はさすがにむずかしいので、お弁当持ち。何かあったらすぐに下校になる可能性もある…ということでスタートしたそうですが、今のところ地震以来一日の休みもなく登校しているそうですし、短縮にもならずちゃんと6時間授業を受けて帰ってくるそうです。
たまたま買い物の帰りなどに校庭の前を通ると、大声で笑いあいながら走り回る子どもたち、大人数でドッチボールをする姿に出会ったりして、もちろん不安だったり大変だったりすることもいろいろあるのでしょうけれども、やっぱり子どもたちにとって学校は勉強だけの場所ではなく、社会の一員としての生活の場所、発散する場所としても大切な場所なんだろうな〜と実感しました。
(もちろん誰もがそうあるべきだと言っているのではありませんので誤解なきよう。)
彼女たちを見ていると、休校中の生徒たちも早く学校が始まるといいなぁなんて思います。
今日はたまたま地元の公立の小学校も開校記念日で、朝から今までに5人のレッスンが終わりました。
3時20分から停電の予定だったのですが、今日は停電はないのかな?

とここまで書いたら、突然バチーン!と電源が落ちたので、計画停電終了後、7時間後に、気を取り直して再度続きを書いています(笑)
今日の停電は3時半過ぎからだったので、しばらくは布団に入って有意義に過ごすべく本を読んでいたのですが、気がついたら寝てました(笑)もったいない時間の過ごし方をしてしまいました。
目が覚めたらやっぱり真っ暗になっていて、6時過ぎだったのですが慌ててキッチンへ降りていって、あまりにも寒いのでお湯を沸かしてお茶にしました。

ここで役に立ったのがFamilyなペンライト!!お友達がお子さんに持たせていたと聞いたので、我が家でも出してきたらことのほか明るくて大好評でしたよ。停電の中でこのオレンジのやわらかく灯るライトにとても励まされました。
当然ながら脳内BGMは『つよい光さ〜♪』部分がエンドレス(笑)
これ、オススメです。
ちなみに二日間の停電を経験してみた限りにおいて、とりあえずわかったのはこのくらいの間の停電なら冷蔵庫の中身にまったく支障がないということです。
冷蔵庫の牛乳もヨーグルトもいつも通り冷たかったですし、冷凍庫の中のものはカチカチのままでした。我が家では保冷剤を入れたりというようなことは何もしていないのですが、大丈夫でした。
そして暖房便座が切れたトイレの冷たいこと(笑)
暖房便座にした10年くらい前に、トイレカバーは卒業ということで処分してしまっていたのですが、この停電を期にまた買ってこようと思い始めています。
冷たいということを忘れて座った瞬間の衝撃ったら…想像を絶します(笑)
我が家は水道やガス台のガスは使えるのですが、小さい頃から使っている、そろそろ捨てようかな?と思っていた1Lの保温のできる水筒を出してきて、それに朝紅茶をいっぱいにして入れておいたら、さっきまで結構暖かいままで飲めました。
停電中に身体を温めるのにもよかったです。まだまだ使えると思った30年以上前の水筒さんでありました(笑)
続きを読むからは、生徒たちが語った計画停電エピソード。
なにかと不便なことや不安なことも多いですが、ちびっこたちと会っていろいろ話したり笑ったりしていると疲れも吹っ飛びます。自然と笑顔になれるって素敵なこと。子どもたちの未来に幸多かれと祈ります。
停電エピソード編
停電どうだった?の答え
・あのね、「もう今日はきっと停電来ないね〜」ってことになってしゃぶしゃぶをしていたところだったの。突然電気消えちゃったから真っ暗の中でしゃぶしゃぶしたよ。
「ママとパパが闇しゃぶしゃぶだってバカみたいに(笑)はしゃいでた!」とMちゃん。

・なんにもすることがないから、おばあちゃんとおじいちゃんとおとうさんとおかあさんとおねえちゃんと、みんなで歌のしりとりをしたの。超楽しかった。停電は夜がいいな〜家族みんなで遊べるから。(これは3年生のMちゃんち)

・まっくらの中で家族全員が紙を一枚ずつ持ってまっくらお絵かきをしたよ。電気がついてから見たらみんなめちゃくちゃで超おもしろかった。(2年生のAちゃん)
でもね、パパは途中で声がしなくなってね、気がついたら寝てたみたい(笑)

・あのね、まわり中電気が消えてるのに、なんでかうちだけ停電しなかったの。一瞬うれしかったけど、途中からなんだか節電に協力的じゃない家みたいに見えないかって思ってイヤだったの。哀しい(いやいや、それはただのラッキー、笑)(Yちゃん)

・お外に出てみたら「外が白かったんだよ〜」って言ってた子もいました。曇り空だったけど薄明るかったってことかしらん(笑)

・学校休みでつまらなかったから、昼寝したら昼寝している間に停電が始まって、起きたらとっくに終わってた。(どれだけ寝てたの、笑)

うちの生徒たちの多くは夜停電したことによって、日ごろはあまりできない「家族で過ごす」ということを結構楽しんだみたいでした。
夜だと暗いから動きが取れないし、テレビを見ることも本を読むこともパソコンもできないから…小さい子のいるうちは小さい子と遊んであげる時間にあてたり、同じ部屋に全員が集まってキャンプ気分を味わったりしたみたいです。
来る生徒来る生徒が大興奮で語るのがなんとも不思議おもしろかったです。